「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年11月30日月曜日

唐沢キャンプ場・黒岩・唐沢林道・物見隋道

28日(土)は唐沢キャンプ場を8時半に出発。
黒岩から物見峠までの古い登山道を探しながら行くことにする。
先ず、山ノ神社で唐沢川を渡渉。

ぼくが裸足になって渡渉しなかったため、靴を脱いだのは3人だけ。
だから濡れた人たちもいた。
ちゃんと見本に脱がなくてはダメだ。
黒岩へ向かう。道ははっきりしている。

再び川を渡渉する。このときは靴を脱がなくても大丈夫。
斜面を見上げると唐沢林道のガードレールが見える。
登山道は林道に沿うようについている。
が、突然の大崩落地に出くわす。
2、3名はトラバースできそうだが、勇気ある撤退とする。
林道直下まで戻り、記念撮影。

ここから、林道までは3,4分だ。
舗装された林道歩きはカッタルイ。
物見峠の隋道を過ぎた日向でお昼を食べる。
タッパーに詰めたご飯は芯のあるガンタだった。でも、おいしい。

林道の終点近くで新鮮なサル糞を確認し、写真を撮って進むと、
皆が斜面を見上げている。
サルの群れがいたようだ。
ぼくは、見られなかった。残念!
ともかく、事故もなく良かった。

2009年11月29日日曜日

熊が登った木

 一昨日の専門学校の丹沢実習で、
クマが登った爪跡(斜面の上部側の幹)と降りた爪跡(幹の斜面の下部側)の
高木を見上げたら枯葉の他に同定できるかなと思われる葉がついていた。

春には花が咲き、秋にはクマが登って食べたいような果実をつけるものと思われます。
この木すぐに同定できると思っていたのですが、、、、。
エゾエノキ?
どなたか教えて下さい。

2009年11月28日土曜日

熊の爪跡

27日(金)28日(土)と専門学校の丹沢実習があった。
27日は唐沢キャンプ場前の尾根を登って登山道を目差した。
クマの爪跡である。
先日ネットで調べたものと同じ跡を見つけた。
ほぼ平行の4条の跡が特徴だ。これは下った時にできたもの。
いずれもクリックすると拡大します。

下りてきた爪跡に女子が手を当てる。

登った跡はあまり滑らない。左上部と右下にある。

興味深いことに、登った跡は尾根の上側であり、下った跡は尾根の下側である。

この爪跡は丸2年前に作られたものだろう。
登って下りた爪跡ができるのはこの木に果実がなっていたのだろう。
これまで、シカの角の先を擦った跡をクマの爪跡と勘違いしていた。

2009年11月23日月曜日

「人生は辛く悲しいもの!」

お袋が倒れて骨折し整形外科に運ばれた。
倒れたのが脳梗塞で倒れたものだという家族の主張が通らず。
整形外科では、医者も看護士も脳梗塞だと判らず。
内科医の診察があって、脳外科に移される。倒れてから4日目の事だった。

入院している病院から見た釧路湿原
中央の白い線は、自然破壊の湿原道路

入院しているお袋を見舞った。食事の前後3時間くらいを付き添う。
左半身を全く動かせない。言葉が明瞭でないので、自分の意思を書いて教える。
最期に近いと思い、お袋と二人でいるところを写真に撮ってもらおうとすると拒否される。

オムツをしているがトイレに連れて行ってくれと懇願する。
今のトイレの設備では一人で用をたせない。

食事の仕方が異常である。餓鬼のようにガツガツ食べる。
一皿ごとに食べ終えると美味しいとOKサインを指で作って表す。
全部食べ終えてもっと欲しいと言う。

車椅子からベッドへの移動は骨折箇所があるので痛い痛いと叫ぶ。
左半身不随なため身体が寝ていても車椅子でも右にエビのように傾く。
棒付き飴をしゃぶっている時が一番満足だ。

看護士の人たちは感謝の一言である。給与を3、4倍にしてあげたい。

人間の尊厳を保てる看護医療・介護というのは難しいものだ。
排泄はトイレでさせてあげたい。
お腹を擦ったり、撫でたり、揉んだり、押したりしてもベッドではできないようだ。
その内、ベッドでするようになるようだが、自分の事のように惨めだ。

「人生は辛く悲しいもの!」とノートに2度も3度も繰り返し書いた。
僅か二泊三日の介護であったが、妹や兄貴夫婦は毎日だ。

2009年11月21日土曜日

雪景色の釧路

昨日から釧路に帰省した。
羽田空港は半袖姿の職員たちがいるように過暖房で、暑かった。
一転して釧路は零下だった。
道東地方は、これから長い厳冬期に入る。
雪が降るというので、冬タイヤの取り替えを命じられる。
慣れていないため1時間以上もかかってしまった。
9時頃から降り出し、今は本降り。
5、6センチも積るかな?

明後日の最終便で藤沢に戻る予定だ。

2009年11月16日月曜日

ごめんなさい、間違いだった!



先日の10月24日に行った「秋の丹沢サル調査件観察会」の時に鍋嵐手前の尾根で見つけたクマの爪跡と報告したものです。クリックすると拡大!
先日13日(金)に神奈川県立宮ヶ瀬ビジターセンターに寄った時に、
学芸員のSakai様より、これは「シカの角砥ぎ」の跡であって、クマの爪跡ではないと指摘されました。

気になり、シカー角砥ぎ(deer- fraying)とクマー爪跡(bear-claw marks)で検索しました。
bear claw marksでヒットしました。是非、GoogleのImageでやってみて!
結論:上記の写真の跡は「クマの爪跡ではない」ことがわかりました。
シカによる角砥ぎということのようです。

実際に観察していていないで、推定だけで話していた訳で、大変申し訳ありません。
また、宮ヶ瀬ビジターセンターのSakai様にあらためてお礼申しあげます。
これからも気がついたことがあればご指摘お願いします。

野生動物に関しては実際にその行動を観察していないのに、「ぼく」のように思い込みと想像だけで「ものを語る」人たちが多い。
サルによるクルミの堅果食いもそうだが、たった一度の観察で事実が明らかにされる。
もっともっと野山を歩かなければダメだ。

2009年11月15日日曜日

思わず見上げる夕焼け

昨日は部屋の中で、半年振りにゲラ状態になって上がってきた「頭骨学入門?」の手直しをしていた。
何だか西側の窓の色が異様に赤い、隣が火事?と思って振り返って庭を見る。
寒くて暗かった筈なのに不思議な赤橙色の光が注いでいる。
外に出て、西の空を見上げた。すぐカメラを取りに戻る。

久しぶりの夕焼けだ。
子供の頃の原野(釧路湿原)での釣りをしている時の夕日
学校帰りの釧路の幣舞橋からの夕焼け
タンガニーカ湖西のザイール(現コンゴ民主共和国)の山並みに沈む夕日
夕焼けは郷愁となる。

2009年11月14日土曜日

学生たちに感激!

昨日の天気予報は寒く朝から夕方まで雨であった。
前夜寝るときも明日は2、3名しか出席しないだろうと思っていた。
朝起きた時、カーテンを開けると曇り空で雨は降ってはいない。

学生たちには、「野生動物たちは雨でも雪でも台風の時でも山の中で生活しているんだ!」
と話している。天気の良い日だけの観察は動物たちのほんの一部の生活だ。

本厚木駅前のバス停にはなんと8名(13名中)が集まった。
何となく嬉しくなってコンビニでチョコを二箱買う。

尾根道を歩きながら地図と磁石を見ながら自分の位置を何度か確かめてもらう。
御殿森ノ頭でお昼を食べていると雨が本降りになり始めた。
雨宿りを兼ねて「宮ヶ瀬ビジターセンター」への尾根道をとる。
春ノ木丸とセンターへの分岐で、チョコを食べて元気に下る。

濡れたし、転んだりで泥だらけになった。
帰りのバスでは寝ている学生たちを見て、感激だ!
雨の中の山を歩くのは濡れるし、疲れるし、汚れるので、できれば避けたい。
雨模様だから学生は来ないだろうなんて思っていた自分が恥ずかしい。

2009年11月12日木曜日

動物園の飼育係の人たちと

今日は、雨模様の中を東京の動物園飼育係の二人と丹沢へ行ってきた。
飼育している動物が、自然のどのような環境でどのような餌を食べどのような生活をしているのを知りたいということなので案内をすることにしたのだ。
法論堂から半原越の途中でメスジカに会う。
半原越で立派なオトナオスに会い、その移動した方向に車をやると3、4歳のころころと太った子ザルが4頭樹上にいる。ぼくらが車の中なのに木から下りて姿を隠してしまった。
オスの鳴き声、メスの群れオスを呼ぶ声、採食するクー、クーという声
サルたちは沢を登っていったようだ。
ぼくは二人に仏果山周辺をみてもらうため、熊谷沢林道を歩き、
半原からの仏果山への登山道を登った。

林道には、アケビの種だらけのサル糞、シカ糞が落ちており
シカの足跡やイノシシの足跡や鼻で地面を掻き回した跡などがあった。




4枚の写真は上からクサギ、アメリカセンダングサ、コアカソ、ウドのシカによる食痕である。
仏果山でお昼を食べようと思っていたが雨脚が強くなったので、1、2分もいないで大棚沢駐車場へ降りることにする。
途中で、登ってきた県立宮ヶ瀬ビジターセンターのAokiさんにあった。

2009年11月10日火曜日

続)近年の哺乳類Mammaliaの系統分類 クジラとウシは近縁だ!

 DNA分析により、近年の哺乳類の系統樹が変わったことを知らせたが。
 ウマとウシは一見しても、良く見ても似た身体をしている。
(南アのマディクエ動物保護区のシマウマとオグロヌー)

 以前偶蹄目に属していたウシ、シカ、イノシシ、キリンはクジラやイルカと同じ仲間の鯨偶蹄目となった。

 以前からカバとクジラの類似性は語られていた。ウマ、サイ、バクは奇蹄目で変わらない。
 以前有蹄類の仲間とされていたゾウ、ハイラックス、ジュゴンはアフリカ獣上目の中の動物となった。

現在の哺乳綱Mammaliaは三畳紀に誕生した原獣亜綱(単孔目のみ)と、白亜紀後期に生まれた後獣下綱(アメリカ有袋目とオーストラリア有袋大目の有袋類の仲間)と
真獣下綱の三つに分類される。

真獣下綱は次の四つの上目に大別される。

アフリカ獣上目Afrotheria(長脚目、テンレック目、管歯目、近蹄類:岩狸目、長鼻目、海牛目)
異節上目Xenartheria(被甲目、有毛目)
北方真獣類Boreoeutheria
真主齧上目Euarchontoglires(真主獣大目:登攀目、皮翼目、霊長目、グリレス大目:兎形目、齧歯目)
ローラシア獣上目(ハリネズミ目、トガリネズミ目、鯨偶蹄目、有鱗目、食肉目、奇蹄目、翼手目)

 サルとコウモリは近縁だと考えていたが、コウモリはサルよりもウマの方に近いのだ。

2009年11月9日月曜日

近年の哺乳類の系統分類

この2、3年の哺乳類の系統分類は、5、6年前のものでさえ旧態依然のものとなってしまった。
動物たちのミトコンドリアやDNAによるい塩基配列を分析し、類縁関係を統計学的に解析しその系統樹をつくりあげている。

食肉目を取り上げると、クマとアザラシの関係はクマとネコより近い関係ということが明らかにされている。
そういう研究・分析・調査に携わらない者としては、従来までの形態による系統樹が頭から抜け切らないために、今、混乱した状況である。

上は専門学校で飼育されている霊長目・曲鼻亜目・ロリス下目・ロリス科のスローロリスである。
以前は原猿亜目が使われていた。
メガネザルはぼくらヒトと同じ直鼻亜目で
メガネザル下目・メガネザル科の動物であり、
ヒトは直鼻亜目・真猿下目・狭鼻小目・ヒト上科・ヒト科のなる。
あ~気が遠くなりそう!

2009年11月6日金曜日

初めての鍋嵐(これは誰が齧ったの?)

今回、いつもは見ているのだが、全く問題にしなかった現象に気がついた。
尾根道を歩くと、林班の境界の杭が打たれていて、それが地図上の尾根と照合するのに楽なことがある。
「水源の森林 神奈川県」と記載された立派な杭がある。
677のピークにある杭、地面からの高さは7,80センチはあろうか?

この杭の上の赤いプラスチックの部分が齧られている杭がある。

誰が齧った?

さらにはこのようなプラスチックの赤い杭も
誰が齧ったの?

誰が?どうして?齧ったのか考えている。
テン?クマ?リス?ウサギ?誰?
お分かりの方、教えて下さい。
いずれにしても動物のフィールドサインであることは間違いない。
歯型がしっかり残されているので、今度はスケールを持っていかなくてはならない。

2009年11月5日木曜日

専門学校と学生

 専門学校は2年間で専門を学び取得しなければならない。
 ぼくが講師(非)をしているのは動物関係の東京コミュニケーションアート専門学校で、動物飼育、アニマルトレーニング、動物看護、トリミング、野生動物などの専攻のクラスがある。
 専門学校だからその道の専門だけの授業があるかというとそうでもない。
 わずか2年間だけで専門を学習するのだから、もっともっとその道の専門のカリキュラムを組んだら良いのにと思う。

 学生たちに対して「今の若者は!」という若者を過ぎた人たちからの批判がある。
 しかし、ぼくからすると「今の若者・学生ほど仲間に対しての思いやりがあり優しい気持ちをもった人間はいないのではないか!」と思う。
 昔の若者・学生もそうだったのかもしれないが、若者期を過ぎたぼくから見ると、今の若者は仲間に対して、他人に対してすごく優しく思いやりがあると感じる。
 それは、若者期を過ぎた大人たちの嫌な面をたくさん見ていることから感じる反動かもしれない。

 カメラを持って飼育されている動物を撮っていると飼育専攻の学生が「先生!」と声を掛けてきた。
 写真を撮ると「ブログ時々見ているよ!ぼくらを載せて!」とKakuta,Yoshioka,Taguchi&Maeno君たち。

初めての鍋嵐(3)

北尾根のオオウラジロノキがある細尾根を登っていくと2、3人用のテントが張れそうなくらい広々とした677のピークにでる。
そこからゴジラノ背尾根を渡り、720mの四叉路の尾根に着く。
迷うことなく南方の広い尾根を進んでいくとJピークに辿りつく。
Jピークは鍋嵐より数メートルだけ低いだけで木が生い茂り、西方向への尾根がはっきりわかる。
このピークで10分前後地図と磁石で鍋嵐方向を確認する。
西方向への平らな尾根の方に行きたいくらいだ。
鍋嵐方向へは落ちるような尾根になっているので鞍部に降りきるまでちょっと不安。
2万5千の地図どおりに100mくらい下ると鞍部であり、すぐ南にある鍋嵐の尾根に取りつく。
登り道を間違えたのかもしれないが、北側の急斜面で雪があり滑らないように三点確保で木の根や幹を掴んで登る。

なんのことはなくすぐ鍋嵐のピークに出た。
真西に蛭ヶ岳山荘が見える。クリックして拡大!
蛭ヶ岳の手前の尾根は宮ヶ瀬・高畑山・本間ノ頭・丹沢山の稜線である。
北尾根のいたるところにあったカモシカ糞

677ピークを過ぎてすぐモミの根元にモミの球果がリスに食べられた痕

宮ヶ瀬尾根の細尾根のタヌキのタメ糞跡の新しいテン糞
10月24日の観察会の時もテン糞があり、軟便だった。
タヌキとの遭遇の危険もあるので、テンはすごい緊張感で軟らかい糞になったかもしれない。

鍋嵐から東方への道はしっかりしたものであり、能の爪までハイキングコースのようである。

2009年11月4日水曜日

初めての鍋嵐(2)

宮ヶ瀬湖の湖面から水蒸気が上がっている。
きっと気温よりも水温の方が高いのだ。

オオウラジロノキには果実がまだたくさんついている。
林床に落ちた実はテンやアナグマたちに食べられる。
サルにこの実の場所を教えてやりたい。
シマッタぁー!果実を数個持ってきて種を調べるべきだった。

オオウラジロノキのあたりに、キク科の小さな草丈の白い花が点々と咲いている。
この花の名前教えて!

ハタチガ沢林道を歩いていると、オスジカのさびしげな鳴き声が谷間に響く。
紅葉も前夜の寒さで美しくなった。

鍋嵐(3)は動物編です。

2009年11月3日火曜日

初めての鍋嵐(1)

今朝、5時に目覚めて丹沢へ行く用意をしたが、山用のメガネが見当たらない。
結局6時半に出発。
富士山はもうかなり雪が被っている。
吹風トンネルを出たところにある駐車場に車を置き、自動車道路を1キロちょっと南下して中津川に掛かる橋を渡る。
祭日なのに今日も工事をやるようだ。朝礼が行われている。
工事用の小屋の前を通って、小屋裏の斜面に取り付く。
急斜面であるが、登りやすい。
稜線に出る前の50メートルくらいの斜面で、ちょっと危ないかな?という思いがした。
約、50分くらいかかって北尾根の稜線に出る。

677ピークの手前の細尾根にオオウラジロノキの果実が散在している。

木にはまだたくさん果実がついている。落ちているのを一つ食べるリンゴのようだ。

真北に宮ヶ瀬やまびこ大橋が見える。

677ピーク、720ピークを越える。
ちょっと休むと寒い、北側斜面には雪が残る。

滑らないように注意しなが歩く。
ピークに着く。ここでも地図とコンパスを見比べる。
もうすぐ鍋嵐だがここからは鍋嵐は見えず。鍋嵐への尾根は最初東南東に向かうようで不安だ。
どんどん下り、鞍部に出て、今度は急な尾根を登る、岩に雪が残っていて滑りやすいので、巻いて登る。
鍋嵐は狭いピークであった。

鍋嵐からの東への尾根道は急坂で、ザレている。
719ピークへは登らないで南側を巻く道があった。
能の爪には11時55分に着き。そのまま宮ヶ瀬尾根に向かう。
不思議なミズキを探しながら下るが見つからず。
途中、土山峠からの中年夫婦のパーティに出会う。
堤川林道とハタチガ沢林道への分岐地点で昼食をとり、ハタチガ沢林道終点へ下る。
林道沿いの紅葉がきれい。
駐車場へついたのは14時35分であった。

2009年11月2日月曜日

ウリボウの頭骨とオトナメスの頭骨

3月25日に伊勢沢で見つけたオトナメスのイノシシの頭骨
と先月24日に唐沢で拾ったウリボウの頭骨
ウリボウの頭骨の大きさがいまいちはっきりしないので、並べて写真を撮った。

並べてみるとウリボウがこんなにも小さかったのかと思うほどだ。
これがオトナオスの頭骨だとさらに差が大きいだろう。

明日は祭日だ。秋の丹沢へ行こう!

2009年11月1日日曜日

サルによるクルミの食痕

10月24日の秋の丹沢観察会でハナレザルがオニグルミの木に座って
クルミをカリコリ食べていた。

この時にKatoさんがサルが落としたクルミの食べかすを拾ってきてくれた。

これらのサルによるクルミの実の食痕は、
堅い殻を歯で押しつぶして割ってできたものなので、歯型は残っていない。
まるで、クルミの実を堅い台の上に置いて石で叩いて砕き割ったようだ。
リスやネズミのように切歯でカリコリと齧って穴を開けたりして食べる方法と違っている。

サルが青い実が木になっているい夏季に、その果肉を果皮もろとも齧りとって、堅い種子の部分は捨てる食べ方は湯河原でも臥牛山でも観察している。
だから、サルはクルミの果肉は食べるが堅い種子は食べることができないと考えていた。

しかし、このハナレザルの観察例によって今まで考えてきたことがあっさりと否定された。
考えることも大切だ、それ以上にまだまだ観察が不足していることを痛感する。

クリタケ採りに、、、。

昨日、昼過ぎに思い立って金曜日(30日)の丹沢実習の仏果山の帰路で見つけた採り残したクリタケを採りに行ってきた。が、想像したようにあらかた採られていた。
しかし、同じ朽木の茎から同じキノコが出ている。

樹皮を剥してみるとキノコの茎がモヤシ状に伸びている。なんだかナラタケかな?なんて思ってしまった。この4個をいただいてきた。
帰路、キノコを探しながら歩くとアカモミタケを一本だけ見つけた。
今年はキノコの凶作かな。

帰路、バス道路に出て坂尻方面まで歩いていると、キク科シオン属シオン節のノコンギクの仲間が
咲き誇っている野菊広場があった。

写真では白く見えるが、薄青紫色の花も混じっていた。

山の中には1時間程度しかいなかったが、行きに1時間10分、帰路に2時間近くもかかった。
以前のようにバイクで風をきって走りたくなった。
バイクだと丹沢へ行くのに駐車のことであれこれ考える必要がない。