「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年11月23日日曜日

鼻骨の形1)                             The Sapes of Nasal Bones1)

 動物たちの頭骨を上から見た脳頭蓋の大きさの割合を見ていたら、鼻骨の大きさの違いが大きいにの気が付いた。

図1は、ネコとニホンザルの頭骨を並べて上から見た時の鼻骨の位置を示した。上から見た感じでは、ニホンザルの方がネコの鼻骨より長い。が、上から見た頭骨の中での鼻骨の長さの割合ではネコの方がニホンザルより大きい。しかも、ネコでは幅が広いが、ニホンザルの鼻骨は細長い。

図1.ネコFelis catusとニホンザルMacaca fuscataの鼻骨の大きさの割合
鼻骨の大きさの割合がニホンザルよりもネコの方が大きい。ネットで見るとネコの嗅覚はヒトの数十万倍あると云う。鼻の長いゾウの嗅覚はイヌの2倍でヒトの5倍もあるようだ。が、ゾウは鼻骨ちょっと不思議な形だ(図2)。拡大して縫合線を見ないと判らない。ネコもサルも鼻骨の先は幅広く前頭骨に接するところほど細長くなっている。が、ゾウは奇妙な形状だ。

図2.アジアゾウElephas maximusの頭骨と鼻骨アジアゾウDKY_0853S.jpg (3060×2036)を改変
p:頭頂骨 f:前頭骨 n:鼻骨 pm:前顎骨 ○:後眼窩突起

2025年11月22日土曜日

横浜みなとみらい                      Yokohama Minato Mirai

妹と連れ合いと3人で、横浜美術館に行った。が、閉館同然であり驚いた。お昼時だったので、動く歩道のビルの中のレストランでお昼を食べた。ぼくはビールを2杯飲んだ。近くに「みなとみらい」の観覧車が見えるので、アレに乗ろうとむかった(図1)。すぐ近くに見えたが結構歩いた。何年何十年振りかの観覧車だ。みなとみらいや中華街が一望でき、富士山がビルの間に見えたのは感激した(図2)。
図1.観覧車へ
図2.ビルの間に富士山が、、、
図3.観覧車から
昨日は8000歩を超える歩きで、もう腰・尻が重苦しかった。中華街も行く予定であったが。とても無理なので帰ってきた。3年前までは山に週一回は行っていたのに、体力の衰えには愕然とせざるを得ない。今朝、連れ合いは町内会の防災訓練に出かけ、妹は釧路に宅急便で送る荷物を持ってコンビニに出かけた。こちらは、重苦しい臀部を時々揉みながらPCに向かっている。

2025年11月21日金曜日

鳥たちとの触れ合いの場                         The places of interacting with birds

先日のズーラシアの園内で、鳥が放し飼いになっているウォークインバードケージと云う場所に入った。鳥たちが逃げないように先ず外の扉を開けて2畳間くらいの場所に入り、外の扉を閉めてから放飼場の扉を開けて入る。
キジの仲間がいて客恐れる事も無く寄ってきている(図1&2)。
図1.キジの仲間が入園者に近寄っている
図2.木立の下にも何羽かの鳥がいた
図3.出口の所でも鳥がいて入園者が写真を撮っている
アフリカのサバンナの近くでヒトコブラクダが居てその隣の広場で猛禽を腕から腕へ飛ばすバードショーが行われた。鷹狩を行うようなもので、一人の飼育人から20メートルくらい離れた飼育人の腕に飛ばしてそこで餌の肉を与える。ここで入園者の腕にも飛ばさせて見せた。入園者は猛禽の強い爪にも耐えられるような分厚い肘まである皮手袋を履く。
図4.猛禽を入園者の腕に停まらす
ズーラシアの歩きは1万歩近くなった。陽が出ていて穏やかな日で、来ていた上着を脱ぐくらいだった。一度は一人でじっくり歩き回ってみたいと思いながら帰路のバスに乗った。

2025年11月20日木曜日

恐ろしいツキノワグマ                   Scary black bear

この所世間を騒がしているクマのツキノワグマをズーラシアの日本の山里で見た。東丹沢山麓で見たように真っ黒で、しかも毛並みはツヤツヤしていて体調が良いようだった。今夏に釧路動物園でヒグマを見てきたので、一回りも二回りも小さく感じた。飼育されている野生動物に特徴的な行動をしていた。同じ個所を歩き回るのだ。背を向けて寝込んでいるような姿を見たり、同じ行動を繰り返す動物の姿を動物園で見るのはやはり悲しい。このようなフラストレーションが溜まっているような行動をする動物は単独で飼育されている動物に多い感じがするが、、、、。あるいは、ヒトの目から隠れる事ができるような場を作る方が良いだろう。ぼくら入園者は動物を見られないが、野生動物はそんなものだ。山を歩いていても野生動物に出くわす事は非常に少ない。動物たちが恐ろしい人から隠れるのだ。
が、50年前と違って最近の日本の野生のクマ、シカ、カモシカ、サルは堂々と姿を見せる。ヒトを怖がらないのだ。それは幾つかの要因が考えられる。
図1.ちょっと恐ろし気なツキノワグマUrsus thibetanus

山茶花が満開                                Sazanka flowers are full blooming

 昨日、腰・尻・足の調子が良いので、午後から散歩に出た。が、歩き始めた途端腰・尻から左足に違和感を覚える。でも、神社までは行って戻ろうと思った。が、2礼2拍1礼をすると、せっかくここまで来たのだから引地川沿いまで行った。途中の大きな家の庭の山茶花が満開だった。腰・尻・左足の重苦しさがずーと続き、腰部脊柱管狭窄症の事を考えながら歩いた。ソメイヨシノの葉が真っ赤に染まったソメイヨシノの葉が地面に落ちていたので、拾って帰ってきた。

図1.サザンカが満開
拾ってきた紅葉を本の間に挟み栞とした。帰宅後も腰・尻が重苦しさが続いた。57分で5228歩であった。椅子に座りながら相撲を見ながら膝抱えをしていたら、腰・尻の重苦しさが軽くなった。筋肉の問題なのだ。
今朝、本に挟んだ紅葉を思い出し、出して撮った。葉の広さがこんなに違う(図2)。
図2.ソメイヨシノ赤く染まった葉

2025年11月19日水曜日

シマウマの頭骨                         Zebra's skull in Yokohama Zoorashia

ズーラシアのオカピ放飼場の横にオカピ、シマウマ、キリンの頭骨が並べられていた事は前回話した。シマウマとウマの頭骨は殆ど見分けがつかない。
図1.シマウマEquus burchellii boehmiの頭骨
このシマウマの頭骨には犬歯が見当たらないが、展示する前に紛失したのだろう。ウマ属Equusの頭骨には犬歯があるEquus caballus(ウマ)。それにしてもシマウマの頭骨は大きい。展示でいつも思うのは大きさを示すスケールを置いてもらいたいものだ。

2025年11月18日火曜日

オカピに会いにズーラシアへ                              To Zoorashia in order to see Okapi

昨日は、妹がオカピとサイを見たいと云うのでズーラシアに行った。鶴ヶ峰駅からバスで行った。アジアの熱帯林の動物たちを見てからオセアニアの動物を見、オージヒルのレストランで昼食を食べ、日本の動物たちを見て、アマゾンの密林へ向かった。もう疲れ果てて座りたい気分だったが、アフリカの動物たちはもうすぐだ。ようやくオカピに会えた(図1)。シマウマのような足や顔をしているがキリンの仲間のようだ。頭骨を見ると角がある(図2)。オカピの♂には角が生えるようだ。頭骨の角はカモシカの角のように見える。この透明ケースにはオカピとシマウマ、キリン(図3)の頭骨が並べられている。が、透明ケースが光が反射して非常に見づらい。オカピの頭骨はカモシカに似ていて、キリンの頭骨は角の形状や口吻の長さからも違う。ケース越しだと見えにくい。
図1.オカピOkapia johnstoni
図2.オカピ♂の頭骨
図3.キリンの頭骨Giraffa camelopardalis







 



2025年11月17日月曜日

東京都美術館へ To Tokyo Metropolitan Art Museum

 昨日は、上野駅公園口前で釧路から出てきた妹と待ち合わせた。東京都美術館で開かれているゴッホ展を見るためだ。休日は予約していないと入れないようなのでネットで購入。連れ合いはコンビニに購入。

上野駅公園口前はものすご人だかりで動物園の方まで人、ひと、ヒト、親子連れ、外国からの観光客のグループ、友人同士と思われるグループで溢れている(図1)。大きな木々の葉が色づき綺麗だ。大通りの中央には左右を分けるように鉢植の花のスタンドも綺麗だ(図2)。このような鉢植の花のアレンジはヨーロッパの街路にある。ようやく日本でも同じような飾り方が行われるようになったようだ。

図1.公園案内前の人々
図2.道の中央の目の高さに配置された大きなベコニアの花

科学博物館の方から林の中の道を突っ切ったので、東京都美術館の裏に出てしまった。表に回る(図3)。ここも人が多い。
図3.東京都美術館の正門
正門を真っ直ぐ言って、階段を下り、館内に入る。2時から入場できるチケットを持った人たちがまた並んでいる(図4)。
図4.会場に入るために並ぶ2列だ
ゴッホ展であったが、同時代の画家の絵の方が多く、多くの人たちが入場しているため、絵の1メートル近くまで行って見る事は叶わなかった。絵の近くで見ている人たち列の流れがほとんどないため、いつも2,3メートル離れたところからの観賞であった。人込みのせいか暑く、コートを脱ぎ、ゆっくりした歩みの中なかで腰が重苦しくなり、1時間もしないで切り上げて、ソファーに座って連れ合いや妹を30分以上待っていると、前のエスカレーターから降りてきた。
外へ出ると気持ちの良い青空があった(図5)。
図5.緑と秋の葉の対照

2025年11月16日日曜日

偶蹄類の脳頭蓋の割合                            The proportion of Cranial Bones in Artiodactyla

 偶蹄類の頭骨の上からみた脳頭蓋の大きさの割合をイノシシ、カモシカ、シカで比べた(図1)。イノシシが他の2種に比べると脳頭蓋の割合が顔面頭蓋より少ないかな?っと思えるが3種ともほぼ頭骨の半分くらいが脳頭蓋である。ニホンザルでは2/3~3/4、タヌキでは3/4、ノウサギでは1/2以下だった。因みに野生のイノシシとブタとの雑種の猪豚はイノシシに比べて脳頭蓋の割合が多くなっている(図2)。


図1.イノシシSus scrofa(左)、カモシカCapricornis crispus(中)、シカCervus nippon(右)の脳頭蓋の割合
赤線より後方が脳頭蓋
図2.イノブタSus sp.の脳頭蓋の割合
イノシシの方がイノブタよりも顔面頭蓋が脳頭蓋より大きいのは、食物を摂取するのに視覚より、嗅覚に頼り、しかも地中に存在する節足動物や根茎類を探して食べ、さらにそれらを噛み砕くための臼歯が発達したために顔面頭蓋の口吻部(上顎骨、前顎骨、鼻骨)が伸びたためと考えられる。

2025年11月15日土曜日

ニホンザル、タヌキ、ノウサギの脳頭蓋の比較                    Comparison of Cranial Bones in Japanese Macaque, Racoon dog, and hare

 頭骨には顔面頭蓋と脳頭蓋と名付けられている骨がある。顔面頭蓋は鼻骨、前顎骨、上顎骨や前頭骨の頬骨突起より前の骨であり、脳頭蓋は前頭骨の頬骨突起より後ろの骨と頭頂骨、後頭骨と側頭骨の脳幹部分である。

図1.ニホンザル♂の顔面頭蓋と脳頭蓋
大脳や小脳が納まる脳頭蓋は図1で引いた赤線より後ろ(下)の部分である。上からみた頭蓋骨全体の大きさの割合では脳頭蓋は2/3から3/4に当たる。しかし、タヌキの頭骨を同じ上から見ると(図2)、タヌキの脳頭蓋は全体の3/4くらいにあたる。
図2.タヌキの顔面頭蓋と脳頭蓋
さらに、ノウサギの場合は(図3)、脳頭蓋の大きさは1/2からそれ以下だ。
図3.ノウサギの顔面頭蓋と脳頭蓋
頭骨の中で脳容積が占める部分の骨の割合は、ニホンザル→タヌキ→ノウサギの順となる。これは、全く単純で頭骨の中での脳容積の割合を見た目で表したものである。ニホンザルはタヌキやノウサギより脳容積が占める割合が大きいからカシコイと云えるだろうし、タヌキはノウサギよりもカシコイと云えるだろう。