「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年1月31日土曜日

辺室山でサルのコメント

今朝、4時ごろ目が覚めた。
寝床でピーターラビットの絵本を読んで、寝てしまった。
目覚めたら7時半、外は雨。

今日は友人たちがお昼過ぎからやってきての新年会だ。
今日31日は1月最後の土曜日ということで、新年会の誘いが4件もあった。
東京、新宿、湯河原とここ湘南台なのでハシゴは無理。

以前、take隊員からコメントできないとあったが、
辺室山でサルの群れに出逢っているやまぼうしさんにコメントできない。
どの辺りで出逢ったのだろうか?

2009年1月30日金曜日

小鳥の思い出

21日の円山木の頭の帰路で逢った小鳥
アトリという小鳥だと矢部さんに教えてもらう。
図鑑で調べたら、メスのようだ。
ぼくが名を知っているイスカ、アオジ、ベニマシコ、イカルもアトリ科の鳥のようだ。
これらの鳥は子供の頃から名前を聞いていた。
ぼくらは、卵や雛が入った巣を見つけることが遊びだった。
彼らの動きを30分くらい目で追っていると、巣の場所がわかった。
卵を見つけたら、毎日その状態を見にいった。
殻が割られてクチバシが見えると嬉しかった。
羽根が出始めた頃に雛をもちかえった。
が、ほとんど全ての雛を殺してしまった。
小学校低学年の頃は、ヒビ、アカギレ、イボの汚い手をして、暗くなるまで外を転げまわっていた。

2009年1月29日木曜日

この枯れた花?

ツルニンジンの枯れた花があった。
キキョウ科の花で、この花が何故園芸品種として出回らないかと思うくらいだ。ユリ科の薄いタネのようにたくさんタネがつまっていた。
昨年、目印にした赤布が真ん中のもの、今回、新たにつけたのは下のもの。
クリックすると拡大します。

登った直後は暑くて、ぼくは、このスポーツシャツの下は下着一枚だ。
誰もが山頂からの雄大な景色を望めるようにとロープウエーが設置されたりすることが多いが、ぼくはこのような「人道的な考え」に反対だ。
明日は整形外科に行って右膝を診てもらおう。

丹沢:円山木の頭、樹氷?

「円山木の頭」で:
無風でガスッテいる。下は宮ヶ瀬から登ってくる道。
コメツガの葉から生まれた霜
ドウダンツツジの枝に咲いた霜の花
決められた登山路を歩くのも楽しいが、前もって2万5千の地図を見て、自分で決めたコースを歩くのはもっと楽しい。登りはコースを外さない、が下りは迷う。ぼくは右方向に降りていく傾向がある。そんなコースを他の人も歩いている跡があるのを見つけた時は勇気づけられる。だから、ぼくは歩いて迷いそうな箇所に赤布をぶら下げて印にする。
しかし、吹雪いたり、ガスッテいると赤布が分からない。特にメガネが曇るとお手上げだ。焦る気持ちを以前はタバコ吸って落ち着かせた。今は、テルモスの熱いお茶を飲み、地図を見る。
人生の進むべき方向さえ分からない時は好きな本でも読んだり、自然の中に浸る。

2009年1月28日水曜日

丹沢:円山木の頭まで

7時14分:塩水橋付近で車を駐車して、矢部さんと出発
厳冬期用の毛糸の手袋を持ってきたが、軍手で大丈夫そうだ。
丹沢山までの最短距離である、塩水林道を登る。
堂平までは九十九折りの道。
いつも一人で登る時はショートカットするカーブのところにくる。
ぼくが林道を歩くので、矢部さんに「この尾根を登ってくれ!」と頼む。
林道を歩くより、どのくらい早いのか知りたいのだ。
矢部さん、「カモシカ!」と声を出す。
なんと、尾根の登り口にカモシカの死体。 右わき腹から内臓が食べられている。昨夜死んだものと思われる。
死因を考えたが、事故か病気か撃たれたかちょっとわからない。
解剖すると判断がつくのだが、、、、。
まだ、新鮮だ。
これが、アフリカや中国ではフトモモなどを切り取って持ち帰るのだが、、、、、。
蹄の底は柔らかく、このように第三指と四指が広がる。シカの蹄ではありえない。
急峻な岩場を駆けまれる筈だ。
円山木の頭(1360m)で、お湯を沸かしてモチと生卵を居れたインスタントラーメンをつくる。
無風状態だが、寒い! 樹氷の世界だ!
早々に引き上げることにする。 登りは道を辿り易いが、下りは非常に難しい。目印としてつけた赤布やすでについてある黄色のテープを目当てに下る。右膝は登る前より重苦しく痛いが、それ以上に靴擦れが酷く、休んでテープを巻く。雪山用に普段履かない登山靴を履いたからだ。
カモシカの死体をのぞく。少し、チェンジしている。テン糞まである。きっと、テンを含む動物たちが臭いにひき付けられてやってきたようだ。新たにひっぱたり、齧ったりした痕があり、新しい血が散らばっている。
顔の筋肉の付き方が知りたいがナイフを持ってきてないので、持ち帰れず。
フィールドワーカーとしての基本的装備に欠ける。
右膝が快復した後では、顔も齧られるどころか、運び去られるだろう。
テントを張って、夜通し、この気の毒なカモシカに集まる動物たちを見てみたいものだ。

2009年1月27日火曜日

Congratulation Barack Obama!

もとタンザニアで理数科教師をしていた丹沢サル観察し隊のT.Yさんから携帯メールがあった。
タンザニアから帰国した人のお土産でカンガをゲットしたようだ。
カンガとは:(アフリカでは、これを胸から、あるいは腰からサリーのように巻く布)
カンガにはオバマ新大統領の肖像が印刷されている。
さらにHongera Barack Obama と印刷してあう。
Hongera?をスワヒリ語辞典で調べた、「おめでとう」だ。
もう、早くも自動車の排出ガス規制などを行うような動きを始めた。
京都議定書よりもっと先に進んだものになっていきそうだ。
ただ、イスラエルに意義を唱えられない不満を感じる。
悪い事は悪い事だと、自分の信念を貫いてもらいたいが、、、、。

朝青龍のガッツポーズ

ぼくは、相撲や柔道のテレビ観戦が大好きだ。
子供の時のすぐやれる遊びは相撲だった。
冬場は休み時間になると、廊下や体育館で相撲をやった。
痩せているのに、ぼくは強かった。
中学の時、体育の先生も投げ飛ばしたことがあった。
中学校に土を盛り上げて作った土俵があった。
毎年、恒例の相撲大会があり、クラス代表になった。
が、いつも負けた。
裸になってマワシを締めると、マワシを引きつけられて吊り出された。

朝青龍が優勝し、土俵上でガッツポーズをした。
彼の喜びの感情が素直にあらわれた。
これが横綱としての品格が無いと横綱審議委員やまんが家も苦言を呈している。

今の相撲界が日本人だけのものではないこを解かっていないようだ。
世界中の若者が集まっている。
しかも、二人の横綱をはじめ、強いお相撲さんの名を挙げたら大半は外国人力士だ。
ヨーロッパの、モンゴルの、朝鮮の、ブラジルの地で生まれ育った力士であり、感情の発露は生まれた風土から出てくるものだ。

朝青龍の喜びの表現は、ぼくからみるとオトナシイものだ。
モンゴルの空を羽ばたく大きな鳥のイメージを感じた。
きっと、彼にとっては、とんぼ返りなどしたいくらいの心境だっただろう。

2009年1月24日土曜日

パフィオが咲いた!

お昼を食べた後、ランに霧吹きをかけようとしたら、パフィオが咲いていた。
このパフィオはもう20年以上前に友人の義妹さんが育てていたのを分けてもらったやつだ。
毎年、このスリッパのような花を咲かせてくれる。
今年は、いくつかの鉢を植え替えさなければいけない。
その時期は、八重桜が咲き終わった頃だ。
以前は、室内フレームで育てていたが、そんな栽培はもう10年以上前からしなくなった。
植物が我家の環境に馴れたことと、地球温暖化に加えて、室内も以前より温かくなったせいだろう。

しかし、最近のラン鉢の値段はもうパンジーや菊のような鉢物と変わらない。
メリクロン栽培技術によるものだ。

2009年1月23日金曜日

外遊びを!

中国、秦嶺山脈山麓の玉皇廟村の子供たち
2000年2月の寒い中を外を走り回っていた。
森の海▲海の森の今日のブログを読んで、
動物たちは、さまざまな人工物によって、住みづらくなっている。
人もそうだと感じ、ここに載せる。

家屋が立ち並ぶ道路は、「石蹴り」、「釘刺し」、「陣取り」、「缶蹴り」や「鬼ごっこ」、「かくれんぼ」、あるいは若者はキャッチボールやバトミントンという遊び場であった。
が、今は道路は舗装され、車が通り、子供の遊んでいる姿を見つけるのは難しい。

昔の家の周りで外遊びができたのは、舗装されていないで、車が少ない道路があったからだ。
今は、舗装され車が走る。
どうだろうか?
せめて、午後2時から4時までを車両通過禁止という道をたくさん作っても良いのではないか?
子供が家の周辺で遊びまわるような風景は活気を呼び起こす。

2009年1月22日木曜日

昨日のオスジカの頭骨

昨日のオスジカの頭骨を我家の庭に置いて撮る。

まだ、毛皮が付着しており、結構重いので、脳もしっかり残っていることが分かる。

このシカの角は、枝分かれの数が4つになっているので、4歳以上のオスということですね。

これをこのまま、頭部分を水を容れたバケツに浸すつもりです。
5月には、晒骨できることでしょう。





これは、現場で裏返して、口蓋部分をみたものです。


赤い矢印は犬歯です(良かったぁー。ようやく犬歯つきのシカの頭骨をゲットした) 。



歯はまだ、そんなに磨耗していないようですね。

歯の磨耗状態からでもシカの年齢推定が可能なようですが、、、。



2009年1月21日水曜日

シカ毛のタメ糞、、、シカ発見!

6時に矢部さんの車がくる。
伊勢沢林道を途中の音見沢橋から斜面に作られた新たな道を登り、尾根に出て「熊の平」へ向かう。
8時10分:タヌキのタメ糞である。
新しい糞はシカの毛がたくさん混じっている。
こういう尾根にはすぐまたタメ糞が出てくるんよなぁーと話してすぐ。
4、5メートルも離れていないとこに同じ内容物のタヌキのタメ糞だ。
しかし、真ん中のシカ毛だけでできた糞はまるでキツネ糞のようだ。
キツネはタヌキに対抗して糞をしたのか?
そんなことがあっても、良いと思いながら採集して持ち帰ることにする。
今、臭いをあらためて嗅ぐとキツネの臭いはしない。
「熊の平」に着き、尾根を下り、音見沢でインスタントラーメンを食べようと斜面を下って沢へでる。
矢部さんが、「シカ!」とぼくの足元をストックで指す。
立派な角をもったオスである。
周りを探したが、左の下顎と寛骨と脊椎骨しか見つからず。
頭骨に着いている頚椎や胸椎も動物たちに齧られている。
この頭骨、まだ毛皮や肉が付着している状態で、犬歯が2本とも残っている。
タメ糞の主はこのシカを食べたのは明らかだ。
タメ糞とこのシカの死骸との距離は500メートルくらいだ。

この頭骨も拾ってきたが、帰路の車の中がはでに臭い、矢部さんに申し訳なかった。

2009年1月20日火曜日

顎の動きと食性

赤丸の部分は、頭蓋・側頭骨・下顎窩と名付けられている。下顎の関節突起がここに着く。
上から、
ニホンザル
後には下顎は移動できないが、前と左右にはある程度動かせる。
ニホンカモシカ
窩というよりも球状になっており、前後左右に下顎を動かせることが判る。
ニホンジカ
これもカモシカ同様に、下顎を回転させるように動かすことができる。反芻しているときの口のむしゃむしゃやっている状況が判る。
ノウサギ
左右は少しだけだが、前後には大きく移動できる。
臼歯の咬面には横に溝がついているので納得できる。
アフリカオニネズミ(ブク) をネズミの代表とした。
これも前後には大きく可動できる。
以上のように、雑食性のサルや草食性の者達は、堅い葉や樹皮、果実、種子を食べなくてはいけないために、前後、左右に下顎を動かして食物を擂り潰すのに適した関節構造をしている。

しかし、下の肉食性の者達は、関節がまるで車軸のように固定されていて、その中でしか回転運動のように下顎を上下にしか動かせない。
アナグマ
イタチである。
このような関節構造のためもあって、テンたちが果実を食べた時は、咀嚼しないでほぼ全て丸呑みになってしまうのだろう。

2009年1月19日月曜日

女性のアクビ!

秦嶺山脈のキンシコウRhinopithecus roxellanaのアクビ(Yawn)である。 今朝、横浜から乗ったJRは超満員であった。
ぼくの前の女性が大きな口を開けてアクビをした。
彼女の扁桃腺まで見えてしまった。

手も自由に動かせないくらいだったので、手で口元を覆うことは出来なくても下向きにでもアクビをしてもらいたかった。

アジア・アフリカに生息するヒトを含む狭鼻猿類のオスはメスと違って、長くて大きな犬歯をもつ。
オスザルは他個体がいるところで、これ見よがしにアクビを行う(上の写真)。
このアクビは、「ぼくはこんなに凄い犬歯をもっているんだぞ!何かあればこの犬歯で君らを攻撃しますよ!」という誇示行動である。

だから、犬歯のもたないメスはアクビをしない。
順位の低いオスもアクビをしない。
ヒトのオスはヒト化への道を辿るうちに、犬歯が短くメスのようになった。
それでもアクビがでて、大口を開けることがある。
しかし、この時ヒトは口元を手や他の物で隠す。

このヒトの行動は、「ごめんなさい、アクビをしてしまったが、あなた方に敵対心をもっているわけではありません」と口元を手や他の物で隠すように儀式化したと考えられる。

ヒトのオスのメス化は犬歯ばかりではないが、それは置いておくとして、、、。
ヒトのメスが人前で堂々とアクビをするのは、どう考えたら良いのかとぼくは考えている。

2009年1月18日日曜日

酔っ払い!

昨夜は、新宿で釧路湖陵高校の同期会があった。
A、B、C、Dの4クラスの人たちが参加した。
関東近在の者たちや、名古屋やホーチミン市に在住しているという人たちまでいた。
有名企業のエライさんになっている人たちなど第一線で活躍している人たちがいたが、高校時代は話をしたこともなかったような人たちと同じ高校の同期だということだけで、わいわい呑み合えた。

男同士の付き合いは仕事というが、全く仕事など関係なく話し合えるのも凄く良いものだ。
よびかけてくれた世話人に感謝したい。

ぼくは、こういう場では、一人ですぐ盛り上がってしまって、羽目を外してしまう。
学生時代の呑み方からまったく進歩していない、反省である。
寝過ごして、小田原まで行き、結局タクシーで帰ってきた。

咲いた!

カトレアの仲間が咲いた。
以前は、ランや観葉植物などに凝ったことがあった。
アフリカ行きが決まったとき、植物好きの人たちに分譲した。
戻ったら、デンドロ、パフィオ、カトレア、オンシ、セロジネのそれぞれ1、2種だけが生存していた。
手入れをほとんどしなくても我家の環境にあったランたちが生きのこったことになる。
このカトレアは季節に関わらず花を楽しませてくれる。

来月にはパフィオペディラムやデンドロビュームが咲きそうだ。
部屋の中が甘い香りでみたされる。

2009年1月17日土曜日

イヌ科Canidae3属の下顎骨による同定

昨年11月8日にイヌ科Canidae3属の後眼窩突起や鼻骨による違いをしめした。
今日は、3属の下顎による違いを見ていただきます。
上の写真から、タヌキNictereutes procyonoides、キツネVulpes vulpes、イヌCanis familiaris
①:筋突起  
②:関節突起 
③:下顎角  
④:第二下顎角(福田がつけた私的名称)


a)タヌキでは、①の筋突起が下顎体からほぼ垂直に立ち上がる。他2種はゆるやかなカーブを描く。
b)タヌキとキツネでは、①から②への流れがほぼ垂直であるが、イヌでは内側へ入り込むようになる。
c)タヌキでは、③から④へ移行に段差ができるが、キツネ、イヌでは④は不明確である。
という具合に、下顎骨の片割れでも拾ったらイヌ、キツネ、タヌキの区別はできる。
ついでに言うと、イタチ科のアナグマは歯式が3・1・3・2で、タヌキの3・1・4・3(2)とは異なるので、下顎骨が短く、さらに④は不明確だ。

2009年1月16日金曜日

北岳は間違い!甲斐駒だ!

今朝、高取山から見えた『北岳』(過去2度アップ)は、「甲斐駒ケ岳(甲斐駒)」であると教えていただきました。
やまぼうしさん、御指摘ありがとうございます。

実は、今朝も見えていて写真を撮ったのですが、何となく「北岳?」となったためにアップしませんでした。虫が知らせたんですね。
やまぼうしさんは、清川村在住で、自然大好きのようで、高取山や仏果山も庭のように歩いているようです。サルがいるところに在住で羨ましいです。

初丹沢の高取山

5時に目が覚めたので、丹沢へ行くことにする。
お餅を一個焼いて海苔で巻いて食べ、テルモスに熱いコーヒーを容れて車にのる。
それでも家を出たのが6時10分頃で、車を走らせながら何処にいこうか迷う。
が、サルを見つけることにして、昨年末に哲学研究学徒と一緒に歩いて、サルに出合った仏果山に行くことにする。
7時20分に宮ヶ瀬湖沿いにある駐車場に停める。

先日とは逆回りで行こうと考える。
仏果山登山口から登って10分も歩くと、日陰になるところは雪が凍りつき、滑って歩きづらい。
まー、帰りは融けているだろう。
余りにも滑って歩きづらいので、道からちょっと外れて、堅く絞まった雪の上を歩く。
シカ糞を見つける。随分細長いのもある。
テン糞がある。
雪の上のフィールドサインとしての動物の足跡を期待していたのだが、あまりにも雪が降ってから日数が経ちすぎている。
8時27分に高取山に着く。
歩き始め約1時間である。
自分としては、身体全体の贅肉を取るためかなり無理して急いだので、汗だくだ。 道標のすぐ横にある鉄塔でできている四方が見渡せる見晴らし台に登る。
左の赤い矢印の山が丹沢山であり、右の矢印が蛭ヶ岳である。
ぼくは、この高取山と丹沢山・蛭ヶ岳の稜線までの山麓を、這いずりまわっていることになる。
と、目の下で小動物がピョンピョン移動するのが目に入る。
リスが鉄塔の下を走っては止まり、走っては止まりしながら移動していく。
何故か、黒っぽく見えた。
リスが通った辺りに足跡を探したが、雪の表面が堅く凍りついているので、足跡は残らず、残念!
連れ合いから、車を使うので何時に戻るか?とメールが入る。
で、慌てて、小走りでショートカットしながら下りる。
なんと、40分もかからないで車に辿り着く。
汗だくなので、セーターも脱ぐ、窓を開けたまま走る。
何故か、少し、重たい感じがする。
連れ合いの新車で、2度目の運転だ。
警笛がなりっぱなし、2、3度停めてみても分からない。
1キロくらい走って、ようやくサイドブレーキを引いたままであることが分かる。
左側に足でクラッチペダルのようについているやつだ。
スピード違反で酷い目に遭っているので、制限スピードより15キロくらいまでにする。
ともかく、11時5分前に家に戻ることができた。
事故無しですんで良かった。

2009年1月15日木曜日

梅ほころぶ!

今朝、6時30分明るくなってきているので庭をみると梅の花が5、6個開いている。
で、庭に下りてパチリ。
で、西の空を見ると寒空に白い月が浮かんでいる。
月はこちらが庭にでて来たのを見ていたような、、、そんな気にさせた明け方の白い月。
昨日、築地書館の編集者がきた。
「頭骨学入門」の本がGo!となり、本の内容・構成について話しあう。
すでに大きさもページ数も決められている。
薄手の本で不本意だが、名のある書き手ではないので仕方がない。

2009年1月14日水曜日

オジン・オバンと蔑称される原因は!

先日、テレビを見てはっと思った:
箱根駅伝で30年前、40年前の映像が流される。娘「皆、オヤジの身体つき!」。
成人式の特集で糸井重里氏と立花隆氏が爆笑問題と、糸井氏と立花氏の二十歳前後の写真がでる。
糸井氏、ジーンズに革ジャンでバイクに跨る。
立花氏、背広姿でネクタイを締めコートを羽織ってロンドンの街頭での写真、爆笑問題氏「わー、オヤジ!」

ぼくは団塊世代の波頭に立つ。
糸井氏の世代であり、立花氏はかなり上に思っていた。がそうは違わない。しかし、ぼくらの世代あたりで、大人への見方が変わっていった世代のような気がする。高校の時、昭和初期の二十歳前後の大学生が、英語やドイツ語やロシア語などの文学や哲学を翻訳しているのを知って驚いたことがあった。あるいは、明治維新を導いた志士たちも若い。が、肖像画では4,50代のオヤジである。

団塊世代も含めて以前の人たちは、大人への強い憧れがあったのではないだろうか?
そのオヤジ願望が仕草や体躯や思想にまで高められたのではないだろうか?

それが、今はオヤジになりたくない。
青春願望のような状態がずーと続いているのは何故なのだろう。

それは、経済成長を求めてきた、消費生活にあると考えられる。
常に新しいバージョンのものが発表され、消費者はそれに飛びつく。
新しいモノほど優れている。
古いモノはダメという考え方の流れが作られている。

オヤジ・オバン(=古いモノ)と蔑称され、さらに、元気の良い若者がもて囃されることから、それが社会全体の軽さを生み出している。
閉塞感があるのに軽い社会は、恐ろしく嫌な感じがする。

2009年1月11日日曜日

ネズミ科の頭骨の不思議

上の頭骨はニホンハタネズミ(茨城県産)のものである。
①:後頭骨、②:間頭頂骨、③:頭頂骨、④:前頭骨、⑤:鼻骨、⑥:側頭骨、⑦:上顎骨頬骨(上顎骨と頬骨が分かれていない)、⑧:上顎骨、⑨:聴胞、⑩:前顎骨である。

ネズミ目(RODENTIA)の中で、ネズミ科(MURIDAE)だけが、ネズミ目の他の動物やサル目(PRIMATES)やネコ目(CARNIVORA)などの他の動物の頭蓋骨には無い骨をもっている。

それは、②の間頭頂骨である。

子供の時ほど骨の数は多いが、成長すると骨の数が少なくなる(例:ヒト子供約270個、ヒト大人約200個)。また、祖先型から発展した動物は骨の数が少なくなる傾向がある(例:ウマの足)。

日本に生息する他の動物で間頭頂骨をもっているのはモグラ目(INSECTIVORA)である。

頭骨の大きな骨の数だけを問題にすると、日本産の動物においては、ネズミ目のネズミ科の動物とモグラ目のモグラ科の動物の頭骨は、哺乳類の祖先型に近いと言えるのではないだろうか。

初氷

庭の睡蓮鉢をみたら、凍っていた。
昨日から凍っていたのだろうか、昨朝の方が冷えていて近所の屋根には霜が下りていたから、今朝ではなく昨日から凍っていたのだろう。
初氷だ。
何となく嬉しいのがおかしい。
もう、このあたりでは氷は見られないのかと思っていた矢先だった。
そうそう、昨日は冷えたので、グッピーのためにヒーターと循環器をとりつけてやったのだ。
グッピーは釧路の昨年の夏に実家からペアーをもらってきたのだが、実家では真冬でもヒーターをいれていないのに、元気に泳ぎ回っている。もっとも室温が20度くらいあるので、水温も同程度になっているのだろう。
我家では、と言うよりも関東地方の家々の室温は釧路の実家よりも明らかに低い。釧路から戻った時は部屋の中が寒いくらいに感じたほどだ。そのためだろう、グッピーもほとんど動かず、日中の陽が射す時だけ泳いでいた。
しかし、今はもう休むことなく泳ぎ、昨夏生まれた子供が大きくなって親に性行動さえとり始めている。

関東地方に住むようになって、こちらの人々を見て思うことは、関東はある程度寒いのだから、厚手の下着やセーター、オーバーをしっかり着て、手袋や耳あてなどをつけるともっともっと活発に動き回れるのにと思ってしまう。
手袋をしないで袖の中に隠すようにして歩くのを、親から貧相だから、手袋をつけろ!と注意されたものだ。

2009年1月10日土曜日

チェンジしない風土

昨日の湯河原実習で、見つけたフキノウトウ。
このフキノウトウが出る場所は、ぼくの秘密の場所だ。
何十年も前から、ここだけが雪があっても顔を出す。
もちろん、昨日は寒かったが雨。
花が開いているのが二個もあった。
これを、2、3日水に浸けて、もう少し成長を促して大きくしてからいただく。
春の苦さを1月に味わえるなんて幸せだ。
昨日、冷たい雨中を探した甲斐があったのだ。
もっとも膝から下の裾がびしょびしょに濡れたが、帰りの「ままねの湯」でそれさえも解消された。
奥湯河原から広河原までの道路沿いの家並みは変わったが、山の中は木々が大きくなっただけで40年前と変わっていない。以前、あった大きなモミはあるし、大きくなったら碁盤に欲しいなぁーと思っていたカヤの木もある。沢沿いは台風や梅雨時の豪雨で流れが変わって土手が削られたりして少し変わっているが、尾根沿いや斜面は以前のままだ。
日向にはちゃんとフキノウトウが顔を出していた。
ある地域で代々農業を漁業を、あるいは製造、加工業を行ってきたのは、それで生活する人々はその地域の事を良く知っていたからであり、文化が継承されていくことになる。
チェンジ!チェンジ!と叫ばれているが、チェンジしない自然があるからこそ我々の生活があるのだと思う。
もう少し、否、しっかりその土地の風土に根差した生活スタイルを取り戻すべきではないだろうか!!

2009年1月9日金曜日

雨の湯河原実習

今日は、雨の中の専門学校の野外実習であった。

場所はぼくの青春の場とも云うべき湯河原である。
朝から雨なので参加者は2、3名かなと思っていたが、10名中6名だった。
小雨が絶え間なく降り、ガスっていて寒い。 湯河原から奥湯河原までバスで行き、広河原を通って、天昭山野猿公園跡を過ぎて間もなく沢からアオサキが一羽飛び出す。

しばらく歩いていると、イノシシのコドモが一頭、慌てて我々の3、4メートル前を右往左往する。3、40秒はあったように思う。十分に写真を撮れたのに、こちらは、カメラを構えて写真を撮る真似をしただけ。

沢に流れ込む小いさな流れで、土壌動物を漁っていたようだ(下の写真)。 天昭山神社でお昼にしたが、お賽銭箱があるあたりも雨滴が飛び跳ねて、座れる場所がない。それでも、座って、ぼくは白ガソリンのストーブをつけて、インスタントラーメンに卵、餅、キャベツを入れてたべる。

お昼を食べた後は、神社周辺のムササビやハクビシンの巣穴と思われる場所を皆で観察。ムササビがちょっと何事かと顔を出したがすぐ引っ込む。
白雲の滝まで行くが、滝壷が埋まってしまっており、かってそこで泳いだ場所の面影なし。女子3名が傘を持って滝の下まで行く。 滝から神社に戻り、荷物を持って帰ることにする。
餌場跡で、ノウサギの糞を探したが見つからず。フキノトウを見付ける。

寒かったが、湯治場の「ままねの湯」まで歩き、200円で十分に温まる。生憎の冷たい雨で山を歩くことができなかったが、温泉に入ることができたので救われた。

2009年1月8日木曜日

2匹のハタネズミ!

12月17日のブログに載せたハタネズミが大分腐ってきた。蓋をあけると猛烈に臭う。この2週間、帰省していたので蓋を閉めたまま机の下に置いておいたため、腐りのスピードが落ちたようだ。
2月には綺麗な骨を得られるだろう。
で、take隊員からもらったもう一体を今日、解剖し除肉し、水につけた。こちらのハタネズミも立派な身体だ。2匹とも頭骨は完全で、壊れていないようだ。

梅にメジロ

狭い庭の梅にウグイスではなく、二羽のメジロがやってきた。
さらに、ヤマガラが一羽、ナツツバキの木にいる。
二羽が一緒にとまったら、シャターを押そうと思っていたが、仲が悪いのか、あるいは仲が良いのか?近くに相手がくると追い払う。オスとメスの性行動とは思えない。が、ぼくは鳥痴だ。ケンカするほど仲が良いのか?不思議な二羽であった。いずれにしても穏やかな新春という言葉が当てはまるお昼前である。
白梅も来週始めには開きそうだ。