「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2025年12月4日木曜日

鳥の糞から                           From the droppings of birds

 先日行った鯖神社の鳥居から神社までの参道脇のヒサカキに黒い実がたくさんついていた。さぞかしこれから、ヒヨドリが喜んで食べてタネを撒き散らすだろう。

図1.ヒサカキの実
我が家の庭に鳥が運んできた芽生えがないか探した。大きくなったものでは♂のサンショウの木がある。以前はマンリョウやセンリョウも出ていたが、、、、と思いながら探すと、何とレモンを植えている鉢からナンテンの苗が出ている(図2)。さらに棕櫚の苗が幾つもあった。大きいのは水鉢の横のものだ(図3)。水浴びにきた鳥が糞をしたものだろう。
図2.レモンを植えた鉢から出てきたナンテンの苗
図3.水瓶の横から出てきた棕櫚シュロの葉
鳥が運んできた種子の芽生えを探していたら、アブの仲間がすぐ近くきて停まった(図4)。暖かい日差しの中をキチョウも飛んでいたのだ。早速Google画像検察で調べた。ホソヒラタアブと出た。
図4.ホソヒラタアブEpisyrphus balteatu
TBSの「動物わくわくランド」でブレインをしていたTAから電話があった。パーキンソン病だと診断されたようだ。この病気に罹った高校の友人は6年前に逝き、大学の友人は名護で療養生活をし、飲み友達でもあるTAもパーキンソン病になったので、驚いている。人は皆それぞれの老後があるが、友人たちが3人もパーキンソンになった。パーキンソンになった友人と飲むと貴族と飲んでいるような感じだった。全ての動作がゆったりしているのだ。

2025年12月3日水曜日

最も多様な前頭骨の形状                       The most variable shapes in frontal bones

 鼻骨の形状を見てきたが、鼻骨以上に多様な形状をしているのが前頭骨だ。図1にモグラ、ネズミ、ウサギの仲間をアップした。アズマモグラの前頭骨は上から見ると台形状だが、アフリカオニネズミのは縦長の長方形で、ノウサギのは鳥が羽ばたいているようだ。アズマモグラの前頭骨が頭頂骨よりも大きいは驚きだ。

図1.左アズマモグラMogera wogura、中アフリカオニネズミCicetomys gamibianus、左ノウサギLepus brachyurusの上から見た前頭骨(前後の縫合線を黒線で示す)

タヌキの前頭骨は女性がワンピース型の水着を着て座っている後ろ姿のようだ。ハヌマンラングールはカニの甲羅のようでもある。
図2.左タヌキNyctereutes procyonoides、右ハヌマンラングールSemonopithecus entellusの上から見た前頭骨(前後の縫合線を黒線で示す)
反芻亜目ウシ科のチュウゴクゴーラルの前頭骨には角が出ており、頭骨の半分以上を占めるような大きさだ。角が出る偶蹄類の全ては前頭骨から出る。シカ科ではトナカイなどの例外を除いて全て♂の前頭骨から角が出る。が、ウシ科では♀は角が出ない、出ても貧弱だ。キリン科では両性に角がでる。
図3.チュウゴクゴーラルNaemorthdus griseusの上から見た前頭骨(前後の縫合線を黒線で示す)
奇蹄目のサイは鼻骨の上に前後に2本の角を持っている(図4)。が、この角はシカやカモシカのように骨でできたモノではなく爪と同じケラチン質のモノだ。だから、切られてもまた伸びてくるようだ。図4のシロサイの角は異様に長い。長い間飼育されていたのであろう。
図4.日大生物資源学部「骨の博物館」のシロサイCetatotherium simumの角

プーチンロシアのウクライナへの侵略戦争は未だ続いている。トランプが示したその和平案なるものが一方的にロシアに有利なものだ。EUは反発している。そうするとプーチンはEUに戦争するか?っと脅している。このようなキチガイじみた相手のプーチンと戦争などしたら、核をすぐ打ち込んでくるだろう。プーチンは抑制の効かなくなった狂犬のようだ!

2025年12月2日火曜日

鯖神社への散歩                      To the Saba shrine by walking

境川沿いにある頼朝所縁の鯖神社まで連れ合いと散歩した。4387歩であったが、暑くなりコートを脱いだ。それでも汗かいた。鯖神社はこの境川沿いに幾つもあり、藤沢側だけでも複数ある。
連れ合いと周りの草木を眺めながらゆっくり登っていくと二人の女性が追い越し、帰りには一人の男性が登ってきた。いずれも我々夫婦よりも二回り以上若い人たちだった。このような神社が細々とでも残っているのは嬉しい限りだ。
しかし、昔の人々は何かにつけて神社を建立したものだ。荒れ狂う世相と災害の守り神として必要だったのだろう。
図1.鯖神社の鳥居
図2.鯖神社
この鯖神社とは、源義朝(頼朝、義経の父)が佐馬頭であったことから、鯖となったようだ。境川流域の藤沢・横浜に12ものサバ神社があるようだ境川流域のサバ神社 • えのしま・ふじさわポータルサイト

2025年12月1日月曜日

鼻骨の形状7)ネコ、ハクビシン、ジャワマングースの鼻骨 The nasal bone of Cat, Masked palm cibet, and Javan mongoose

 食肉目のネコ型亜目 - Wikipediaのネコ上科に属していて日本に生息する動物はネコ科のイエネコや2種類のヤマネコ、さらにジャコウネコ科の移入種のハクビシン、マングース科の移入種のジャワマングースである。手持ちの頭骨標本はイエネコ、ハクビシン、ジャワマングースであり、これらの頭骨の上からみた鼻骨を見てもらう(図1)。

図1の何れも鼻骨がV字状に前頭骨に接している。が、ネコ型亜目の動物たちはどれも頭骨がガッチリしていて、鼻骨の形も見づらい。
図1.左イエネコFelis catus、中ハクビシンPaguma larvata、右ジャワマングースHerpestes javanicusの上から見た頭骨と鼻骨
食肉目の動物たちの鼻骨を含む頭骨を眺めてきて、イヌ亜目とネコ亜目の動物たちの上から見た頭骨の違いに気が付いた。イヌ亜目の動物たちよりもネコ亜目の動物たちの方が後眼窩突起窩が明確であり、さらに、ネコやジャワマングースのように眼窩輪が形成されそうなものもある。また、イヌ亜目の全ての頭骨の頬骨弓は横に大きく張り出していないが、ネコ亜目のネコは頬骨弓の横の張り出しが大きく眼窩が前に向きかかり、口吻が短じかい。

2025年11月30日日曜日

タヌキの棲み処が、、、           The habitat of racoon dog, , , ,

 NHKの囲碁を見ていたら寝入ってしまった。天気が良いので散歩に出た。4千歩コースにしようと思ったが、友人のTGが1万歩を歩いたと云うので、頑張って6千歩コースに向かった。往きは少し頑張って早歩きにしたが、脹脛が攣ったら困るので、我慢して押さえて歩いた。下土棚遊水地公園の管理事務所のトイレで歩数計を見ると2000歩を僅かに越えただけだった。コールの半分くらいだと思っていたのでちょっと驚きだ。

ここから昨年タヌキに出逢った道を取った。道路の左は遊水地公園の外周で、右には側溝があり、その側溝に覆いかぶさるようにジャンポレモンが枝が折れてしまいそうなくらいたくさんぶら下がっていた。

図1.ジャンボレモンのポンデローザ
さぁー、これからがタヌキの出逢いの場所だ。糞が落ちていないか探しながら歩く。が、驚いた!タヌキが逃げ込んだ林を突き抜けるように幅広の道が突き抜けており(図2)、平日は工事がされているようだ。
図2.林を西に突き破って幅広の道路
あー、ここでは赤いカラスウリもあったのにもうダメだ。あのタヌキ故有事: 散歩中にタヌキと遭った!                      I met a racoon-dog on the way in walkingはどうしているのだろう。
湘南台高校前の川縁のネズミモチが西日を受けてたくさんの実が光り輝いている(図3)。
図3.ネズミモチの実
1時間10分の歩きで、6070歩であった。

2025年11月28日金曜日

引地川までの散歩                   Walking to Hikichi river

一昨日、歩数計とカメラ代わりのスマホを持って散歩に出た。小学校の前で教え子のKYに会って立ち話しをした後、亀井神社で2礼2拍1礼をし、歩道橋を渡って振り返った。黄色く染まったイチョウの葉を見たかったのだ(図1)。引地川には冬のカモたちはまだ飛来していなかった(図2)。大きなモミジバフウの葉が地面に積もっていた(図3)。
図1.歩道橋から、イチョウの黄色、タブノキの緑
図2.穏やかな引地川の流れ 馬渡橋から
図3.大きなモミジバフウの黄や赤く染まった葉
50分の散歩で5232歩だった。まー、疲れもなく丁度良い。

鼻骨の形状6)イタチ科3種とアライグマの鼻骨              The nasal bones of three species in Muridae and Racoon

 日本に生息する食肉目イヌ型亜目の動物には、さらにイタチ科の数種と移入種のアライグマがいる。これらの鼻骨の形状を見よう。面白い事にイタチ科の動物たちイタチ、テン、アナグマも頭骨の各部分の骨がしっかり癒合してしまっていて鼻骨の長さ・大きさ・形状を明確にできる頭骨が少ない(図1の3頭のイタチ、図2のテン)。が、6個あるアナグマの頭骨の内2個の鼻骨の形状が判ったので、その内の一つを載せる(図2のアナグマ)。

イタチやテンの頭骨の各部分が親離れが出来た頃に癒合してしまうのではないかと考えている。そうする事によって頭骨が頑丈になり、大型の獲物に噛み付いた時もしっかり獲物に噛み付いていられるのではないかと思う。恐らく、イタチやテンもアナグマの鼻骨の形状(図2)とほぼ同じだろう。アナグマは動き回る獲物を仕留めて食べることはできないなろう。せいぜいカエルか土壌動物の節足動物だろう。

これらイタチ科の動物でテンの糞にはムカデやゲジゲジの外骨格がそのまま含まれている事が多いので嗅覚によって獲物を見つけていると考えられる。つまり、嗅覚がすぐれていると想像できる。また、キイチゴの仲間やクワの実の糞が春の丹沢のテン糞に含まれていることも、キイチゴやクワの実が熟した匂いを嗅げ分けていると思われる。

図1.3頭のイタチMustela itatsiの上から見た頭骨と鼻骨
図2.テンMartes melampusとアナグマMeles melesの上から見た頭骨と鼻骨
アライグマはイヌ型亜目クマ下目イタチ上科アライグマ科に分類されていて、イタチの仲間に近い動物だ。が、鼻骨の形状はイタチ科のアナグマの鼻骨が前顎骨にV字状に接するが、ツキノワグマ(前回アップ)のように鼻骨はU字状に接する。
アライグマは見た目はタヌキに似た顔をしているが、アライグマの頭骨の頑丈さはタヌキと比較できないほどだ。それは同じイタチ上科のイタチ科の動物の頭骨の頑丈さと似ている。
図3.アライグマProcyon lotorの上から見た頭骨と鼻骨
イヌ科のイヌ、キツネ、タヌキの中では、イヌの頭骨がもっともガッチリ骨太であるが、キツネとタヌキの頭骨はイヌと比べると華奢だ。これもイヌの祖先のオオカミがシカなどの大きな動物を襲い、噛み付いて獲物に致命傷を与えるために進化した頭骨の構造なのだろう。イタチ科ではイタチやテンの頭骨がアナグマに比べてガッチリしているのも同じことだと云える。

2025年11月27日木曜日

鼻骨の形5)イヌ、キツネ、タヌキとツキノワグマの鼻骨             The Nasal bones of dog, fox, racoon dog, and Asian black bear

 イヌ科のイヌ、キツネ、タヌキの鼻骨をアップする。3種とも鼻骨の形状は前頭骨に楔が食い込んだように鼻先になるほど幅広くなり前顎骨と接する。イヌ型亜目のクマ科のツキノワグマの鼻骨もイヌ科3種と似た形状だ(図2)。

これらの鼻骨の形状と頭骨の中での割合を見ると、イヌは嗅覚が優れているようにキツネやタヌキも、さらにツキノワグマも嗅覚がイヌ並みに優れていそうだ。だから、食べ残しを隠し、翌日臭いを頼りに戻ってきて食べることができるのだろう。

図1.頭骨を上からみた鼻骨の形状
左:イヌCanis familiaris  中:キツネVulpes vulpes 右:タヌキNyctereutes procyonoides
図2.ツキノワグマUrsus thibetanusの頭骨を上からみた鼻骨の形状
鼻骨の大きさ形状は、前顎骨や上顎骨の形状と関わり、それは口吻の形状に関わってくる。つまり、採食行動と大きく関わっている。

高市総理大臣の台湾有事は日本有事でもあるという発言が中国の猛烈な抗議に直面している。タイワンザル調査で台湾へ、キンシコウ調査で中国へ行き、それぞれの地に友人がいる。中国の現政府は台湾は中国の不可分の領土と主張する。が、台湾人たちは中国大陸から分離独立を願っている。中国はチベット、ウィグル地域も独立運動を抑え込んでしまっている。
中国政府が真の共産党なら、民俗、地域の分離独立は逆に援助・奨励すべきものだろう。ぼくが台湾に行き始めた60年前の台湾は、中華民国台湾省であった。それが次第に分離独立に向かうようになった。


2025年11月26日水曜日

鼻骨の形4)イノシシ、シカ、カモシカの鼻骨                      The Nasal bone of Wild Boar, Deer, and Serow

 偶蹄類のイノシシ、シカ、カモシカの上からみた頭骨の中での鼻骨の長さ大きさの割合をみた(図1)イノシシの鼻骨の先は前顎骨の先まで伸びるが、シカ、カモシカの鼻骨はいずれも途中までで止まっている。イノシシの鼻骨の長さは頭骨の半分くらいに達し、前頭骨とほぼ直線状に接する。が、シカやカモシカの鼻骨は1/4くらいの長さで前頭骨とV字状に接する。いずれにしてもイノシシの鼻骨はシカやカモシカよりも長く幅広い。

図1.上からみた頭骨の鼻骨の割合
左:イノシシSus scrofa 中:シカCervus nippon 右:カモシカCapricornis crispus
イノシシは腐葉層を鼻づらでかき回してミミズや節足動物などの土壌動物たちを食べたり、鼻や前足で土を掘り起こして草木の根を食べたりする。この場合は嗅覚で食べられる物を感知しているからだ。フランスではメスブタが地中にあるトリュフを匂いで探し当てるようだが、今ではイヌがその役目を担っているようだ。いずれにしてもブタ(イノシシ)もイヌも嗅覚が優れているのだ。前回アップした地雷探知をするアフリカオニネズミの方がさらに優れているかもしれない。

2025年11月25日火曜日

鼻骨の形3)アフリカオニネズミとノウサギの鼻骨                 The nasal bone of Giant pouched rat and Hare

ネズミとウサギの鼻骨をアップする。ここではアフリカオニネズミとノウサギを見てもらう(図1)。ネズミもウサギも鼻骨は大きく、特にウサギは大きく上から見た頭骨の半分くらいの長さを占める。ネズミは元は左右の鼻骨が合わさって三角状で幅が狭いが、ウサギはW字状で、幅が広い。
図1.アフリカオニネズミCricetomys gambianusとノウサギのLepus brachyurus上から見た頭骨
 *アフリカオニネズミは頭胴長40センチくらいあり、尾も40センチくらいある。ドブネズミやクマネズミを巨大にしたような姿をしている。このネズミは匂いを嗅ぎ分けて地雷を発見する能力に優れており、地雷探査ネズミとして知られているアフリカオニネズミ - Wikipedia。ぼくにとってはタンザニアのマハレ山塊NPでチンプの人付けを現地の人たちと山小屋で生活していた時に、罠(図2)を仕掛けて捕獲して食べたブク(スワヒリ名)として馴染み深い。
図2.ブクの圧し罠をセットする
アフリカオニネズミは嗅覚に優れているように、鼻骨の大きさから判断するとノウサギも嗅覚にかなり優れているのではないだろうか?