27日の不動尻・三峰・唐沢峠で見つけたテン糞
テン糞①:三峰・唐沢峠の稜線上で
サルナシActinidia arguta種子・果肉果皮、キブシStachyurus praecox種子、2匹昆虫幼虫外皮
水洗いした直後の糞内容物、中央右に外皮だけが残った2匹の幼虫だ。
長い毛がないのでハグロケバエの幼虫ではない。
上の鉢トレーの中には、左のサルナシの種子と右のキブシの種子があった。
キブシの種子は夏以降初めてである。
テン糞②:不動尻近くの道路の縁石の上に、
サルナシ種子・果肉果皮、ヤマボウシBenthamidia japonica種子
サルナシ種子・果肉果皮、ヤマボウシBenthamidia japonica種子
拾った時は、ヤマボウシの種子だけだと思っていたが、サルナシの種子や果皮付き果肉も入っていた。ぼくの手許のヤマボウシの種子標本と比べるとこちらは小さい。でもヤマボウシの種子に間違いないだろう。でもちょっと??だ。
このテンは、ヤマボウシは林床に落ちている果実を食べたのだろう。しかし、サルナシは強風でも果実が林床に落ちることは少ないので、木に登って食べたのだろう。
テン糞③:テン糞②の場所から3メートルくらい離れた縁石の上に、
サルナシ種子・果肉果皮
これは、糞を見ただけでもサルナシの果皮・果肉がわかる。
サルナシ種子・果肉果皮
これは、糞を見ただけでもサルナシの果皮・果肉がわかる。
今夕は5時から専門学校野生動物科の卒業生たちとの呑み会だ。
わざわざぼくのために新宿から横浜に変更してくれたので行かざるをえない。
彼らは卒業後10年近くたったのだ。どういう人生を送っているのか?
この貧富の格差が広がっている時代、今の若者たちの多くは正規労働にも就けず
働いても将来の不安で結婚もできないし、あるいは結婚しても子供を作れない。
一方では、働かなくてもマネーゲームで富を得る人たちがいる。
物を生産し消費する過程に参加しない人たちが力をもつ歪な社会になっている。
もうすぐ選挙だ。しかし、この社会の仕組みを変えて若者たちに夢のある政策を
提出している政党が見えてこないのが残念だ。