「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年6月30日月曜日

ニジュウヤホシテントウがジャガイモの葉に!             One species of ladybug on the leaf of potato!

先程、カメラをザックに容れ、280mlの小さいペットボトルの麦茶をザックのサイドのポッケに容れて出た。ん?何かオカシイ、200歩くらい歩いた所で引き返す事になる。昨日の散歩で左足の脹脛が攣ったが、それがまだ完治していないのだ。以前なら歩いていたら治まるだろうと歩いたものだが、今は無理しない。ゆっくり何事もないかのように歩いて戻るが、庭に直行する。アゲハがユズの樹幹をフワフワ飛んでいる。停まったら撮ろうと思ったが、そのままフワフワ行ってしまった。
っと、鉢植えしたジャガイモの葉がちょっとオカシイ(図1)。葉が擦られたのか虫に食われたような跡がある。葉にテントウムシの仲間がいる(図2)。今は、図鑑を調べなくても撮った写真をGoogleの写真検索で名を教えてくれる。ニジュウヤホシテントウで、トマトやジャガイモなどのナス科の葉を食い荒らす虫のようだ。
図1.ニジュウヤホシテントウと食われた跡がある葉
図2.ニジュウヤホシテントウHenosepilachna vigintioctopuncata
コヤツを捕まえて、手に持って撮ろうしたら、ファーッと飛んでいってしまった。葉の裏を食べるようだ。コヤツは葉の表にいたので、これから裏に回ろうとしていた個体かな?今、庭に出て他にいないか葉を裏返してみたら、2匹いた。捕まえたが踏み潰すのは可哀そうなので、他に放り投げた。

何と、コヤツの英名がTwentyeight-spotted potato ladybirdと云うようだ。そのほぼ直訳が和名だ。

癒合合体する脛骨と腓骨                     The tibia and fibura that they fuse

今年の4月から近くの整形外科で腰部脊柱管狭窄症のリハビリを受けている。腰椎の骨密度は1.534g/㎠で、これは若者と比較して135%、大腿骨は1.072g/㎠で若者との比は102%のようだ。正常値は若者の80%以上となる。この異様に高い骨密度のせいか、レントゲン写真を見ると ぼくの第四腰椎と第五腰椎の一部が癒合している。ヒトの腰椎は5個あり、ニホンザルやタヌキの7個と異なる。第五腰椎は仙椎に接しており、そのすぐ上の第四腰椎と癒合しているのだ。ぼくが、コドモの頃から前屈で両手の指先がぎりぎり床に着いただけなのは、身体の筋肉の硬さと共に腰椎と腰椎との間が癒合しかかっていたのではないかとさえ思ってしまう。

ぼくの骨密度の高さはこの20年近くイヤもっと前から、Ca剤を毎日1錠服用しているせいかなと思っているがどうかな?

この骨密度の高さが第五腰椎と第四腰椎の一部が骨で繋がったのではないだろうか?っと疑っているが、それ以上に腰部を動かさなかったからだろう。

で、動物の骨格で本来なら別々に離れているべき骨が接合・癒合している骨を持つ動物がいる。つまり、ぼくの第五腰椎と第四腰椎のように動かさないためにくっついてしまったのだ。それは後足の脛骨と腓骨だ。

先ず、後足をぼくらヒトと同じように足首を左右前後に動かす事ができるサルから始めよう。図1は二ホンザルの老個体から1歳個体の前から見た脛骨と腓骨である。腓骨は脛骨の外側になるので、各個体の左の腓骨と脛骨が右側である。

図1.ニホンザルMacaca fuscataの前からの脛骨tと腓骨f
A:老個体  B:オトナ  C:4歳 D:1歳(軟骨部分の遠位端が欠如)
↑:内顆
図1から明らかなように、ニホンザルの脛骨と腓骨は遠位端と近位端で接するが縫合・癒合はしていない。つまり、サルもヒトも足首から前後左右に回す事ができるのだ。

2025年6月29日日曜日

イタチ、テン、アナグマの頭骨の左右の各骨は性成熟に達すると癒合                          The right and left parts of skulls in weasel, marten and badger fuse when they reach sexual maturily

動物たちの頭骨は左右の骨の部分からひとつの頭骨になっている。前顎骨、鼻骨、上顎骨、前頭骨、頭頂骨、後頭骨さらに下顎骨を含む全てが左右の骨が縫合・癒合する。但し、頬骨、側頭骨、涙骨、聴胞などは左右の骨は縫合しない。
関東に生息するイタチ科3種、アナグマ、テン、イタチの頭蓋骨は、他のイヌ亜目のイヌ科、クマ科、アライグマ科の動物たちの頭骨に比べると殆どのイタチ科の動物たちの頭骨は全ての縫合線が見えずガッチリしていて、頭骨の各骨が癒合している。これは、もちろん他のイヌ亜目以外の動物の頭骨と比べてもガッチリしているのだ。
その結果、アナグマでは左右の下顎骨までが癒合するので下顎骨が上顎骨から外れないことになる。
図1.アナグマMeles meles6個体の頭骨上面から
下段の右2個体はまだ若いことが判るネ。
図2.テンMartes melampus2個体の下顎骨と頭骨上面から
図3.イタチMustera itathsi3個体の頭骨上面から
図1のアナグマ、図2のテン、図3のイタチの頭骨を見てもアナグマの2個体を除いて他の頭骨は鼻骨でさえすべてガッチリ癒合しているのが判る。これらのイタチ科の動物たちはどうして全ての頭骨の骨が癒合するのだろう。15歳で死んだクロの頭骨でさえ、左右の鼻骨は癒合してないし、鼻骨と上顎骨の縫合線は明らかだし、ましてや下顎骨は癒合しない。

これらのイタチ科のがっちりと癒合した頭骨は、反芻亜目のシカやカモシカ、さらにはウサギ目の華奢なの頭骨とは比較にならない程だ。


2025年6月28日土曜日

散歩で左足が攣る                     My left leg crumps in walking

 今日も昼前に散歩だ。4千歩コースを歩く。歩き始め、左足が重いと感じる。500歩を過ぎた頃からこの重さが感じなくなる。湘南台大橋の上の風が気持ち良いので、下土棚遊水地公園の写真を撮る(図1&2)。橋を渡って左に曲がり、高校の近づいた頃左足の脹脛が攣る。そろりそろりと歩き日陰を求める。高校の前の通りの引地川沿いにアゲハが飛んでいたので、アゲハを狙う。スマホを歩数計代わりに持ってきたので、そのカメラで撮る(図3)。ノウゼンカズラが咲くパーゴラがある休み台に座り、一息つく。まだ、2400歩だ。脹脛の攣り状態が治まらない。何故だ?水分不足?ゆっくり歩いているので汗もそう出ていない。

図1.下流の引地川と遊水地公園
図2.引地川上流の遊水地公園 中央奥の林でタヌキに遭った
図3.アゲハチョウがヒラヒラと飛ぶ
図4.引地川沿いのサクラ並木に植えられているアガパンサス
左足の脹脛の攣りは何とまだ解消されない。結局4292歩だった。今夕はビールにしよう!山で足が攣るとしばらくそのまま休んでスポーツドリンクを飲んでいると攣りは治まる。が、今度は幾ら休んでいても飲み物を持ってないので攣りは治まらない。散歩で足が攣ったのは初めてだ。歳か!

15歳で死んだクロの下顎骨と癒合した寛骨             Mandibles and fused hipbones of Kuro, my dog, who died at 15 years old.

老齢化したタヌキは左右の寛骨が恥骨結合で癒合するが、左右の下顎骨は癒合(6月26日アップ)。しかし、アナグマでは下顎骨が癒合しかかっているのに寛骨は癒合していなかった(6月27日アップ)。
居間のグーピーの水槽の横に置いている15歳で死んだクロ♂の寛骨に気が付いた。クロは15歳という老齢で逝ったのだ。下顎骨は癒合していないが、左右の寛骨はガッチリ癒合している。タヌキとクロの例から、イヌ科の動物は老齢化すると左右の寛骨は癒合するが、下顎骨は癒合しない。しかし、イタチ科のアナグマでは左右の下顎骨が癒合した後に寛骨が癒合することが分った。
アナグマの左右の下顎骨の方が寛骨よりも早く癒合し始めるのは、珍しい例だろう。多くの動物は老齢化すると左右の寛骨は癒合するが、下顎骨は癒合しないだろう。
生まれた時から左右の下顎骨が癒合しているサルやイノシシの仲間は、寛骨はどうなるのかな?
図1.クロCanis familiarisの癒合した寛骨とボンドで付けた下顎骨
これまで頭骨だけ、脛骨だけっと云うように他の骨も対象して比べてなかった。
 

2025年6月27日金曜日

散歩で見たヤブカンゾウ        Orange Daylies finding in Walking

昨日、昼前に散歩をした。先日タヌキに出遭ったルートだ。小田急線沿いから西へ曲がり信号を渡って、そのまま下り下土棚遊水地公園事務所によってトイレに入り、そこから引地川沿いの道を下る。ここでタヌキに遭ったのだ。今回はタヌキが居るんだから糞が落ちているかな?と云う目をしながら歩いた。ちょっとした休耕田にヤブカンゾウが咲いている。この蕾の油炒めをキンシコウ調査の楊さん宅でたくさん食べた。今は、凄く懐かしい。ブタの脂身とこの蕾の炒め物が懐かしい。
図1.ヤブカンゾウ
タヌキ糞は見つからなかったが、ヤブカンゾウの花を見ただけで来た甲斐があった。 
図2.ヤブカンゾウ
おー、ヨウシュヤマゴボウが1本でている。花が咲き、実をつけ始めている。好きになれない植物だか、東丹沢の林道沿いを思い出して懐かしい。

図3.ヨウシュヤマゴボウ
今日も、蒸し暑くなりそうだ。室温は27度だ。でも、こちらの自室は今も扇風機さえ出していない。窓を開けるだけで、網戸越しの庭からの風が気持ち良い。今も窓を開けて風を通した。
この所4時頃目覚めて、30分くらいベットの上でストレッチをして、5時になったら、階下の自室にくる。友人たちからのメールに目を通していると7時半頃になり、朝食だ!

フウランにはチョウは停まらない              Butterflies don’t land on Furan, orchids.

 庭の鉢植えのジャガイモの新葉に停まったモンシロチョウを撮った(図1)。このモンシロチョウ、ジャガイモの葉に停まり長い口のストローを出してまるで杖で地面をトントンと叩いて何かを探っているかのような行動をしている。庭にはヤマユリやフウランが咲いている。そちらの方が甘い蜜があるのにと思いながらモンシロチョウを見ていた。が、とうとうどちらにも寄らずに飛び去った。モンシロウチョウは匂いで?蜜源を探すのではないのだと思った。

図1.ジャガイモに停まったモンシロウチョウ
では、フウランやヤマユリは誰を誘うために良い匂いを出しているのだ?今はチョウやハナアブやハナカミキリが飛び回っている。が、このフウランには虫たちが寄ってこない。なのに何故、良い香りを出すのか?
図2.二鉢のフウランとも花が咲き、良い匂いを出している

アナグマの下顎骨は癒合し、寛骨は老齢化してから癒合         After that badger’s mandibles fuse , hipbones fuse in old age.

アナグマの下顎骨が癒合していて左右の寛骨が揃っている標本を見つけた。と云うよりも机上の左横に置いていていつも見ているのだ。このアナグマは友人のYNが日高市の倉庫の地下室で死骸となっているのを見つけ(図1)、骨は必要か?っと訊いてきたものだ。それを彼は自宅の庭で骨にして持ってきてくれ横浜での会食の時にもらったのだ。今更ながらに感謝だ!
図1.地下室で死んでいたアナグマ
このアナグマの寛骨は左右離れていたので、ボンドで付けた。が、下顎骨は左右の縫合線が下の方に残っているが、上部は癒合している(図2)。
図2.日高市産のアナグマ
アナグマは左右の寛骨が癒合していなくても、左右の下顎骨は癒合する。その癒合は内側の上部から癒合していくようである。アナグマの左右の寛骨が癒合している例をネットで見つけた(図3の左側)。

タヌキでは老齢化すると左右の寛骨が癒合するが、下顎骨は左右癒合しない。が、アナグマでは左右の下顎骨は癒合するが寛骨は老齢化してから左右は癒合するようだ。このタヌキとアナグマの違いは何に起因するのだろうか?
 

2025年6月26日木曜日

左右の寛骨が癒合しているタヌキ(2) Racoon dogs whose right and lest hipbones fuse

 前回、左右の寛骨が癒合しているネコとタヌキの例を載せた。ネコの場合は犬歯も摩耗している老齢ネコであり、寛骨の癒合も理解できた。が、タヌキは老齢個体ではなかった。

今回、新たに2個体のタヌキの左右の寛骨が癒合している例が見つかったので、ここにアップして考えたい。両者とも歯が明らかに摩耗している様子は見らなかった。が、両者とも前頭骨と頭頂骨の冠状縫合が癒合しかかっていることから、前回アップした八日市のタヌキよりも歳が進んでいるようである。気が付いたが、タヌキは老齢化しても左右の前頭骨や鼻骨は癒合しないのだ。このようにガッチリ左右の寛骨が結合しているということは♀ではなく♂なのかな?

図1.タヌキNyctereutes procyonoidesの頭骨と寛骨  奥多摩産(左)と丹沢産(右)

2025年6月25日水曜日

左右の寛骨が癒合しているネコやタヌキ(1)        Cats and racoon dogs whose right and left hipbones fuse

 アナグマの頭骨の下顎骨は左右の骨が癒合していることがある。そのため、下顎骨が上顎骨から外すことができない(図1)。当初はアナグマの老個体が左右の下顎骨が癒合していると考えていた。そして、きっと左右の下顎骨が癒合して一つになっている場合、老齢なので左右の寛骨も恥骨結合で癒合していると思っていた。しかし、残念ながら左右の下顎骨が癒合して上顎骨から外れない頭骨は2個しか持っていなく。それらは山で見つけ(図2)、寛骨をも見つけることはできなかった。

図1.アナグマMeles melesの下顎骨が関節窩から外すことができない
図2.アナグマの骨  癒合している下顎骨  鳥屋待沢左岸で20111209
下顎骨と寛骨が揃っている机の周りの標本を調べると、下顎骨と寛骨のどちらかが癒合しているモノは2例あり、2例とも寛骨が癒合し、下顎骨は癒合してなかった。それは、タヌキ(図3)とネコ(図4)である。図の下顎骨はボンドで接着している。さらに、専門学校の学生から江戸川区で見つけたという癒合した寛骨を貰っている。手持ちのモノでは、下顎骨が癒合しているのはアナグマの2例だけである。*但し、サルやイノシシの仲間ではアカンボウでも左右の下顎骨が癒合している。
図3.八日市のタヌキNyctereutes procyonoides 寛骨が恥骨結合している
図4.清川村のネコFelis catus 寛骨が恥骨結合している
上図のタヌキとネコの頭骨を見ると、矢状隆起が発達し、後眼窩突起の部分も盛り上がり、ネコでは犬歯が摩耗しているので、老齢個体だと判る。しかし、タヌキでは犬歯や他の歯の顕著な摩耗は見られないし、前頭骨と頭頂骨との冠状縫合も判るので、老齢個体だとは云えない。

そうするとこのタヌキの左右の寛骨の癒合はどう考えたら良いのだろう。ネコは老齢化したために寛骨が癒合したのだろう。また、このネコは♂かもしれない。しかし、タヌキはまだ老齢化していないが、寛骨が癒合している。
ここまで来てから、手持ちのタヌキの標本を更に見た!次回に!