「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年11月22日金曜日

イノシシとブタの歯の表面比較             The compare of tooth surfaces between wildpig and pig

 野生のイノシシはヒトと同じ雑食性でほぼ食べられる物は何でも食べる。しかし、野外では、イノシシが有り付けるのはせいぜい木の実や新芽、葉、枝、根などの樹皮や、腐葉が積もったところにいる土壌動物と云われるミミズや節足動物である。タケノコや木から落ちたカキの実やドングリなどを漁ることができるのはほんの短い期間だけだ。シカやウサギなどの死肉を見つけることは不可能に近い。専ら、イノシシは土壌動物漁りと木や草の根を掘り起こして生きている。

イノシシの歯は茶渋で汚れたようになっている(図1)。これはどうしても植物を摂取しなければならない事によるだろう。

図1.富津市のイノシシ♂
一方、同じ雑食でもブタは飼育されているため、植物質の物は取るが樹皮や木の葉などは直接食べないだろう。そのためにブタの歯はイノシシのように汚れはしない(図2、但しイノシシとブタとの雑種のイノブタ)。

図2.富津市のイノブタ♂

米国次期大統領は関税を高くする公約した。米国内に同じ物品を生産しているならば、米国民は関税が高くかけられた商品よりも自国の安い製品を買うことができる。しかし、物品が生産していなければ高くなった物を買うことになる。米国内の一次、二次産業は衰退している。結局、米国民は関税が高くかけられた物を買わざるを得ない、、、、、とぼくは心配している。

2024年11月21日木曜日

教え子が亡くなった!

 昨日、喪中葉書を一枚受け取った。それは、専門学校の教え子の死を知らせるものだった。4年生の大学を出てから専門学校へきた女子であった。癌で入退院を繰り返しているのは、賀状で知っていた。しかし、今の癌なら治療法が進んでいるので治るだろうと思っていた。だから、一瞬誰が亡くなったのか判らなかった。喪中葉書の左には、住所の横に彼女の連れ合いと子供たちの名が書かれていた。

教えているとウマが合うクラスとそうでないクラスがあるものだが、彼女たちのクラスとはウマが合い授業も実習も楽しかった。

年上の者たちが逝った事を耳にしても「そうか!」くらいでそんなに驚かないが、年下、しかも教え子の死を知ることはこんなにも驚き、悲しいものだとは思わなかった。

下は彼女のクラスの丹沢実習や千葉実習の写真だ。彼女を偲んでアップする。41歳の余りにも若い死である。

高畑山山頂で
高后山山頂で
唐沢川の河原で

ノウサギとカイウサギの歯の表面 The tooth surfaces of hare and rabbit

 ウサギも植物食だ。しかし、ノウサギの歯は茶褐色に染まっている(図1)が、カイウサギの歯は少し茶褐色だが白い(図2)。たまたまこの両者の違いなのか、他の手持ちのノウサギやカイウサギの頭骨をみた。ノウサギでは切歯の方も黒褐色に染まっていたものがあったが、カイウサギで真っ白のものがあった。真っ白の歯をもつ2個体はラビットフードを与えられて実験動物として飼われていた。ヨーロッパの屋外で生活しているカイウサギの原種アナウサギの歯は黒ずんでいるだろう。

図1.東丹沢伊勢沢林道のノウサギLepus brachyurus左側面から
図2.釧路ふたば幼稚園で飼われていたカイウサギOryctolagus cuniculus
スーパーから出るキャベツや白菜などの切れ端をもらって与えていたようだ。園児たちが園内外のクローバーやタンポポも与えていた。
図3.実験動物として飼われていたカイウサギ
このように同じ植物食であっても野外のノウサギと飼育下のカイウサギでは食べる物が違うので歯が染まらない場合もあるのだ。
それは、野生のイノシシと飼育されているブタにも現れている。これは次回にアップ。

2024年11月20日水曜日

カモシカとシカの歯の表面も         And the tooth surfaces of serow and deer

カモシカとシカも植物食だ、どちらかと云うとカモシカは木の葉を食べ、シカは草を食べるが大きな違いがない。
図1と図2のカモシカとシカの歯(前臼歯と臼歯)を見るとどちらも表面が黒ずんで汚れている。明らかに、植物に含まれるカロチンやタンニンなどの化学物質に依るものだ。
図1.カモシカCapricornis cripus頭骨左側面から
図2.シカCervus nippon頭骨左側面から

もちろん、最近、房総半島で野荒しをしているキョンも歯が茶褐色になっている(図3)。

図3.キョンMuntiacus veevesiの頭骨左側面から
2005年11月陝西省双廟子保護区支所で

植物食の動物にはノウサギとカイウサギがいる。彼らの歯はどうかな?

2024年11月19日火曜日

散歩で見た食用菊やイシミカワの果実 Edible chrysanthemum flowers and Ishimikawa fruits seen on a walk

土曜日の午前中に散歩した。
途中の垣根に絡まっている今までに見た事あるようなタデ科の蔓性植物を見つけた。葉柄と蔓に付いている小さな棘からタデ科だと思った。撮った写真をそのままGoogleの画像検索したら、一発でイシミカワだと出た。
しかし、どうして今までこのノブドウのような果実がなる蔓に気が付かなかったのだろう。しかし、家の周りの散歩でもおもしろい物に出会うものだ。
図1.イシミカワPersicaris perfoliata
畑に植えられている食用菊を見つけた。今が盛りと咲いている。この菊の花の酢の物が大好きだ。こんなに咲いていると花を一つずつ小麦粉を少し塗して天麩羅にしても旨そうだ。
図2.食用菊
我が家の野生菊はようやく蕾膨らんで白い花弁が見えている。友人宅から貰った黄色い菊もまだ蕾だ。

この日は午後3時頃から知人夫婦と友人から送られてきたジョニーウォーカーの緑ラベル15年ものを飲んだ。何と、こちらは途中で寝込んでしまった。しかし、二日酔いはしないが、日、月といつもの夕食前のウィスキーを飲むのを止めた。健全な身体の反応だ。嬉しい。

しかし、不思議だ!兵庫県知事選だ。県の内部告発者が自殺までしているのだ。そのようなパワハラがあった知事が再選されたのだ。

2024年11月18日月曜日

木の葉を食べるアカコロブスと雑食のサバンナモンキーの歯の色        The teeth color in folivore red colobusu and omnivore savanna monkey

ヌートリアの切歯前面の赤褐色は前面のエナメル質に鉄分が含まれていることだが、臼歯の周りの黒ずみは食べた植物の化学物質のせいだ。アフリカのサル、アカコロブルスとサバンナモンキーの歯の汚れ・黒ずみを比較した。このサバンナモンキーはトウモロコシ畑を荒らしていて撃たれた個体だ。アバンナモンキーは雑食性だ。このアカコロブスはマハレ山塊国立公園で干からびた死骸として拾ったものだ。アカコロブスは葉食性のサルだ。両者の歯の黒ずみを見ると、アカコロブスの歯は全て黒ずんだ染みがついている(図1&2)。
図1.正面からサバンナモンキーCercopithecus aethiops(左)とアカコロブスProcolobus badius(右)
図2.側面からのサバンナモンキー(左)とアカコロブス(右)

サバンナモンキーの歯も少し茶褐色に汚れているが、アカコロブス程ではない。アカコロブスの食べる葉に含まれる化学物質によって歯がこんなにも茶渋がついたように黒ずむのだ。

2024年11月16日土曜日

ヌートリアの切歯と臼歯の色          The color of incisor and molor in nutria/coypu

ヌートリアの切歯の色素沈着の色の変化を前回お知らせした。今回は、植物食によって切歯の表面が赤褐色になるのは、正面だけであり、側面や裏側は色の沈着は上、下の切歯とも見られない(図1)。面白い事に臼歯(前1)4本の咬面を除く周りが全て黒ずんでいる(図1)。この黒ずんでいる部分は歯肉から出ている部分だ。
図1.ヌートリア頭蓋骨左側面から
切歯の赤褐色は上・下の切歯とも側面・裏面は無い
しかし、切歯正面の赤褐色は歯肉どころか骨の方まで入り込んでいる(図2)。
図2.ヌートリア頭蓋骨正面(左)と下顎切歯
これはどういう事だろうか?ヌートリアの切歯前面のエナメル質は鉄分が含まれるために、酸化して赤褐色になるようだが、上顎の切歯のように白くなったのは?また、骨の中に入っている切歯の前面まで赤褐色になるのは?どのような原因に基づくのだろう。
臼歯の周りの黒ずみは食べた植物のカテキンかタンニンなどの化学物質のせいだろう。つまり、湯飲みの内側につく茶渋のようなものだと云う事が判ります。

午前中に5200歩ほど散歩してきた。51分も歩いたので、部屋に入りたくない程身体が暑くなった。

2024年11月15日金曜日

ヌートリアの切歯の色の変化          The color change in incisor of nutria/coypu

ヌートリアの切歯の表面の色が黒色から赤褐色に変化している。
久しぶりにPCに保存した骨の写真を整理していたら、ヌートリアの切歯の表面の色が黒色から赤褐色に変わっているのに気がついた。
図1と図2のヌートリアは同一個体である。このヌートリアは2006年に岡山県高梁市の水田を荒らすために農家の人によって撲殺された。その死体をM.Tさんが送ってくれたので、頭部を水に浸けて腐らし、晒骨したものが図1のものだ。写真は2007年6月に撮った。その時の切歯の色は黒っぽく、上顎の切歯は黒く染まった部分が少し剥げて白っぽくなっている。しかい、下顎の切歯は真っ黒だ。
図1.ヌートリア頭骨正面 2007年6月
図2.ヌートリア頭骨正面 2024年5月
しかし、2024年5月に撮った写真では、上顎の切歯は白茶けており、下顎の切歯は赤褐色になっている。ADWでMyocastor coypusをみると上下とも赤褐色をしている。https://animaldiversity.org/accounts/Myocastor_coypus/specimens/

何でも答えてくれるエンジンのGensparkに「ヌートリアの切歯の色が変わる原因は?」と問うたところ、ハッキリした答えが無かった。第一、どうも多くのヌートリアの切歯は上下とも赤褐色で、それは植物食が原因のようだ。色が黒から赤褐色になったり、白っぽくなるのは化学的な変化だろう。

しかし、どうしてウサギやサルの切歯も赤褐色に染まらないのだろう。