老齢化したタヌキは左右の寛骨が恥骨結合で癒合するが、左右の下顎骨は癒合(6月26日アップ)。しかし、アナグマでは下顎骨が癒合しかかっているのに寛骨は癒合していなかった(6月27日アップ)。
居間のグーピーの水槽の横に置いている15歳で死んだクロ♂の寛骨に気が付いた。クロは15歳という老齢で逝ったのだ。下顎骨は癒合していないが、左右の寛骨はガッチリ癒合している。タヌキとクロの例から、イヌ科の動物は老齢化すると左右の寛骨は癒合するが、下顎骨は癒合しない。しかし、イタチ科のアナグマでは左右の下顎骨が癒合した後に寛骨が癒合することが分った。
アナグマの左右の下顎骨の方が寛骨よりも早く癒合し始めるのは、珍しい例だろう。多くの動物は老齢化すると左右の寛骨は癒合するが、下顎骨は癒合しないだろう。
生まれた時から左右の下顎骨が癒合しているサルやイノシシの仲間は、寛骨はどうなるのかな?
図1.クロCanis familiarisの癒合した寛骨とボンドで付けた下顎骨
これまで頭骨だけ、脛骨だけっと云うように他の骨も対象して比べてなかった。
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