「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2024年11月22日金曜日

イノシシとブタの歯の表面比較             The compare of tooth surfaces between wildpig and pig

 野生のイノシシはヒトと同じ雑食性でほぼ食べられる物は何でも食べる。しかし、野外では、イノシシが有り付けるのはせいぜい木の実や新芽、葉、枝、根などの樹皮や、腐葉が積もったところにいる土壌動物と云われるミミズや節足動物である。タケノコや木から落ちたカキの実やドングリなどを漁ることができるのはほんの短い期間だけだ。シカやウサギなどの死肉を見つけることは不可能に近い。専ら、イノシシは土壌動物漁りと木や草の根を掘り起こして生きている。

イノシシの歯は茶渋で汚れたようになっている(図1)。これはどうしても植物を摂取しなければならない事によるだろう。

図1.富津市のイノシシ♂
一方、同じ雑食でもブタは飼育されているため、植物質の物は取るが樹皮や木の葉などは直接食べないだろう。そのためにブタの歯はイノシシのように汚れはしない(図2、但しイノシシとブタとの雑種のイノブタ)。

図2.富津市のイノブタ♂

米国次期大統領は関税を高くする公約した。米国内に同じ物品を生産しているならば、米国民は関税が高くかけられた商品よりも自国の安い製品を買うことができる。しかし、物品が生産していなければ高くなった物を買うことになる。米国内の一次、二次産業は衰退している。結局、米国民は関税が高くかけられた物を買わざるを得ない、、、、、とぼくは心配している。

2024年11月21日木曜日

教え子が亡くなった!

 昨日、喪中葉書を一枚受け取った。それは、専門学校の教え子の死を知らせるものだった。4年生の大学を出てから専門学校へきた女子であった。癌で入退院を繰り返しているのは、賀状で知っていた。しかし、今の癌なら治療法が進んでいるので治るだろうと思っていた。だから、一瞬誰が亡くなったのか判らなかった。喪中葉書の左には、住所の横に彼女の連れ合いと子供たちの名が書かれていた。

教えているとウマが合うクラスとそうでないクラスがあるものだが、彼女たちのクラスとはウマが合い授業も実習も楽しかった。

年上の者たちが逝った事を耳にしても「そうか!」くらいでそんなに驚かないが、年下、しかも教え子の死を知ることはこんなにも驚き、悲しいものだとは思わなかった。

下は彼女のクラスの丹沢実習や千葉実習の写真だ。彼女を偲んでアップする。41歳の余りにも若い死である。

高畑山山頂で
高后山山頂で
唐沢川の河原で

ノウサギとカイウサギの歯の表面 The tooth surfaces of hare and rabbit

 ウサギも植物食だ。しかし、ノウサギの歯は茶褐色に染まっている(図1)が、カイウサギの歯は少し茶褐色だが白い(図2)。たまたまこの両者の違いなのか、他の手持ちのノウサギやカイウサギの頭骨をみた。ノウサギでは切歯の方も黒褐色に染まっていたものがあったが、カイウサギで真っ白のものがあった。真っ白の歯をもつ2個体はラビットフードを与えられて実験動物として飼われていた。ヨーロッパの屋外で生活しているカイウサギの原種アナウサギの歯は黒ずんでいるだろう。

図1.東丹沢伊勢沢林道のノウサギLepus brachyurus左側面から
図2.釧路ふたば幼稚園で飼われていたカイウサギOryctolagus cuniculus
スーパーから出るキャベツや白菜などの切れ端をもらって与えていたようだ。園児たちが園内外のクローバーやタンポポも与えていた。
図3.実験動物として飼われていたカイウサギ
このように同じ植物食であっても野外のノウサギと飼育下のカイウサギでは食べる物が違うので歯が染まらない場合もあるのだ。
それは、野生のイノシシと飼育されているブタにも現れている。これは次回にアップ。

2024年11月20日水曜日

カモシカとシカの歯の表面も         And the tooth surfaces of serow and deer

カモシカとシカも植物食だ、どちらかと云うとカモシカは木の葉を食べ、シカは草を食べるが大きな違いがない。
図1と図2のカモシカとシカの歯(前臼歯と臼歯)を見るとどちらも表面が黒ずんで汚れている。明らかに、植物に含まれるカロチンやタンニンなどの化学物質に依るものだ。
図1.カモシカCapricornis cripus頭骨左側面から
図2.シカCervus nippon頭骨左側面から

もちろん、最近、房総半島で野荒しをしているキョンも歯が茶褐色になっている(図3)。

図3.キョンMuntiacus veevesiの頭骨左側面から
2005年11月陝西省双廟子保護区支所で

植物食の動物にはノウサギとカイウサギがいる。彼らの歯はどうかな?

2024年11月19日火曜日

散歩で見た食用菊やイシミカワの果実 Edible chrysanthemum flowers and Ishimikawa fruits seen on a walk

土曜日の午前中に散歩した。
途中の垣根に絡まっている今までに見た事あるようなタデ科の蔓性植物を見つけた。葉柄と蔓に付いている小さな棘からタデ科だと思った。撮った写真をそのままGoogleの画像検索したら、一発でイシミカワだと出た。
しかし、どうして今までこのノブドウのような果実がなる蔓に気が付かなかったのだろう。しかし、家の周りの散歩でもおもしろい物に出会うものだ。
図1.イシミカワPersicaris perfoliata
畑に植えられている食用菊を見つけた。今が盛りと咲いている。この菊の花の酢の物が大好きだ。こんなに咲いていると花を一つずつ小麦粉を少し塗して天麩羅にしても旨そうだ。
図2.食用菊
我が家の野生菊はようやく蕾膨らんで白い花弁が見えている。友人宅から貰った黄色い菊もまだ蕾だ。

この日は午後3時頃から知人夫婦と友人から送られてきたジョニーウォーカーの緑ラベル15年ものを飲んだ。何と、こちらは途中で寝込んでしまった。しかし、二日酔いはしないが、日、月といつもの夕食前のウィスキーを飲むのを止めた。健全な身体の反応だ。嬉しい。

しかし、不思議だ!兵庫県知事選だ。県の内部告発者が自殺までしているのだ。そのようなパワハラがあった知事が再選されたのだ。

2024年11月18日月曜日

木の葉を食べるアカコロブスと雑食のサバンナモンキーの歯の色        The teeth color in folivore red colobusu and omnivore savanna monkey

ヌートリアの切歯前面の赤褐色は前面のエナメル質に鉄分が含まれていることだが、臼歯の周りの黒ずみは食べた植物の化学物質のせいだ。アフリカのサル、アカコロブルスとサバンナモンキーの歯の汚れ・黒ずみを比較した。このサバンナモンキーはトウモロコシ畑を荒らしていて撃たれた個体だ。アバンナモンキーは雑食性だ。このアカコロブスはマハレ山塊国立公園で干からびた死骸として拾ったものだ。アカコロブスは葉食性のサルだ。両者の歯の黒ずみを見ると、アカコロブスの歯は全て黒ずんだ染みがついている(図1&2)。
図1.正面からサバンナモンキーCercopithecus aethiops(左)とアカコロブスProcolobus badius(右)
図2.側面からのサバンナモンキー(左)とアカコロブス(右)

サバンナモンキーの歯も少し茶褐色に汚れているが、アカコロブス程ではない。アカコロブスの食べる葉に含まれる化学物質によって歯がこんなにも茶渋がついたように黒ずむのだ。

2024年11月16日土曜日

ヌートリアの切歯と臼歯の色          The color of incisor and molor in nutria/coypu

ヌートリアの切歯の色素沈着の色の変化を前回お知らせした。今回は、植物食によって切歯の表面が赤褐色になるのは、正面だけであり、側面や裏側は色の沈着は上、下の切歯とも見られない(図1)。面白い事に臼歯(前1)4本の咬面を除く周りが全て黒ずんでいる(図1)。この黒ずんでいる部分は歯肉から出ている部分だ。
図1.ヌートリア頭蓋骨左側面から
切歯の赤褐色は上・下の切歯とも側面・裏面は無い
しかし、切歯正面の赤褐色は歯肉どころか骨の方まで入り込んでいる(図2)。
図2.ヌートリア頭蓋骨正面(左)と下顎切歯
これはどういう事だろうか?ヌートリアの切歯前面のエナメル質は鉄分が含まれるために、酸化して赤褐色になるようだが、上顎の切歯のように白くなったのは?また、骨の中に入っている切歯の前面まで赤褐色になるのは?どのような原因に基づくのだろう。
臼歯の周りの黒ずみは食べた植物のカテキンかタンニンなどの化学物質のせいだろう。つまり、湯飲みの内側につく茶渋のようなものだと云う事が判ります。

午前中に5200歩ほど散歩してきた。51分も歩いたので、部屋に入りたくない程身体が暑くなった。

2024年11月15日金曜日

ヌートリアの切歯の色の変化          The color change in incisor of nutria/coypu

ヌートリアの切歯の表面の色が黒色から赤褐色に変化している。
久しぶりにPCに保存した骨の写真を整理していたら、ヌートリアの切歯の表面の色が黒色から赤褐色に変わっているのに気がついた。
図1と図2のヌートリアは同一個体である。このヌートリアは2006年に岡山県高梁市の水田を荒らすために農家の人によって撲殺された。その死体をM.Tさんが送ってくれたので、頭部を水に浸けて腐らし、晒骨したものが図1のものだ。写真は2007年6月に撮った。その時の切歯の色は黒っぽく、上顎の切歯は黒く染まった部分が少し剥げて白っぽくなっている。しかい、下顎の切歯は真っ黒だ。
図1.ヌートリア頭骨正面 2007年6月
図2.ヌートリア頭骨正面 2024年5月
しかし、2024年5月に撮った写真では、上顎の切歯は白茶けており、下顎の切歯は赤褐色になっている。ADWでMyocastor coypusをみると上下とも赤褐色をしている。https://animaldiversity.org/accounts/Myocastor_coypus/specimens/

何でも答えてくれるエンジンのGensparkに「ヌートリアの切歯の色が変わる原因は?」と問うたところ、ハッキリした答えが無かった。第一、どうも多くのヌートリアの切歯は上下とも赤褐色で、それは植物食が原因のようだ。色が黒から赤褐色になったり、白っぽくなるのは化学的な変化だろう。

しかし、どうしてウサギやサルの切歯も赤褐色に染まらないのだろう。

2024年11月13日水曜日

友人からウィスキーをもらう I gave whiskey from a friend

友人YNからJohnnieWalkerのGreenLabelの15年ものが送られてきた。驚きだ!YNは寝る前にこのスコッチを飲んでいて旨いと云う。こちらは、サントリー角かBallantine's、偶にバーボンのJackDaniel'sだと云う。50年前にベルギー帰りの故J.Burtonさんから貰ったOldParrの味が忘れられない。年1回くらいOldParrを飲むがあの頃の旨さが感じられない。ぼくの懐具合と丁度合っているのが、角かバランタインだと伝えたところ、YNからJWのグリーンラベルを送ると来た。イヤー、ありがとう!その気持ちだけで十分だと伝えていたのだ。
まだ、飲んではいない。今夜飲もうと思う。ぼくは角の2.7リットルとバランタイン1リットルを1ヶ月くらいで飲むので、700mlのこれは15年ものだからチビリチビリ飲もう。それとも酒友達を誘って楽しむかな?

昨日は久しぶりに3千歩ちかく歩いた。途中で左足が痺れるような違和感が出てきたので、早めに切り上げた。もう無理しない。

2024年11月7日木曜日

フェイジョア Feijoa

いつも野菜をもらう知人から、柿とフェイジョアをもらった。フェイジョアを早速そのまま丸かじりしてみた。ん?この味どこかで一度食べたことがある味だ。皮ごとヘタを除いて全部食べた。皮とその周り5,6ミリはナシのような感じで固く、中身は柔らかくゼリー状で1,2ミリの種子が入っている。まだ完熟していないのか種子は肌色で一緒に食べてしまった。フェイジョアは南米の南部が原産のようで、耐寒性もあるようだ。成る程、それで藤沢の北西部の畑でも柿の木と一緒に育てる事ができるんだ。
フェイジョア
衆議院選挙が終わり、米国大統領選挙も終わった。MLBも日本シリーズも終わった。が、闇バイト強盗事件が頻発していてTVは落ち着かない。

腰椎周辺の状態もかなり落ち着いてきた。歩けるようになったので床屋に行ってきた。また、坊主状の頭にし、ヒゲも落としてもらった。1400歩だった。明日は無理せず3000歩くらいは歩こう。

2024年11月5日火曜日

アナグマの頭骨はタヌキよりも性成熟後すぐに癒合・合体する   Badger's skull fuse and coalesce after sexual maturity than racoon-dog

アナグマの頭骨を7個持っている。タヌキの頭骨は30個以上持っている。それらの頭骨を見ていて気が付いた事がある。それは、アナグマの頭骨7個の内5個は鼻骨・前顎骨・上顎骨・頬骨・前頭骨・頭頂骨などの頭骨のそれぞれ隣り合う骨同士がしっかり癒合して一つの骨になっている。しかし、タヌキの頭骨ではそのように癒合したものは1個を除いては全ての頭骨の各骨は縫合線が判る(図1)。
図1.上から見たアナグマ(左)とタヌキ(右)の頭骨
アナグマの頭骨の縫合線は矢状縫合の部分が隆起していて、タヌキも少し隆起しているが、前顎骨と鼻骨、鼻骨や前頭骨同士は縫合線がはっきり分る。このアナグマは左右の下顎骨も癒合合体している。
どうもアナグマの頭骨はタヌキに比べて性成熟後すぐに前頭骨や上顎骨などの隣り合う骨同士が癒合合体するようだが、この頭骨の各骨の癒合合体はイタチ科に共通する。しかし、タヌキやキツネ、イヌなどのイヌ科では老齢化してようやく癒合合体する。しかし、鼻骨同士や鼻骨と前顎骨の縫合は癒合合体はしない。
図2.15歳を過ぎて逝ったクロ
左右の鼻骨や鼻骨と前顎骨は癒合・合体していない。
イタチ科の頭骨はイヌ科の頭骨よりもすぐに固まってしまうが、イヌ科の動物は老齢化しても鼻骨や前顎骨は合体しない。イヌ科の動物の方がイタチ科の動物よりも頭骨の柔軟性があるようだ。

2024年10月31日木曜日

スズメガが飛び回る     Hawk-moths are flying around

10時頃の庭を見たら、タイワンホトトギスの花から花へ2匹のスズメガが飛び回っている。サンダルを履いて庭に出てスズメガを撮ろうとして追った。が、彼らは一つの花に2,3秒しかホバリングしていない。しかも、一つの花の蜜を吸ったら隣の花に移る訳でもなく、どの花の蜜を吸うか予測できない。そのため、もう大まかな予測をしていて、飛んできそうな花のところにピンを合わせていたら、来た!撮れたのが図1だ。調べたらホシホウジャクだった。
スズメガの仲間の幼虫や蛹を庭の草むしりをしている連れ合いが見つけることがある。4,5センチもある大きな蛹である。
図1.タイワンホトトギスの花の蜜を吸いに飛び回るホシホウジャクMacroglossum pyrrhosticta

今日の腰はかなり改善されてきている。が、庭に出るのが精一杯だ。週末には床屋に行きたい。

2024年10月30日水曜日

ウリボウの椎間板が無くなった訳      Why intervertebral disks of infant wild pig are disappeared.

図1はウリボウの腰椎である。腰椎間が開いている。この間隙に椎窩+椎間板+椎頭が入る。まだ骨化してない椎窩と椎頭は腰椎から離れてバラバラである(図2)。
図1.ウリボウの第3腰椎~第7腰椎
腰椎間の骨化してない椎窩と椎頭を同じ外形の物同士を上下に並べた(図2)。 

図2.ウリボウの椎窩と椎頭
赤線で囲まれた同じ外形の上部が椎窩、下部が椎頭
周りをコラーゲン繊維で被われたジェル状の髄核はこの椎窩と椎頭の間に挟まれ椎間板となるが、腐ってしまった。

アライグマではこの椎窩と椎頭が椎間板を挟んでいた(図3)。それが、ノウサギでは椎窩と椎頭の間の椎間板が良く解った(図4)。
図3.アライグマの腰椎
図4.ノウサギの腰椎
どうしてウリボウでは椎間板が無かったり、アライグマでは椎窩と椎頭の間に挟まっているが黒くて不明だったり、ノウサギのように椎間板が腰椎の間にあるのがはっきりしたりするのだろうか?これは、死骸が腐食している状態を示している。ウリボウでは骨になった部分しか残らず、アライグマでは椎間板が軟骨の椎窩と椎頭を挟んだまま干からびてしまった。ノウサギでは椎間板のゼリー状の部分がまだ柔らかく残っている時に骨を洗い腰椎が椎間板で繋がったまま干したからである。

しかし、タヌキでは椎窩と椎頭も骨化して腰椎の一緒になっている(図5)。椎間板はこの間に挟まっていた。しかし、死骸を腐らして硬い骨部分は残ったが、柔らかい椎間板は腐って消失した。
図5.タヌキの第6腰椎椎窩と第7腰椎椎頭

図6のニホンザルは性成熟を過ぎた♂だが、タヌキとは違って椎窩と椎頭は腰椎から離れ落ちている(図6)。どうも、サルの腰椎骨端がタヌキのようにしっかり骨化すのは老齢になってからのようだ。ただ云えるのは腰椎の間の椎間板がどの位の厚さがあるのか不明である。死んだ直後のサルを含む動物たちの椎間板を見てみたいものだ。
図6. サルの第6腰椎窩と第7腰椎椎頭

2024年10月28日月曜日

アライグマとノウサギのの腰椎と椎間板             The lumbar and intervertebral disk of racoon-dog and hare

動物たちの椎間板を見ていて、何だか分からなくなってきた。椎骨と椎骨の間にある椎間板は一つである(図1)。アライグマの第6腰椎と第7腰椎に間には椎間板が一つある(図1)。
このアライグマは大腿骨や脛骨などの骨端部が骨化してなくて分離しているのでボンドでふっ付けた。まだ若い個体である。

図1.若いアライグマの腰椎Lと椎間板id
図1の若いアライグマの第6腰椎と第7腰椎の間のidがあるが、このidは第6腰椎の後ろの骨端部の椎窩と前の骨端部の第7腰椎椎頭が椎間板を挟んで一体化している。つまり、このアライグマの軟骨部分の椎窩と椎頭部分が椎間板(周りをコラーゲン繊維が囲んだゼリー状の髄核)を挟んでいる。
椎間板がコラーゲン繊維が囲んだゼリー状の髄核であるのを図2のノウサギの腰椎と椎間板を見ると判りやすい。
図2. ノウサギの仙骨と第5,6,7腰椎と椎間板
腰椎の左端に第4腰椎の椎窩部分が第4腰椎から剥がれて椎間板に付着
図2のノウサギの椎間板は薄茶色のゼリーが固まったようになっている。

この椎間板がヒトだと立ち上がるので頭部、胸部の重みがかかることになる。椎間板はゼリー状の柔らかい物なのでコラーゲン繊維が周りを囲っていても人の姿勢の歪みによって圧力に耐えられず押し出されて脊髄を圧迫したりするか、腰椎自体が圧迫されて擦り減って椎頭部分の尖り脊髄を圧迫するのだ。

昨日はヨチヨチ歩きで投票所へ行った。連れ合いは背を伸ばして歩けと云うが伸ばすと痛くて歩けない。他人の痛みは経験しないと理解できない事は解かる。それでも無事投票を終え、帰路には和菓子を買って帰宅だ。

タヌキ、サル、アライグマ、ノウサギの腰椎を見てきたが、タヌキやサルでは椎間板らしきものが見当たらない。これはどうしてなのか?

2024年10月25日金曜日

サルとタヌキの腰椎の椎間板の違い     The differences in intervertebral disk of lumbar between Japanese monkeys and racoon-dogs

13日に6千歩くらい散歩した翌朝から10日間ほど、腰部脊柱管狭窄症が悪さをして、腰部(尻や腰、背)が痛くて、ベットから起き上がることや洗顔することがやっとだった。しかし、それでも16日には内科に行きいつもの降圧剤を処方してもらい、今日25日は銀行まで1100歩の行程を歩いた。かなり、回復してきた。
で、どうしても動物たちの腰椎が気になる。ニホンザルとタヌキの腰椎を見比べてみた(図1)。
図1.背側から見た腰椎と骨盤 
上:ニホンザル 下:タヌキ
腰部脊柱管狭窄症は腰椎と腰椎との間の椎間板が均一でなくなってそれが背側の椎孔を走る脊髄を圧迫したり、あるいは腰椎の背側椎頭が脊髄に触れることにより痛みや痺れを起こすと思われる(詳細はネットで調べて)。問題は椎間板である。

腰椎と腰椎の間の椎間板をニホンザルとタヌキで比べた(図2&3)。タヌキでは、椎間板が椎骨に癒合している(図2)。が、ニホンザルではオトナ個体でも椎間板が離れて失われている(図3)。

図2.タヌキの第6腰椎の椎窩(右)と第7腰椎の椎頭(左)
図3.ニホンザルの第6腰椎の椎窩(右)と第7腰椎の椎頭(左)
どうも、食肉目や有蹄類では性成熟に達すると椎間板は椎窩と椎頭に方に分かれて骨化してしまうようだ。サルはオトナになっても薄い椎間板は残るようだ。
どうも、このことがヒトであるぼくの腰椎部分の椎間板が動いたり潰れたりする原因かもしれない。ぼくは20歳になった頃からザックを背負ってサルを追い、55歳を過ぎてからは丹沢山麓をザックを背負って山歩きをしていたことが、腰椎に負担をかけて椎間板を変形させたのかもしれない。
もう少し、他の動物たちの椎間板も調べてみたい。

2024年10月20日日曜日

ラン類を部屋に取り込む       Bring orchids into my room

冷え込んできたので、庭木にぶら下げていた着生の洋ラン類を我が部屋に取り込んだ。こんな取り込むにも腰が痛いので一苦労だった。花が咲いているカトレアはアリンコが一杯だ。庭でアリンコを歯ブラシで履き飛ばしたが、一杯鉢についている。毎年、ラン類を取り込むと鉢にコオロギの仲間が潜んでいて部屋の中で鳴いてくれる。これも楽しみだ。

しかし、今年は暑かったせいか夏場に庭に出て吊り下げたラン鉢の様子を見ることは1日くらいあったかな?っと思う程度である。その為だろう。手入れが行き届いていないので、枯れた鉢が3鉢もあった。以前なら、そんな事は絶対なかった。暑さのせいばかりでなく老齢の精神に知らず知らず忍び寄っている面倒、億劫、庭にでることさえ気が進まないくなっている。今日も、オンシジュームの大きな鉢は重いのでまだ庭の鉢受け段に置いたままだ。オンシジュームは20度以下の気温には弱いので屋内にいれなくてはならないが、、、、。

図1.取り込んだ着生ラン類
今、直径30センチくらいありそうなプラスチックの鉢受けを持って庭に出てオンシの大鉢を取り込んだ。何とその重さの為に左手中指の第一関節が痛くなったので、見たら内出血して黒ずんでいる。エ?こんなことで内出血するなんて、、、、、老化も甚だしい。これでは転んだら、打ち身、骨折だ!とても山などいけないかな?
あ!まだ、デンドロの仲間は外だ。デンドロは5度c以下の気温に4,5日当ててから部屋に取り込む。

2024年10月19日土曜日

アシナガバチの糞     The nest of paper wasp

家族の者がベランダの左の角に”小さい糞のようなモノ”があるから見て!っと云うので2階に上がりベランダに出て”糞”のようなモノをみた。糞に間違いない!しかし、随分小さい。拾うと灰土のように崩れた。真上にアシナガバチの小さな巣があり、窓枠の横にもある(図3)。窓枠の巣は写真を撮った後、剥ぎ取った。
図1.小さな糞が散在している
図2.図1の中央付近の2個の糞を拡大
糞の直径は1.5ミリ以下か
図3.アシナガバチPolistes sp.の巣
天井に下がる巣は一昨年からのモノで古い(図4)。窓枠から剥ぎ取った巣には14の個室があるが、中には幼虫はいない。この窓枠の巣はまだ作りかけなのかな?いずれにしてもこれからベランダの糞に注意することにしよう。

図4.天井から下がるアシナガバチの巣

2024年10月16日水曜日

ン?この香り!      Un? this aroma/fragrance!

14日の朝から、酷い腰痛で悩まされている。顔を洗うのがやっとだ。でも今日16日は昨日よりも良い。14日は右腰と云うか右尻上部が痛かったが、15日はそれが腰の真ん中の腰椎になった。今日は痛いが恐る恐るゆっくりと歩くことができる。で、降圧剤も今朝で終わったので、すぐ近くの掛かり付けの内科に行ってきて、ほっとしてパソコンに向かっていたら、良い匂いがする。これはキンモクセイだ!大声を出して連れ合いに知らせる。しかし、連れ合いはコロナの後遺症のせいか最近嗅覚がダメだ。あー、この素晴らしい香りを嗅げないのだ。ぼくはこのようにPCに向かってキーボードを打ちながら、庭から漂ってくるキンモクセイの香りを楽しんでいる。今、我が部屋に入ってきた連れ合いは凄い匂うという。庭のキンモクセイを見て昨日はなんとも無かったのに、っと驚いている。
ぼくは、今朝はなんとも無かったのだ。しかし、11時半過ぎてから突然匂い始めたのだ。
図1.庭の南西の端のキンモクセイ
図2.キンモクセイの黄色の花

2024年10月12日土曜日

東南アジアのクロマダラソテツシジミ    Luthrodes pandava in Southeast Asia

今日は土曜日でしかも秋晴れで温かい。散歩に行こうと思うがなかなか腰が上がらず。っと窓際の濡れ縁に置いてあるデンドロの周りを飛び回っているシジミがいる。停まった!カメラを持って静かに網戸を開ける。撮る。このオートのカメラでチョウを撮るのに慣れた。先ず、少ししゃがんでガラス戸枠に寄り掛かり何度もシャターを押す(図1)。ん?ヤマトシジミやルリシジミではない。後翅から尾状突起が出ている。するとウラナミシジミの仲間かな?図鑑を見たが違う。ネットで調べたら、すぐ教えてくれた。クロマダラソテツシジミのようだ。我が図鑑にはソテツシジミは載っているが、コヤツは載っていない。
図1.クロマダラソテツシジミLuthrodes pandavaの裏翅
台湾を含む東南アジアに分布しソテツ属の新葉を食性にするようだ。最近では南西諸島から関東地方まで見つかっている。温暖化の影響でさらに分布を広げるのだろう。
南の海水魚もどんどん北の海で見つかっている。チョウを含む飛ぶ昆虫や鳥も東南アジアに生息していたモノが関東地方にもたくさんやって来ているかもしれない。
図2.クロマダラソテツシジミの表翅
あー、何だかナマケモノになったようだ。足腰が痛いのを理由に歩かなくなっている。

2024年10月10日木曜日

ヒメヒミズとヒミズの骨の比較     Comparative bones between small shrew-mole and shrew-mole

ヒミズとヒメヒミズの骨はとても小さく、図1,2のように方眼紙上に並べて置くのも息を殺さなけれいけない。
図1.ヒメヒミズの骨格の骨(椎骨、肋骨は除く)
a:胸骨柄 b:上腕骨 c:尺骨、橈骨 d:肩甲骨 e:坐骨 f:大腿骨 g:脛骨・腓骨
図2.ヒミズの骨格の骨
a~g:図1と同じ
ヒメヒミズDymecodon pilirostrisとヒミズUrotrichus talpoidesは両者ともモグラ科Talpidaeであるが、属が異なっている。図1と図2の両者の骨を見比べても違いが全く判らない。キツネとタヌキも同じイヌ科Canidaeであるが、キツネはVulpes属であり、タヌキはNyctereutes属であり、属が違う。が、ヒメヒミズとヒミズは外見から区別できるし、キツネとタヌキもそうだ。しかし、ヒメヒミズとヒミズの骨は形状や大きさから区別しがたいが、キツネとタヌキは形状は似ていても大きさが違う。ヒメヒミズとヒミズの身体の大きさが大差ないために、骨で見比べるには拡大鏡で比較するよりないだろう。

何だか凄く寒く感じる、昨日は床暖のスイッチを入れた。今朝は庭のスイレン鉢やホテイソウを浮かべている鉢からグッピーを救い出した。水が冷たくなっているので動きが鈍い。

2024年10月9日水曜日

センニンソウの白い花とマテバシイのドングリ      White flowers of and acorns of Matebashii.

日曜日の散歩で、センニンソウの花を久しぶりに見た。見た時はセンニンソウかボタンヅルか一瞬迷った。でも、葉を見てセンニンソウだと判った。センニンソウの葉はギザギザの切れ込み(鋸歯)が無いからだ。それとぼくには葉が厚くてまるで常緑の葉のように思える。また、ボタンヅルの葉のように三出複葉ではないからだ。
図1.センニンソウClematis terniflora
センニンソウやボタンヅルの花は奥湯河原でサルを追っていた時にはほとんど気が着かなかった。しかし、東丹沢の山麓を歩くようになって林道沿いや山道で白い花が藪を覆っているので目に留まるようになり始めた。好きなクレマチスの仲間だと知った。
マテバシイのドングリがたくさん落ちていた(図2)。ドングリもギンナンと同じく踏み潰しては歩けない。このドングリを食べたことがないが、子供の頃食べた事がある知人に話しを聞いた。クリみたいで結構食べてもオイシイようだ。一度は食べてみたいと思うが、無理してでも屈んで5,6個は拾ってこよう。

図2.マテバシイのドングリLithocarpus edulis
今日は、知人の家でお昼にトウモロコシの粉の皮で包んだタコスを御馳走になった。この様な料理は小麦粉の皮で包んだ春巻きやベトナムの米粉の皮で包んだものがあるが、小麦粉の皮を薄くしてクレープ状に焼いた皮に野菜、肉、魚などの様々な具を挟んで食べるのがオイシイ。

2024年10月7日月曜日

ギンナン       Ginkgo nuts

昨日は昼過ぎに近くの小学校の方に散歩した。学校の門の横には毎年ギンナンをたくさん落としている大きなイチョウの木があるからだ。今年も落ちていた。ザックの中にはビニール袋があり、拾いたいが、しゃがんで床や地面に落ちているモノを拾うことはできないのだ。前屈みに歩いているのに、、、、。落ちて踏まれているギンナンをただ写真に撮ることしかできない(図1)。1個でも拾いので屈んだが無理だった。
図1.落ちているギンナン
すぐ側に歩道橋があるので、歩道橋に上がってイチョウの木を見たらまだまだたくさん生っている(図2)。ギンナンの実が踏まれ、車に潰されているのを見るのはぼくにとってはお米を踏み荒らしているのに等しいとさえ思う。もったいない。
図2.まだ木についているギンナン
釧路産まれのぼくにとってはギンナンは暮れに八百屋で売っている高価なモノで、我が家では茶碗蒸しの中にユリ根か栗の実と共に入っていたものだ。それが、道路に落ちて踏み潰されているのを見るのは悲しい。

山ではギンナンの種子だけでできたタヌキのタメ糞(図3)があった。このようなギンナンの糞を見つけたら、全部拾ってきて食べたものだ。
図4.タヌキのタメ糞のギンナン