庭のアメリカハナミズキには、スズメ用の巣箱を掛けている。
昨年1月頃、専門学校の学生たちが作った巣箱をもらってきたものだ。
昨年は春がきてもまったくスズメはもちろんのこと、
小鳥たちが巣を利用するような兆候が見られなかった。
巣箱は、小さな庭の中にあるハナミズキの高さ2メートル半くらいの幹にかけた。
ここは、我が家の居間から丸見えで、庭に面する窓からは1.5メートルくらいしか離れていないし、
お隣さんの裏口からも3メートルあるかどうかだ。
ぼくは毎日1回は庭にでて、睡蓮鉢を覗いたり、草花の芽生えをみている。
昨日、庭に面する窓を開けた時、小鳥が巣箱から飛び出たような気がした。
連れ合いに、気を付けて!もしかしたら巣箱に小鳥が入っているかもしれないと云って外出した。
今朝、何気なく外をみたら、小鳥が素早く飛んでいる。ん?巣箱に入りたいのかな?
しばらく、レースのカーテン越しに巣箱を見ていたら、小鳥が出入りしている。
連れ合いにも見てもらう。首からお腹が白いらしい。
メジロではないようだ。
望遠レンズが入るくらいにレースのカーテンを開けて巣穴に焦点を当てて待った。
突然、巣穴に小鳥が飛び込んできた。
すると、4、5秒もたたずにすぐ出てきた。
ん?2羽いるのかな?
シジュウカラだ。
ここで、見張って観察を続けたい。
なんとなく頬がゆるんでくるのがわかる。嬉しい。
ツバメが軒下に巣をつくり子育てをする挿絵が小学校の教科書にも載っていた。
ツバメではないが、シジュウカラが目の前の巣箱に出入りしている。
今は巣材を運んでいるのかな?早くてよくわからない。
そうそう、我が家のベランダを歩き回り、睡蓮鉢にウンチをしていたと思われるハクビシン
が、交通事故で死んでいたことが町内会の集まりので知った。