先日の丹沢の続き
この新しいシカ糞かな?それともカモシカのもの?
以前だったら、このようにまとまった糞塊はカモシカとしていたが、、、。
今は、ちょっと判断がつけられなくなってしまった。
それよりもこの糞の色、パソコン上で加工してセピア色にしているわけではない。
シカやカモシカ糞は黒っぽいのだが、、、これは茶色だ。
食べるものが不足して、枯れ葉を食べているからなのだろうか?
シカの胃内容物を調べればすぐ解かる。
来年の猟期にでも射殺されたシカの胃内容物の分析をする卒論や修論で研究する学生が出てきて欲しい。すでにやられているが、ぼくが知らないだけかな?
やまぼうしさんからお知らせがあり、昨日「水源環境保全・再生かながわ県民フォーラム」なるものを聞きにいった。
会場が藤沢リラホールで、電車に乗って15分もあれば行けるからだ。
丹沢の山はシカによる採食で草木が食べられて、土肌が剥きだしになり、そのため土砂の流失がおこっているという。
例えば、「不思議なミズキ」がある付近
さらには、不思議なミズキの尾根を北上して宮ヶ瀬尾根への途中の細尾根
見てのとおり下草が無い。これは冬(今年のもの)ということを考えても、ちょっとひどすぎる。
以前なら、下草としてのササが生えていたところでもある。
このように丹沢山塊の下草を無くしたのは、シカが食べたからだと考えられている。
ちょっと待って欲しい。以前は植林の杉や檜の苗が食べられる。成木の樹皮が食べられるということであった。それが、今は雑木や下草まで食べつくしてしまっているということだった。
1970年代後半は、ブナやモミが枯れたり、丹沢の樹木や下草が枯死していくのは、大気汚染によるものであったと考えられていた。酸性雨も問題になった。
今はどうも悪者は大気汚染よりもシカになっている。
ぼくはアレルギー性の喘息をもつが、その原因が花粉だという。
フザケルナと叫びたい。何故、動物にとって、花粉が敵なのだ。大気汚染を含む、複合したげんいんでしょう。それがタマタマ解かりやすい引き金の一つが花粉ということではないの?
花粉症は食品や大気などの複合汚染を警告していることではないの?
一昨年、昨年と宮ヶ瀬湖が異様な青色になった。
学生が気持ち悪い色だと云った。ぼくは何故あのような色になるのか解らなかった。
フォーラムの発表で、相模湖や津久井湖のアオコの異常発生ということで、下の青色がアオコだとわかった。
宮ヶ瀬湖の上流には家庭排水が大量に流される住宅がないため、宮ヶ瀬湖のアオコには全く触れられなかった。
丹沢山塊に降った汚染された雨が宮ヶ瀬湖に流れ入る。
科学的に解明する考え方が神奈川県ではとられていない。思い込みだけである。
シカが本当に山を荒らすなら、オスだけを撃つのではなく、メスも撃たなくてはならない。