権現橋を流れる鳥屋待沢の左岸にあるゲートを越えたところですぐ尾根に取り付く。こんなところを他の人には見られたくないので、できるだけ早く、谷太郎林道が見えなくなるところまで登る。イッキに体温が上がり、腿が上がらなくなり、一息つく。
7:32 樹皮剥ぎをした痕だ!
樹皮を剥いだ裏側も樹皮が剥がされている。つい、最近の痕だ。
剥がされた樹皮はどこにも見当たらない。食べたんだ!このような事をするのはシカではなくカモシカだ!このスギは以前にも同じように食べられた痕が残っている。
カモシカの食痕を見つけてからは、ゆっくり歩く。スギ枝の枯木や枯れ葉が多いのでスパッツをどこで着けようか思いながら歩く。
7:51 タヌキ糞1
タヌキのタメ糞があった。コインの右の新しく見える黒っぽい糞塊を拾ったが、カラカラに乾いていた。
8:01 小さなテン糞だ!
タヌキ糞とテン糞を拾ったので、先ずは来たかいがあった。しかし、雨がときおりポツポツと頭や手に当たる。でも、今日の天気予報では雨など降らない筈だ!
8:04 カモシカが角を砥いだ痕だ!
カモシカの角砥ぎはどのような意味・目的があるのだろうか?シカは角を覆っている袋状の皮を剥がす行為で、さらに角の先を尖らすと考えられる。
8:06 テン糞2だ!
テン糞1もこの糞も小さい、まるでカモなどの鳥糞くらいの大きさだ。身体の小さなメスのテンの糞だろう。表面に種子が見える。
8:10 また、タヌキのタメ糞だ!コインの左上の糞が新しそう!
この左上の糞はシカの死体を食べたのだろう。糞塊の先が細くなりシカ毛が出ていた。この糞塊を拾う。
8:15 鳥屋待沢方向の左側斜面がぼんやりと白っぽくなっている。今頃の時季はマメザクラかな?っと思って双眼鏡で確認だ!
花が下向きに咲くマメザクラ
8:18 ん?シカの食痕?でも、どれも林床から40センチ以下の部分だ。これは下顎の切歯の幅の大きさから判断してノウサギの食痕だ!
どれも、林床から40センチ以下のところを齧っている。
低い位置が齧り取られている。顔を横に向けて齧っている。顔を真っ直ぐ上げて齧った訳ではない。
8:22 415のピークだ。
歩きだしてからほぼ1時間かかって最初のピークに着いたことになる。
以前の学生実習ではこの手前で、子ども2頭を連れた母グマに出遭ったのだ。ここから下りだ。山仕事の仕事道がついている。雨が止みそうもないので仕事道を歩いて帰ることににする。
8:30 鞍部になったところにタヌキ糞3
8:48 テン糞3 このテン糞も小さいからメスだろう。
鞍部から斜面をトラバースした仕事道を辿って最後は急な細尾根を下ると、テン糞だ!
8:53 鳥屋待沢の近くで、また、マメザクラだ!
8:57 またまたメスのテン糞だ!
沢沿いの道に降りたら、甲高いミソサザイの囀りが車に乗るまでうるさく聴こえていた。
9:13 鳥屋待沢左岸についている仕事道を歩いていると、マムシグサの仲間が、、、ミミガタテンナンショウかな?
9:18 ダンコウバイの黄色い花、よく似た花にアブラチャンがある。
9:28 アケビの蕾だ!まだ、葉が完全に展開していないが、花が咲きそうだ!
9:30 キケマンだ!
山を歩いた時間は2時間ちょっと、GPSの距離では3.7キロ。散歩かな?