1月19日の土山峠・猿ヶ島でのコースで:
タヌキのタメ糞の中にテン糞があった。
この興味深い糞があったのは、1月22日「フィールドサインの位置」の地図上で
タヌキ糞の黒丸とテン糞の赤丸が重なったところである。
先ずは、現場を見てもらおう。タヌキのタメ糞である。
10円硬貨の左上方にテン糞があるのが分るかな?
(クリックして拡大)
同じものを10円硬貨の位置をずらして拡大して撮る。
10円硬貨をの右下方にテン糞がある。
まさか、テンとタヌキがウンチをしながらコミュニケーションしていた訳でもないだろうが、
テンは敢えてタヌキ糞のほぼ真ん中で糞をしている。
テンの足はタヌキの糞の臭いがついただろう。
その前の1月9日に谷太郎林道・三峰のコースで
テン糞とハクビシンの糞が1メートルも離れてなかった。
テン糞:ストックのグリップの左側
ハクビシン糞:ストックの先の左上方
テン糞だけ
ハクビシン糞
恐らく、このテンとハクビシンも互いに知り合いなのだろう。
ハクビシンとテンの食べた物は違っている。
動物生態学も動物社会学も行動学も、その対象とする種(Species)だけを取り上げる。
他種との関係は外敵であるか、餌動物としてしか扱ってこなかった。
種の生態学、行動学、社会学であった。
森の動物たちが、外敵や餌としての関係ではなくて、森の中で互いにどのような関係(群集生態学とは違ったもの?)で、森を育んでいるのか知りたいものだ。
今週は専門学校の試験週で、採点、採点だ。もう少し、勉強して欲しい。
もっともぼくの学生の頃、1年生の時は半分以上も単位を落とした。
もちろん4年間で卒業できないで、同級生たちに取り残された。