「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2009年12月31日木曜日

釧路から(9):ぼくは神奈川県民

アフリカの田舎のホテルに泊まるとき
レセプションで名前、性別、年齢、国名、パスポートナンバーなどの他に
部族名を書かなければいけない
ぼくは部族名の箇所にDosankoと書く。

今回、北海道釧路の実家、とは言っても両親はもういない。妹が住んでいる。
年末には珍しい雪、雪の毎日
久しぶりに雪掻きだ
しかし、今日は汗も出ないのに、20分もしないでギブアップだ
上腕、腰、足の筋肉がだるく、いうことをきかない

自分は北海道釧路生まれで、寒さにも雪にも氷にも強いと思っていた
しかし、兄貴や高一の甥っ子にはまったく脱帽だ

ぼくは高卒後、釧路を出てからずーと関東での生活だ
40年以上神奈川県で暮らしている
Dosankoであるはずだが、身体は変わってしまった。

故郷は精神を支配していた筈だが、肉体は変わってしまった。
こちらの人たちの訛りが気になるようになったので
きっと精神も神奈川県になっているのだろう。
しかし、神奈川ではDosankoぶる。

釧路から(8):雪上の足跡

札幌市の能登様から
この雪上の足跡は何ですか?
とお便りをいただきました。
とこどころボコっと埋まりながら歩いていますね。


この写真は特徴があらわれています

能登さんの手形(17センチ)も一緒に撮ったものです。
大きさと歩幅が分ります。

ここまでくるともう分かったことでしょう。

そうです。
イヌ科のタヌキです。
能登さん、写真を使用させていただき、ありがとうございます。
タヌキの足跡はまるで梅の花をプリントしたような可愛いものとなります。

連日の雪掻きで、今日は汗も出ない内にギブアップ
両腕、足腰の筋肉がだるくだめ
普段の山歩きは、雪掻きのような全身運動ではほとんど役に立たず。
雪山で遭難もする訳だ!

2009年12月30日水曜日

釧路から(7):2羽のアカゲラ

 居間のテーブルで本を読んでいると
庭の木に何かとまったのが目に入った
昨日のお陸前を餌台に置いたのでカラスかなと思ったら
アカゲラだ! しかも2羽だ

もう一羽は上の個体に追われて
急いでカメラをとってガラス越しに撮る

どうして2羽なのだろう?
オス・メスのペアーなんていうことがあるのかな?
鳥痴のぼくには分からない
カラスがきたために2羽ともどこかへ飛んでいく。

2009年12月29日火曜日

釧路から(6):雪の朝

昨日降っていた雪は途中から雨になった
朝、零下になって道が凍ったら大変だ
静かな朝を迎えた
雪がまた積もっていた
二階からみた幼稚園の庭

園の横の道にはラッセルの車が2台走る
正月前の柔らかい雪は珍しい

兄と甥っ子が甥っ子の祖母の雪掻きから戻ってきた
早速、妹の駐車場前の雪掻き
こちらはすでにギブアップしていた
これから正月にかけて北日本は荒れるようだ
今のところ雪だ 雪だ!と喜んでいるのは、、、
北陸や山陰地方の人たちは毎日雪掻きで大変だろう
関東は快晴の陽光の冬だ!

2009年12月28日月曜日

釧路から(5)―続・サルルン展望台

ダケカンバやの皮を剥いていると
誰かに見つめられているような視線を感じる
振り返るとエゾジカのメスがこちらをじっと見ている
距離は10メートルもない
この大きなメスジカだけかと思ったら すぐ右にもう1頭
さらに4頭が いやもっといる(クリックすると拡大)

ササの葉を食べている個体もいる
全部で10数頭のメスグループだ
すごく大きな個体がいてオス?かと思ったがメスだった
もう、発情の季節は終わったのかもしれない
丹沢のシカに比べると一回りも二回りも大きい
一番大きな個体は丹沢のオスジカよりも大きいだろう

妹から3時を過ぎると道路がアイスバーン状態になると聞いている
シカたちを後にして展望台へ向かう
展望台からシカたちがいた方を見る

展望台からの凍った塘路湖
風が冷たい 釧路湿原方面は木立で見えづらい

手前がサルルン湖 奥が塘路湖
凍った水面に雪が積もっている
その間を走る白い帯は釧網線でサルルン湖と展望台の間を通る
塘路湖近くの白い帯は国道391号線
この辺り一帯はフクジュソウがいち早く咲く場所だ
帰路、シカたちはいるかな?と思って覗いたら
採食している あまり人を恐れていないようだ
ぼくは大人になるまでエゾジカやキタキツネは見たことがなかった

釧路ではシカ肉を食べさせてくれるレストランがいくつかある
が、まだエゾシカの肉を食べていない

2009年12月27日日曜日

釧路から(4)

静かな朝だ!
そう、雪が降った朝は静かで温かい

玄関前の雪掻きを妹から命じられる
外に出るとすでに兄貴と高一の甥っ子が雪掻きをしている
息の合った二人で次々に雪掻きの場所を広げていく
雪掻きのラッセル車が走っている

以前は、玄関前の幅1メートルくらいを雪掻きするだけで良かった
今は 車庫前や車を駐車する場所も雪掻きだ
ぼくは山を歩いているので体力には自信を持っていた
が 二つ上の兄貴にも敵わず ギブアップである
兄貴と甥っ子は甥っ子の祖母が一人で住んでいる家の雪掻きに向かった

生活のために使う力と山歩きに使う力が違う
使う筋肉が違うので すぐ疲れ 腰が痛くなる
山歩きで使う筋力は持続的な釧路の生活に必要な筋力ではないのだ
おそらくオリンピックに出るような選手でも雪掻きを2時間続けることはできないだろう
と云うことを思いながら兄貴たちの車を見送った

釧路から(3)

塘路湖そばの湿原を見渡せるサルルン展望台に行ってきた
零下なので、車がスリップしないように直線でもスピードを控える
別保・遠矢・標茶を過ぎて塘路
国道脇の駐車場へ
急な木造りの階段を一気に登ると 右に行くとサルボ展望台
左のサルルン展望台への道を行く

サルルン展望台への道
動物の足跡だらけ シカの足跡がよくわかる

分かり易い足跡を

糞もたくさんある

ダケカンバの樹皮 子供の頃この皮はストーブの焚き付けの材料にしていた
メラメラと良く燃える

道東の木といっても良いヤチダモの幹

写真はクリックすると拡大
この後、7,8頭のシカのメスグループに遭遇

2009年12月26日土曜日

釧路から(2)

冬休みが始まった
前の小学校の校庭のスケートリンク
子供たちがスケートを始めた
女の子はフィギャースケート、男の子はホッケーだ
スピードスケート靴をはいっている子はいない
転げまわって楽しそうだ


なんと、リンクサイドには母親などの父兄が寒そうに立って見ている

時代が変わったと言え
子供のスケート遊びに父兄の付き添いはないだろう
親が子供をひ弱にしている

2009年12月25日金曜日

釧路から(1)

今朝JALの始発便で釧路にきた
冬至が過ぎたせいか日差しが眩しい
雪のせいだ
零下6度の寒さなので雪はサラサラだ
ナナカマドの実もシワシワ状態

キャベツが収穫されないまま雪に埋もれている
触ってみたら凍っているので まるで石のようだ

実家の幼稚園前の交差点
前方の建物は共栄小学校

寒いが、冬はこうでなくてはと思ってしまう
来月の5日までこちらにいる
やりかけの仕事の原稿や、いくつかの大事なものをすっかり忘れる
送って欲しいと頼む

2009年12月24日木曜日

ヒミズらしきものの死体

10月初旬に専門学校の女子学生から
千葉の家でヒミズらしき死体を見つけた
渡したいがどうやって処理しておけば良いか
とメールがあった。
皮を剥いた状態でペットボトルに容れて水に浸すことと返信

処理をした写真も送られてきた

11月になって臭いがすごいので受け取って欲しいと学校に持ってきた
家に持ち帰りそのままぼくのケースに移した
お袋や本の事ですっかり忘れていた
明日、釧路に帰省するので庭を見て、あ!と気がついた
静かに水洗いする
浮遊物だけを流し
底に溜まった骨を取り出す

まだ、乾いていない

ヒミズではない
新しい系統樹ではトガリネズミ目Soricomorphaには
キューバに生息するソレノドンSolenodontidaeソレノドン科と
Talpidaeモグラ科、Soricidaeトガリネズミ科の3科だ
モグラ科は頬骨弓があるが、トガリネズミ科は頬骨弓が無いのだ


第一切歯もトガリネズミ科特有のものだ
しかし、歯は赤褐色に染まっていない
頭骨全長は18ミリ
もう分布からしてジネズミだ!

しかし、剥皮した状態の写真ではヒミズだと思った
剥皮する時に外耳があったろうに!
実習では鳥の羽を拾い、鳥には詳しい
尚、獨協大学医学部解剖学教室の「哺乳類頭蓋のデーターベース」の
ジネズミのデーターはジャコウネズミの間違いだと思います

2009年12月22日火曜日

今日は冬至

今日は冬至、昼が一番短い日
明日から次第に明るい時間が長くなる
庭の小さなユズの木
昨年はたくさん実をつけて疲れたのか
今年は30個あるかないか
しかし、これまでになく大きな実だ


ようやく頭骨の本の原稿書きが終わり
今日は縮小しない写真をUSBメモリーに取り込む
あとは点画のイラストを描く教え子にバトンタッチ
イヤ それだけではない さらなるコメントを書かなければならない
いずれにしても一段落
昨夜は東京駅八重洲で呑み会
今日は横浜で呑み会
帰宅したら柚子湯に入ろう
呑んで頑張らなくては!

サル檻からイノシシ檻へ

学生たちを連れて宇藤原・コウモリ洞窟・高宕観音・高宕山・大崖・石射太郎・台倉・宇藤原
農家の庭の奥にサル捕獲用檻を横に見ながら

集落を守るように張り巡らされたサル侵入防止用の電気柵を通って

コウモリを見て、高宕山の4畳半くらいの広さの山頂で
富士山や横須賀が見える

高宕観音の砂岩をくりぬいたトンネルと階段

1960年から1976年まであった高宕山野猿公苑の石射太郎餌場
この日はサルの群れが近くまできていた
岩場の上に立つS君

台倉から尾根を下りて沢を2度渡り
滑る道を登っていくとイノシシ捕獲用の檻
餌は米糠だ

宇藤原の集落は廃屋がいくつかあり
1979年に始めてここに来た時は山道で農作業の道具を持った人たちに出合った
山道は綺麗で歩き良かった
山間 谷間にも水田があった
今は倒木や竹が道を被い、それらを避けて歩かなければならない
水田は休耕田から荒地になり ガマの穂やススキが生える

この日歩いた集落周辺の道は見捨てられ 消滅するだろう
イノシシ サル テン シカなどの野生動物の生息地に戻っていく

1970年代サルやシカ、イノシシによる農作物被害による
農山村の過疎化が叫ばれたが
過疎化の原因の一つを野生動物に転嫁させた考えを流し
真の過疎化の問題を置き去りにしたあの政府に憤りを感じる

2009年12月21日月曜日

オオゲジゲジが好き!

この地下都市にはカマドウマやオオゲジゲジも住人となっている
このオオゲジゲジが大好きという男子がいて
ここに入るのを楽しみにしていた
(下は天井に固まって暖をとっているオオゲジゲジ 決してクリックして拡大してみないこと)

一匹少し離れていたヤツを捕まえた 軍手で!


ペットボトルに容れて満足そうなK君
もう一匹欲しかったようだ
人の好みはさまざまだ!

コウモリの地下都市へ

学生たちを連れてコウモリがいる岩場の洞窟へ
直径60センチ高さ2メートルくらいの竪穴から
足がつかないので滑り落ちるように下りる
中は湿度が高く メガネが曇る
学生たちが下りてくる
興奮して叫ぶようにお喋りする女子に注意を促す
頭上にたくさんぶらさがるコウモリ
大きなキクガシラコウモリだ!

奥へ進むとヒナコウモリ科の仲間が
ユビナガ?
何種類のコウモリがいるのか、次回は捕獲申請をして調べたい

床はコウモリの糞でふわふわとした状態
死体を捜すが見つからず
奥まで進むとさらに穴が明かり差し込んでいる
学生が下りていく 外に出られる穴がある
男子二人と女子一人もきて穴から出る 他は入ってきた竪穴から出る
今回はヘビはいなかった

2009年12月20日日曜日

ニワトリの羽毛毟りは楽しいな!

千葉県富津市宇藤原の
NPO法人房総自然博物館・高宕山サル調査団(代表:直井洋司さん)
峰上ステーションを借りての実習
頼んでいたニワトリを絞めて毛を毟って、解体して食べる

ぼくが最初に手本を示す
女子が絞める

羽毛を毟るのはみな楽しそう わいわいお喋りしながら毛を毟る

キャーキャー言い合いながら解体
しかし、切るのは二人
一人は血を見るのが嫌い

鍋料理だった
寒い日だったので 献立メニューが合っていた
一人顔が隠れている

若鶏ではなかったので 堅くて歯が立たない
中国やアフリカでも食べるのは老鶏であったが
残すところなく食べた
アフリカでは骨までたべた
ケンタッキーフライドチキンに慣れた学生たちにとっては歯が立たず
大半を生ゴミとして捨ててしまった
次回は皆で食べてもらうために若鶏を調達したい

車社会が地方を過疎化させた

横浜から高速バスでアクアラインを通って木更津へ、木更津から内房線の上総湊へ、
そこから戸面原ダム行きのバスで環へ、環から2時間歩いて目的地の富津市宇藤原へ
帰路は、この逆のコース、バスは1日7本であり、15時30分の次が最終便の17時15分の
となるため、15時30分のバスに間に合うように急ぐ。

上手く内房線の登りの15時56分に間に合った。1時間に一本の登りである。
上総湊から木更津までの車窓から長閑な里山がみえる。
木更津の駅前のビルはテナント募集の張り紙を多く、人通りも少ない。
高速バスにのって、横浜駅東口に着いた。
下りて、びっくりだ。
え?どうしたの?なにがあったの?
どうしてこんなに人がいるの?
人、ヒト、ひとの洪水である。
歩くのに人を避けて歩く。
始めて、上京したときのことを思い出した。
東京はどこもお祭りのようだと思った。
大きなザックに後ろめたい気持ちになる満員電車。

車の運転ができる人は車社会は便利だろう
歳をとると車の運転ができなくなる
高齢化社会などと言われるが、社会のシステムはそのようになっていない。
地方が寂れるには、不便な交通網が追い討ちをかけている。
不便な交通網は、人々が車を運転するからだ。
これはモータリゼーションの世の中をすすめた、自動車会社とそれに安易に乗った人々の責任だ。
このような時代を変えなくては!

東南アジアのようにワゴン車タイプの小さなバスを走らせられないものだろうか?
さらには、2、3両連結の電車で、もっと停まる駅を増やし、本数を増やしたら
と思いながら寝入った。

2009年12月17日木曜日

こんなところにカマキリの卵塊が!

寒くなってきたのでベンジャミンゴムを室内に取り入れた
娘がカマキリの卵塊をみつけた


2月に湯河原で採ってきたカマキリの卵塊から孵った2代目だろうか?

明日から一泊二日の千葉の野外実習
高宕山サル生息地にいく
横浜・木更津を結ぶ高速バスで行く予定
いつもは久里浜・金谷のフェリーか 電車でぐるっと一回りだった
高速バスで行く方が短時間で、しかもちょっと安そうだ

今、喪中ハガキをだした教え子の女性の旦那さんから電話あり
何と教え子の女性が6月に癌で亡くなったと言うのだ
彼女は北海道旭川出身なので 身近に感じた女性だった
小さな子供がいるのに

何だか人生を考えてしまう此の頃だ

2009年12月16日水曜日

二つのスカル

昨夜、ふと二つの頭骨を並べみた
こんなにも大きさに違いがあるなんて
二つとも哺乳類であり
大きい頭骨は 14歳で死んだクロのものである

小さいのは誰だかわかりますか
ゆーゆーさんがコメントをしてくれたのでこれをアップしました
骨好きのゆーゆーさんはすぐ分かったかな?
クリックすると拡大

2009年12月15日火曜日

膨らむウメの蕾

1日置きに専門学校で今日は休みの日
頭骨本の原稿書きが無ければ丹沢を歩き回りたい心境
目が疲れたので庭に出てウメの木をみた
蕾が早くも膨らみはじめている

これから強烈な寒波がやってきたらどう対応するんだ
と心配してしまう
あと30分もすると6時 ぼくの仕事終了時刻だ
あとはウィスキーだ!
このところはスコッチを飲まなくなった
バーボン一辺倒になった

なんだか6時を回るとどうどうとウィスキーを呑めるから不思議だ
もっとも朝は5時には起きてコーヒーの飲んでいる
21日の締め切りまで頑張ろう!