「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年5月31日日曜日

オオバアサガラを見に伊勢沢林道へ  To the Isezawa forest road to see the flowers of Ooba-asagara!

5月29日に伊勢沢林道にオオバアサガラの花を見にいった、その続き:
音見橋の欄干に架かるオオバアサガラの花がまだだった。30分以上前から腹の調子がオカシイ。モミジイチゴやクワの実を食べたからではない。どこかでウンチをしなければと思っていた。山に入ってするのはヒルが嫌なので、できれば沢を水洗トイレとして使いたい。これまでもぼくは山でウンチをしたくなったらできるだけ沢でした。沢だとウンチはすぐ流れ魚を含む水生動物のエサになるし、尻も水で洗えるので気持ちが良い。タンガニーカで泳ぎながらした時は魚たちが寄ってきてすぐ食べてくれた。中国では楊さんのトイレの下が豚小屋であり、ウンチはすぐ楊さんによってクワで掻き出されて豚のエサになった。
で、音見沢でしようと思い、沢沿いの林道に沿ってあるいて林道から外れたら好都合の場所が見つかった(図1)。岩陰だと下から登ってくる人からも見えない。
図1.ウンチをすることに決めた場所
 ぼくのウンチは家でする時も3分も4分も時間をかけない。入って、ズボンを下げたら間もなくトイレから出てくるので、連れ合いも娘も本当にしてきたのか?っと驚く。が、朝は1度では済まない。
帰路、大きなオトシブミがあった(図2)。イタヤカエデの葉の揺籃だ(図2')。一枚の葉でつくっている。この揺籃を作ったのは誰なのだろう?
図2. オトシブミ
図2’.カエデの葉
今年も、オニグルミの実が生っている。この小さなオニグルミの果実を食べる動物はいないのかな?もっともサルは遊んで食べる、、、。
図3. 8:15 オニグルミのまだ小さな果実
ヤマザクラの種子だけの糞が落ちている。しかも、今排泄したばかりだ。とてもテン糞と思えない。この糞は拾わなかったが、中にはムカデか節足動物の外皮が入ってることが多い。
図4. 8:22 ヤマザクラの種子だけのテン糞
モミジイチゴの橙色の実がたくさんある。熟しているので、一つを採ると指に触った他の実が落ちる。ほいどのぼくも流石に落ちた実は拾わない。
図5. 8:23 モミジイチゴの実がここにはたくさん
図5'. こうやって一度に5、6個以上を口に放り込む
おー、あった!あった!咲いているオオバアサガラがあった!音見橋からの下りはずーっと咲いているオオバアサガラを探しながら下っていた。でも、まだぼくからは離れている。
図6. 8:34 オオバアサガラの花
ミズキが小さな実をつけ始めた。ミズキの実は美味しいようで、テンもタヌキもアナグマも食べる。動物たちにとっては辺り一面がレストランで、植林地じゃない限りこれから半年は食糧がすぐ食べられる。
図7. 8:47 ミズキが実をつけ始めている
水沢橋を過ぎてからオオバアサガラがたくさん咲いている所にきた。林道からも良く見える。そこは松茸山登山口の前の河原だ。階段を下りていくと、おー、川原のイラクサの仲間がシカに食べられている。これはシカにとっても美味しいだろう。東北で言う山菜アイコの仲間だ。
図8. イラクサ科の仲間がシカに食べられている
この河原は30メートル四方に渡ってこのオオバアサガラだけが生えている。オオバアサガラは種子が飛んで日当たりの良い荒れ地にスーッとまるでオオイタドリがニョキっと地面から突き出るように生えてくる。そして3年もするともう3メートルを超えるような高さになる。
図9. 8:51  オオバアサガラPterostyrax hispidusの花
図9'.  シャンデリアのようなオオバアサガラの花穂
オオバアサガラの下で昼寝でもしたらどんなに気持ちが良いことだろう。っと思いながら河原を後にした。崩壊場所を過ぎて林道を歩いていくと、マタタビだ。手元に届くところにマタタビの蔓がある(図10)。まだ蕾だ!この木がメスだと実が取れるのだが、、、。実は、丹沢のマタタビの実の種子標本を持ってないのだ。k-ta隊員から頂いた裏高尾産のものはあるが、、、。 マタタビを見ていたら、その横にオカタツナミソウが手招きしていた(図11)。
図10. 8:58 まだ葉の白さが目立たないマタタビ
図11. オカタツナミソウ

2020年5月30日土曜日

古いタヌキ糞とテン糞の内容物  The contents in the old droppings of a racoon-dog & a marten

5月25日に誕生日記念に三峰・唐沢峠までの稜線まで歩いたときに、稜線上で見つけたタヌキ糞と帰路車に乗って見つけた大釜弁財天口の手前でのテン糞である。何れも古い糞であった。
昨日の伊勢沢林道でテン糞を拾ってきていたので、この二つを先ほど洗った。
10:17 タヌキ糞
腐葉砕片、節足動物外骨格、獣毛(15mm以下)・骨片(齧り取った10mm以下)、砂泥
この獣毛の太さや骨片から判断すると、イノシシ、シカ、あるいはカモシカなどの大型獣の骨だけになった死骸を食べたものだろう。
13:38 テン糞
ムカデ2匹(7cm&5cm)
大好きな大きなムカデを2匹も食べている。満足しただろう。

さぁー、昨日のテン糞を洗おう!

オオバアサガラを見に伊勢沢林道へ!  Go to the Isezawa forest road to see the flowers of Oobaasagara!

29日の伊勢沢林道の続き
またまたマスクだ。これはビニール袋に入っている。家までの帰路、店やスタンドに立ち寄った時に紛失したことに気づくかな?ぼくのマスクは車の中とバックの中に入っている。
図1. 7:08 マスク
 うぉー、テン糞だが、、、。モミジイチゴでも食べたかな?それともヤマグワの実かな?
図2. 7:09 テン糞3
 おー、このテン糞もサクランボウを食べたのではなく、ヤマグワかキイチゴだ!
図3. 7:11 テン糞4
 25日に三峰・唐沢峠の稜線に行った時に見つけたフサザクラの葉のオトシブミだ。
図4. 7:15 フサザクラオトシブミ
剥き出しのサクランボウの種子のテン糞が落ちている。が、もうそれらは写真も撮らないし拾わない。しかし、それではデーターの取得方法としては間違っているな?っと思いながら静かな森の林道を歩く。おー、これはまた何を食べたかな?しかも小さい(図5)。おー、まただ(図6)。
図5. 7:17 テン糞5
図6. 7:22 テン糞6
ノイバラの花が可憐な様子だ(図7)。花を一つ一つ見ると、花芯が無い花が幾つかある(図7')。花弁に触るとハラハラと花弁が離れ落ちる。雄蕊がしっかり残っている花の花弁に触っても花弁は落ちない。
 図7. 7:27 ノイバラの花 下の花の雄蕊が少ない
図7'. 花芯がないノイバラ
沢側の路肩のヤマグワの枝にたくさん実がついている。まだ、熟してはいない(図8)。が、あった。青黒い実があった(図8')。でも、まだ酸っぱい。クワの完熟した実をペットボトル一杯に採って食べるのを夢見る。ぼくは何と食い意地が張っているのだろう。それは、連れ合いにも云われる。二つ上の兄がいて年子の妹がいてその真ん中で、戦後の食糧事情が悪い時に育ったからだと思っている。
ぼくは、ご飯よりもジャガイモやカボチャ、トウモロコシを食事代わりに食べたい。ご飯、米の記憶は噛むと口の中にジャリっと小石を噛んだイヤな思いでしかない。北海道釧路では小学校低学年の頃は外米だった。だから、タンザニアのマハレで生活していた時、ムピシ(料理人)のカティンキラの仕事の大半は、大きなお盆に米を入れて、白っぽい小石を取り除くことだった。それでも、ご飯を食べるとガシっと小石を噛むことがあった。その感触が子供の頃のご飯を思い出し、どうしてもご飯が好きになれない。だから、マハレではウガリはもちろんのこと、キャッサバ、サツマイモ、料理用バナナがあったし、チャパティを作ったりでぼくとしては満足だった。
図8. 7:29 ヤマグワの実
図8'. 甘酸っぱい実
ガクウツギだ。この子は陽がサンサンと当たるような場所にはいないで、いつも少し日陰にいるような感じがする。実際はどうなのかな?
図9. 7:31 ガクウツビ
7時40分、音見橋に辿り着いた。オオバアサガラは、、、オオバアサガラはどこだ?例年、橋の欄干の上を覆うように咲いているオオバアサガラがまだ小さな蕾だ!ここは寒いのだ!残念!
図10.7:40 オオバアサガラの蕾の花穂

それにしても、またまた安倍内閣は信じられない事を平気でやっている。新型コロナの専門家会議の議事録を取っていないというのだ。どのようにして自粛に至ったのか、その期間はどのような議論で決まったのか、後代の参考になるべく記録が取られないというのは行政のすることではない。ぼくは、サルの保護委員会なるもので、市や県の集まりに出席したことがある。このような場では、行政の担当者がいつも記録を取っていた。過去の議事録を見て次の議事内容を決めて行く。神奈川県や岡山県高梁市でも行われていることが国の機関では行われないということは、国の専門家会議なるものは好い加減だと云うことにもなる。以前、麻生金融担当大臣が審議委員会からの答申を拒否したことがあった(老後2千万問題)。自分の考えと違うと拒否したのだ。何のためのの審議員会や専門委員会を今の内閣は作っているのか?形だけなのか?思い出して腹が立ってきた。

2020年5月29日金曜日

オオバアサガラを見に伊勢沢林道へ  To the Isezawa forest road in order to see the flowers of Oobaasagara!

やまぼうしさんのブログを見た日からオオバアサガラを見に伊勢沢林道へ行くことを決めていた。6時15分に奥野隧道から少し水沢橋よりの道路沿いに車を置く。
伊勢沢林道に入って間もなく川沿いにオオバアサガラが咲いている。綺麗だ!華やかだ!でも沢一つ隔てている。ぼくの目当てのオオバアサガラは音見橋付近にあるものだ。モミジイチゴの実がなっている。食べごろだ。口に放り込む。旨い。
図1. モミジイチゴRubus palmatus
 また、沢向こうにオオバアサガラが咲いている。違う、これじゃーないと思いながら歩く。歩みが早い。ぅぉー、サクランボウの種子のテン糞だ(図3)!いよいよ始まったんだ!サクランボウ食いの季節に入ったんだ!
図2. オオバアサガラPterostyrax hispidus
図3. テン糞1
 ボールペンかな?っと思って拾い上げたら、寒暖計だ(図4)。山歩きでも自然観察者のものだろう。まだ、使えそうだ!預かっておこう。おー、また、テン糞だ。サクランボウの他に何を食べたのかな(図5)?エゴノキの花が綺麗だ(図6)! オオバアサガラもエゴノキ科だ。
この後もテン糞を幾つか拾い、モミジイチゴの実を見つけては口に放り込む。天気は良い。遠くでツツドリが鳴き、アオバトが独特の調子で鳴いている。静かな森!
 図4. 寒暖計だ!
図5. テン糞2
図6. エゴノキStyrax japonicaの白い花

2020年5月27日水曜日

誕生日記念の山歩き  The mountain walking as the commemoration of my birthday! 

5月25日の続き、登り口の道標のところで、大山方面への植林地帯の道を行くか三峰方面の沢沿いの道を行くか少し逡巡したが、三峰方面の道をとった。これが間違った。まだ、8時になっていないからゆっくり登ろう。三峰まで行こうっと思っていたのだ。
図1. 7:41 登り口の道標
花後のミツマタをじっくり見た。この指のような綿状の中に、種子が見える。ヒョウ―!驚きだ!下にあったバッコヤナギ?も綿状の中に種子があった。これらはどうやって種子を分散させるのかな?
図2. ミツマタの花後の綿状の物の中に種子
沢沿いの大岩にイワタバコが着いている。2,3枚採ってお昼のインスタントラーメンの具にでもするかな?っと思ったがそんなに溢れるほどある訳ではないのでやめた。具材として途中のアザミを採った。
図3. イワタバコ
石清水が流れる岩場が鎖場になっていて、そこにヒメレンゲやウワバミソウが生えている。このウワバミソウもラーメン具材に考えた。
図4. ヒメレンゲの花
至るところに、ジャケツイバラの黄色の花が目立つ。マメ科だからとこの花弁もラーメンの具材に考える。
図5. ジャケツイバラの黄色の花
図6. ジャケツイバラの花がたくさん顔を出していた
曇り空なのにジャケツイバラと同じように明るく輝いていたのはヤブデマリの白い花だ!ヤブデマリの花は盛花のように豪華だ!
図7. ヤブデマリが豪華だ!
マルミノヤマゴボウが花を咲かせている。ここは不動尻あたりと比べると随分花が遅れるんだ。この時季のマルミノヤマゴボウは清楚な感じがする。
図8. 8:31 マルミノヤマゴボウの花
おー、クワガタソウだ!標高650m付近だと今頃咲くのだ。フタリシズカもあった。
図9. クワガタソウ
図10.フタリシズカ
標高800m近くなってカマツカが咲いている。これ以上はカマツカが花盛りだった。
図11. カマツカの白い花
休み台がある場所に到着だ。ここではいつも自動シャターで自分を撮る。台の上に腰掛けて持ってきたアンパンを食べていると、三峰の方から男たちが下りてくる声が聞こえてきた。なかなか現れないので、出発だ。三峰には向かわずに唐沢峠方面に稜線を南下することにする。
図12. 9:36 休み台に着いた!
稜線上にはカマツカの木が何本かあり、どれも花盛りだ。
図13. 稜線上のカマツカ
図14. キノコ
このキノコ、以前にも持ち帰って調べたが分からなかった。傘裏を見るとイボタケ科のようだ。採ったものだが、あったところに戻した。
図14'. キノコの裏は管状だ!
図15. ツクバネウツギがまだ咲いている
ウォー!今日初めての糞だ!古いタヌキ糞だ。コインの右上の干乾びた糞を拾う。この稜線ではテン糞がたくさんあるのだが、今回はまだゼロだ。テン糞がある時季は、ヤマボウシの実が熟し、カマツカの実が実る時季までだ。今の時季はテンもタヌキも食べるキイチゴの仲間やサクラの仲間などの果実は標高の低い方へおりなければダメだ。
図16. おー、古い古いタヌキ糞だ!
ピーク865で三角点があるかな?っと思って探したが分からなかった。三角点に足を掛けて写真を撮るつもりだったのだ。このピークからモミの木の根が張り出て階段状になっているところを下り、少し登ると唐沢峠・不動尻を結ぶ登山道だ(図18)。
10数年前にこの稜線を歩いた時は、2回の下りでは必ず地図と磁石を見たものだが、今は、暗闇でない限り踏み跡がしっかり残り、しかもピーク865のところではこちらはダメというロープが張り巡らされている。こちらとしては、もう少し、地図と磁石を見ながら山歩きを愉しみたいのだが、折角持ってきたスマホのGeographicaは一度も見ずだ!
図17.10:35 ピーク865でポーズ 
図18.10:58 登山道着 左は不動尻、右に行くと唐沢峠
図18の道標の所から少し、不動尻側に下りて、少し道から外れてお昼とする。枯れ木の上に座り、ガスストーブでお湯を沸かし採ったアザミの新芽部分を3個容れ、同時にインスタントラーメンやゆで卵も容れる。水の時から容れてもすぐお湯が沸くので、すぐ出来上がる。フーフー言いながら食べ終わる。食べながら目の前にヤマボウシのまだ未熟な花が咲いているのに気がつく(図19)。
夏ミカンも持ってきていたが、食べず。5分も下らない内に膝が痛くなる。ストックを伸ばし、ストックに頼るように下る。半ズボン、上半身裸の若者の白人が二人登ってくる。すごいすごい大股でどんどん登ってくる。互いに今日は!と声を交わす。こちらは牛歩の歩みだ。
往きにこの道をとるべきだったと思う。下り一辺倒。モウ、イヤーだ!
図19.11:35 目の前にヤマボウシのまだ若い?花
上から下りてくる単独行の人、二人に追い抜かれる。彼らは早い早い。身の軽さと足腰の柔軟性が彼らとはまったく違うのだ。
図20.道標
登ってきたところに着いた時は、本当に嬉しかった。でも林道歩きが辛かった。まー、アラゲキクラゲ(図24)を見つけ、ウツギの花を見た(図22)のが少し膝の痛みを忘れさせてくれた。
図21. 12:34 戻ってきた
図22. ウツギの花が咲いている
13時半に車に着いた。二の足林道でテン糞があるところを見たら、大釜弁財天口のところで古いテン糞(図23)を見つけた。帰宅し、直ぐ風呂に入り、缶ビールを飲んだ。が、気持ちは晴れない。膝が痛い。体重が重すぎるのだ、、、、。
図23. 弁天入り口の前のテン糞あった!
図24. 採ってきたアラゲキクラゲ
図25. 歩いたGPSの軌跡