「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年11月20日木曜日

恐ろしいツキノワグマ                   Scary black bear

この所世間を騒がしているクマのツキノワグマをズーラシアの日本の山里で見た。東丹沢山麓で見たように真っ黒で、しかも毛並みはツヤツヤしていて体調が良いようだった。今夏に釧路動物園でヒグマを見てきたので、一回りも二回りも小さく感じた。飼育されている野生動物に特徴的な行動をしていた。同じ個所を歩き回るのだ。背を向けて寝込んでいるような姿を見たり、同じ行動を繰り返す動物の姿を動物園で見るのはやはり悲しい。このようなフラストレーションが溜まっているような行動をする動物は単独で飼育されている動物に多い感じがするが、、、、。あるいは、ヒトの目から隠れる事ができるような場を作る方が良いだろう。ぼくら入園者は動物を見られないが、野生動物はそんなものだ。山を歩いていても野生動物に出くわす事は非常に少ない。動物たちが恐ろしい人から隠れるのだ。
が、50年前と違って最近の日本の野生のクマ、シカ、カモシカ、サルは堂々と姿を見せる。ヒトを怖がらないのだ。それは幾つかの要因が考えられる。
図1.ちょっと恐ろし気なツキノワグマUrsus thibetanus

山茶花が満開                                Sazanka flowers are full blooming

 昨日、腰・尻・足の調子が良いので、午後から散歩に出た。が、歩き始めた途端腰・尻から左足に違和感を覚える。でも、神社までは行って戻ろうと思った。が、2礼2拍1礼をすると、せっかくここまで来たのだから引地川沿いまで行った。途中の大きな家の庭の山茶花が満開だった。腰・尻・左足の重苦しさがずーと続き、腰部脊柱管狭窄症の事を考えながら歩いた。ソメイヨシノの葉が真っ赤に染まったソメイヨシノの葉が地面に落ちていたので、拾って帰ってきた。

図1.サザンカが満開
拾ってきた紅葉を本の間に挟み栞とした。帰宅後も腰・尻が重苦しさが続いた。57分で5228歩であった。椅子に座りながら相撲を見ながら膝抱えをしていたら、腰・尻の重苦しさが軽くなった。筋肉の問題なのだ。
今朝、本に挟んだ紅葉を思い出し、出して撮った。葉の広さがこんなに違う(図2)。
図2.ソメイヨシノ赤く染まった葉

2025年11月19日水曜日

シマウマの頭骨                         Zebra's skull in Yokohama Zoorashia

ズーラシアのオカピ放飼場の横にオカピ、シマウマ、キリンの頭骨が並べられていた事は前回話した。シマウマとウマの頭骨は殆ど見分けがつかない。
図1.シマウマEquus burchellii boehmiの頭骨
このシマウマの頭骨には犬歯が見当たらないが、展示する前に紛失したのだろう。ウマ属Equusの頭骨には犬歯があるEquus caballus(ウマ)。それにしてもシマウマの頭骨は大きい。展示でいつも思うのは大きさを示すスケールを置いてもらいたいものだ。

2025年11月18日火曜日

オカピに会いにズーラシアへ                              To Zoorashia in order to see Okapi

昨日は、妹がオカピとサイを見たいと云うのでズーラシアに行った。鶴ヶ峰駅からバスで行った。アジアの熱帯林の動物たちを見てからオセアニアの動物を見、オージヒルのレストランで昼食を食べ、日本の動物たちを見て、アマゾンの密林へ向かった。もう疲れ果てて座りたい気分だったが、アフリカの動物たちはもうすぐだ。ようやくオカピに会えた(図1)。シマウマのような足や顔をしているがキリンの仲間のようだ。頭骨を見ると角がある(図2)。オカピの♂には角が生えるようだ。頭骨の角はカモシカの角のように見える。この透明ケースにはオカピとシマウマ、キリン(図3)の頭骨が並べられている。が、透明ケースが光が反射して非常に見づらい。オカピの頭骨はカモシカに似ていて、キリンの頭骨は角の形状や口吻の長さからも違う。ケース越しだと見えにくい。
図1.オカピOkapia johnstoni
図2.オカピ♂の頭骨
図3.キリンの頭骨Giraffa camelopardalis







 



2025年11月17日月曜日

東京都美術館へ To Tokyo Metropolitan Art Museum

 昨日は、上野駅公園口前で釧路から出てきた妹と待ち合わせた。東京都美術館で開かれているゴッホ展を見るためだ。休日は予約していないと入れないようなのでネットで購入。連れ合いはコンビニに購入。

上野駅公園口前はものすご人だかりで動物園の方まで人、ひと、ヒト、親子連れ、外国からの観光客のグループ、友人同士と思われるグループで溢れている(図1)。大きな木々の葉が色づき綺麗だ。大通りの中央には左右を分けるように鉢植の花のスタンドも綺麗だ(図2)。このような鉢植の花のアレンジはヨーロッパの街路にある。ようやく日本でも同じような飾り方が行われるようになったようだ。

図1.公園案内前の人々
図2.道の中央の目の高さに配置された大きなベコニアの花

科学博物館の方から林の中の道を突っ切ったので、東京都美術館の裏に出てしまった。表に回る(図3)。ここも人が多い。
図3.東京都美術館の正門
正門を真っ直ぐ言って、階段を下り、館内に入る。2時から入場できるチケットを持った人たちがまた並んでいる(図4)。
図4.会場に入るために並ぶ2列だ
ゴッホ展であったが、同時代の画家の絵の方が多く、多くの人たちが入場しているため、絵の1メートル近くまで行って見る事は叶わなかった。絵の近くで見ている人たち列の流れがほとんどないため、いつも2,3メートル離れたところからの観賞であった。人込みのせいか暑く、コートを脱ぎ、ゆっくりした歩みの中なかで腰が重苦しくなり、1時間もしないで切り上げて、ソファーに座って連れ合いや妹を30分以上待っていると、前のエスカレーターから降りてきた。
外へ出ると気持ちの良い青空があった(図5)。
図5.緑と秋の葉の対照

2025年11月16日日曜日

偶蹄類の脳頭蓋の割合                            The proportion of Cranial Bones in Artiodactyla

 偶蹄類の頭骨の上からみた脳頭蓋の大きさの割合をイノシシ、カモシカ、シカで比べた(図1)。イノシシが他の2種に比べると脳頭蓋の割合が顔面頭蓋より少ないかな?っと思えるが3種ともほぼ頭骨の半分くらいが脳頭蓋である。ニホンザルでは2/3~3/4、タヌキでは3/4、ノウサギでは1/2以下だった。因みに野生のイノシシとブタとの雑種の猪豚はイノシシに比べて脳頭蓋の割合が多くなっている(図2)。


図1.イノシシSus scrofa(左)、カモシカCapricornis crispus(中)、シカCervus nippon(右)の脳頭蓋の割合
赤線より後方が脳頭蓋
図2.イノブタSus sp.の脳頭蓋の割合
イノシシの方がイノブタよりも顔面頭蓋が脳頭蓋より大きいのは、食物を摂取するのに視覚より、嗅覚に頼り、しかも地中に存在する節足動物や根茎類を探して食べ、さらにそれらを噛み砕くための臼歯が発達したために顔面頭蓋の口吻部(上顎骨、前顎骨、鼻骨)が伸びたためと考えられる。

2025年11月15日土曜日

ニホンザル、タヌキ、ノウサギの脳頭蓋の比較                    Comparison of Cranial Bones in Japanese Macaque, Racoon dog, and hare

 頭骨には顔面頭蓋と脳頭蓋と名付けられている骨がある。顔面頭蓋は鼻骨、前顎骨、上顎骨や前頭骨の頬骨突起より前の骨であり、脳頭蓋は前頭骨の頬骨突起より後ろの骨と頭頂骨、後頭骨と側頭骨の脳幹部分である。

図1.ニホンザル♂の顔面頭蓋と脳頭蓋
大脳や小脳が納まる脳頭蓋は図1で引いた赤線より後ろ(下)の部分である。上からみた頭蓋骨全体の大きさの割合では脳頭蓋は2/3から3/4に当たる。しかし、タヌキの頭骨を同じ上から見ると(図2)、タヌキの脳頭蓋は全体の3/4くらいにあたる。
図2.タヌキの顔面頭蓋と脳頭蓋
さらに、ノウサギの場合は(図3)、脳頭蓋の大きさは1/2からそれ以下だ。
図3.ノウサギの顔面頭蓋と脳頭蓋
頭骨の中で脳容積が占める部分の骨の割合は、ニホンザル→タヌキ→ノウサギの順となる。これは、全く単純で頭骨の中での脳容積の割合を見た目で表したものである。ニホンザルはタヌキやノウサギより脳容積が占める割合が大きいからカシコイと云えるだろうし、タヌキはノウサギよりもカシコイと云えるだろう。

2025年11月13日木曜日

イカの塩辛と米麹                                       Shiokara, salted squid and rice koji   

スルメイカが豊漁とネットで見たが、さっぱり近所のスーパーには出てこない。この頃、子供の頃に食べたジャガイモ、カボチャ、トウモロコシそして晩秋に漬ける様々な漬物類、そして秋の秋刀魚の塩焼きと大根おろし、キノコのボリボリの味噌汁などが何時も食べたいと思うようになっている。その中でもいつも食べられる筈のイカの塩辛をこのところ食べられなくなっている。市販の物は全く自分好みではないので、スルメイカが出回ると皮を剥いて刺身にしたり、ハラワタを出してそのまま焼いたり、一夜干して焼いたりして食べる。しかし、何よりも塩辛にすることに手を掛ける。ゲソ部分を引っ張り出して烏口部分を取り除き、内臓や骨も引っ張りだして、肝臓部分だけ残し、他の身体部分は食べやすい大きさに切り、ゲソも適当に切って、それらをボールに容れ、肝臓部分も細かく切って容れ、塩と米麹を混ぜてこねる。時に青紫蘇の葉やレモンの皮を刻んで入れたりする。作った物は適当な大きさのタッパーに容れて冷蔵庫だ。作ったその日の内に食べられる。が、1日朝夕の2回全体をかき回す。一週間くらい経つと麹によって少し発酵もするので最高の味になる。
アマゾンで生のスルメイカが売っているのを見て、即申し込んだ。下図の冷凍ものが送られてきた。郵送費を含めて中ぐらいの大きさ6ハイで4040円だ。まー、仕方が無い。早速解凍して2パイは刺身、他4杯は麹もあるので塩辛にしよう。
図1.送られてきた凍ったスルメイカ
 ぼくの作る塩辛は連れ合いや娘も食べる。昨夜はスルメイカの刺身をショウガをおろして醤油で食べた。旨かった。他は塩辛に漬けた。今朝も掻き混ぜた。

図2.大きなタッパーの塩辛、麹がドバーとハイチャッタ!
釧路の親が作っていた塩辛は米麹が入っており、子供頃はこの麹を取り除いて食べたものだ。ハタハタ鰰やカレイ鰈や鮭の飯寿司にも米麹が入っており、子供の頃はこれらの麹と一緒に食べるのが嫌で、取り除いていた。娘や連れ合いも麹を取り除いて食べている。液状化した塩麹が市販されているが、塩辛を作る時の塩加減が難しい。これだと米麹の粒がないので連れ合いはそのまま食べる。

2025年11月12日水曜日

クマは北海道生息のヒグマと本州のツキノワグマ                          Brown bear in Hokkaido and Black bear in Honshu

東日本や北海道の各地でツキノワグマやヒグマが市街地に出没して人を襲っている。幸い、神奈川県ではクマは目撃されているものの、人がクマに襲われていない。ぼくは東丹沢の山塊を歩いていてクマに出逢い写真を撮ったのは2度ある。他2度は木曽古道付近の山麓である。
ニュースではヒグマもツキノワグマも殆ど同列にクマと云うことで扱っているが、ヒグマとツキノワグマを比べるとその大きさ、力強さには天と地の差がある。
図1.標茶町の博物館のヒグマUrusu arctos♂の頭骨
図2.釧路動物園のヒグマ 2025年
図1のヒグマと図3のツキノワグマの側面からの頭骨を比較する。ヒグマとツキノワグマの矢状隆起を比べるとヒグマの隆起の盛り上がりの凄さが判る。ヒグマの側頭筋の厚さを物語っている。次に図2と図3の歩いている姿を見比べるとヒグマの前足の肩に当たる部分が凄く盛り上がっているが、ツキノワグマにはそのような盛り上がりが見られない。
図3.手持ちの長野県のツギノワグマUrusus thibetanusの頭骨
図4.ズーラシアのツキノワグマ 2006年
頭骨の矢状隆起の盛り上がり具合や肩の部分の盛り上がりを比較しても、ツキノワグマよりもヒグマの方が噛む力が強く、また前足の力も強いことがうかがわれる。
阿部永「日本産哺乳類頭骨図説」北大出版2007年によるとヒグマの頭骨最大長は270~366mmだが、ツキノワグマは235~290mmであり、体重はヒグマ:150~300kg、ツキノワグマ:55~187.5kgと載っている。
これらから判断すると、ヒグマとツキノワグマは同じクマ属Ursusであるが、見た目も大きさも格段の違いがある。
TVや新聞ではクマとして記事にしているが、ヒグマとツキノワグマは違う動物と考えなければならない。

子供の頃、牧場の牛が腹を裂かれている死体を見たり、馬の尻の肉が剥がれ落ちてハエが集っているのを見たことや、ヤマブドウ狩りに行った人がクマに襲われて帰って来なかったりした事を聞いたり、檻の中に入っているヒグマの大きさや凶暴な力強さ見ていた。そのためか大人になっても家がヒグマに襲われて壁板が壊され、その部分をテーブルで押さえると云ったほぼ同じ怖い夢を何度も見ていた。サル調査を始めるようになって、丹沢でツキノワグマを最初に見た時は太ったセパードのような印象だった。こちらは腰にはナタを持っているし、襲い掛かってきたら登山靴で蹴とばして追い払うことが出来るとさえ思っていた。しかし、日光で檻の箱罠に掴まったツキノワグマを抑えて麻酔薬を打とうと試みた時に、檻の間に細い伐採された杉材を入れて押さえつけようとしたが、そのスギ材を歯でガリガリ噛み砕く有様を見て、必死になっているツキノワグマの力強さを知った。

日本には北海道生息のヒグマが生息し、本州にはツキノワグマが生息している。両種とも人が素手で対等に渡り合えるものではない。出会った時は決して走って逃げるべきではない。イヌが人を追いかけるように、クマも人を追いかける。クマの走る速さには勝てない。クマを見ながらゆっくり下がるのが賢明だ。鼻が効くが目が悪いので、風がクマの方から吹いているなら、静止しているとクマにはこちらがどこにいるのか判らない。が、大声をだしたり動くとクマに気づかれる。
ぼくは、専門学校の野生動物専攻の丹沢実習では、クマに会ったら「動くな、逃げるな、声出すな」と教えていた。

2025年11月11日火曜日

街路樹も秋の色                                 Street Trees are also Autumn Colors

昨日午後2時過ぎに散歩に出た。湘南台大橋を渡って高校前を通り、円行公園横の坂道を登って戻ってきた。左の脹脛が心配で足に力を入れないようにゆっくり歩いたが、歩き始めから左腰から尻に掛けての筋肉と左足の太股前部の筋肉が痛いような筋肉が意志とは全く別にピコピコ動くようなオカシナ感覚であった。どうもまたまた腰部脊柱管狭窄症が悪さを始めたようだ。トルストイのイワン・イリッチの病魔に対する苦痛と比べれば全く比較にならないが、自分としては苦しい。
柳橋を渡ると引地川沿いのサクラの葉が黄色や赤色に染まっている(図1)。さらに坂道にある街路樹のハナミズキが赤銅色に染まり、赤い実をつけている(図2)。

図1.オオシマザクラの葉が、、
図2.アメリカハナミズキの赤い実と赤く染まった葉

図1,2のような写真は歩数計を兼ねたスマホのカメラで十分だ。この頃カメラが重く感じてカメラを持ち歩かないのだ。次第に自分の体力が山頂から急に落ちているように感じる。歩いて体力をつけようと思っても歩けなくなってきている。せめて4000歩を毎日歩きたい。