8月5日、家を出たのが5時半頃、目指すは塩見橋付近だ。
あー、この時間ならもうすでに塩見橋付近の駐車できるスペースはたくさん登山者の車が停まっていることだろう。でも、この暑い中を塩見林道を歩いて登山する人はいないかもしれない。でも夏休みだ。
などと、考えを巡らせながら走る。
幸い、ぼくがよく停めるスペースは空いている。が、「ここは駐車場ではありません。厚木警察署」の看板が数か所に設置されている。
ん?その為に皆、違反を恐れて駐車しないのか?でも、それなら何故駐車禁止マークついたの看板を立てないのだ。
それは、土山峠バス停付近のスペースもそうだ。駐車禁止の看板などないのに警察に2度も注意を受けている。気持が悪いが覚悟を決めて、車を置く。
今日は、キュウハ沢出合からキュウハ沢左岸の尾根を登り、天王寺尾根から丹沢山に行ってみようと思っていた。このルートは2005年時の丹沢実習で、札掛森の家に宿をとって、ぼくは学生たちの見回りに何度か利用したルートでもある。今、考えると当時は毎朝4時に起きて学生たちは毎日丹沢山頂まで天王寺尾根を歩いたのだ。当時のぼくも10歳若かったからそんなことも出来たのだ。
本谷林道歩きは左に本谷川が流れているので、歩いているだけで涼しく気持がよい。
思い出のキュウハ沢出合に来ても余りの涼しさに林道終点まで足を伸ばす。
ここが、終点で7:54だ。
少し、戻って、キュウハ沢に架かる橋のところから、キュウハ沢左岸の尾根に取り付く。
8:14、 この正面の右の石垣を上を這い登る。
すぐ、仕事道があるが、どのようについているのか不明なので、尾根をそのまま登る。
9:06、仕事道が何度も尾根についているので、もう、尾根を直登する必要がないことがわかる。
ありがたい、仕事道を辿る。初めから仕事道を歩いても良かったのだ。
テン糞は見つけるし、気持が乗ってくる。
山岳会に入ってる教え子のS.Yokoyama君に勧められたAjinomotoのaminoVITAL PROのスティックを1本飲む。15分おきくらいにスポーツ飲料も一口だけ飲む。
もちろん、これは足が攣らないようにするためだ。
9:20、天王寺尾根が近いと思われる場所で、階段があらわれる。もちろん、階段を登る。
尾根を直登していた時に比べると、まるで登山道を歩いているような気分だ。
9:34、急に細尾根となり、左側に崩壊地が出てくる。
仕事道どころか、尾根道も消えてなくなっている。尾根そのものが崩壊したんだ。
ストックをザックにつけて、この崩壊部分の木の根に足をかけてよじ登る。
と、もうそこは30メートルくらいで天王寺尾根の登山道だった。
9:42、登山道の杉の木に、キュウハ沢左岸の尾根への道標と思われるテープが巻かれている。
近くには他に2か所に赤テープがあったが、キュウハ沢左岸尾根ではテープは皆無だった。
ここで、ヒル捕りをし、ズボンの膝から下の部分を切り離し、切り株に腰掛け、地図を見て
丹沢まで登るか?それとも堂平方面への登山道を行くか思案する。
清川のコンビニで買った塩鮭の入ったオニギリを1個食べる。寝そべって休息したいが、ヒルが出てくるかもしれないので、それは取りやめ、まっすぐ天王寺尾根を下ることにする。
10:00、この場所でまだまだ休んでいたいが、、、出発。
この時は、12時には塩水橋にゆうゆうと着いているだろうと思っていた。
11:36、ここから一気に沢添いに下っていく。下の地図上の⑤の地点。
ここまで1時間半以上も掛かっている。途中で、イグチダケやタマゴタケの写真を撮ったり、テン糞やアナグマ糞を採集したりはしたが、10年前とは比べものにならないくらい時間が掛かっている。
ここからはすぐ本谷林道だ。
11:56、本谷林道に着く。上の道標のところから10分もしないで着くだろうと思ったら、20分も掛かって林道着だ。この道は砂利道なのでへっぴり腰で歩いたので時間が掛かったのだ。
汗をかいているし、涼みたいので、そのまま真っ直ぐガードレールを跨いで本谷川の河原に降りる。
靴を脱ぎ、ズボンのバンドを外し、シャツを脱ぎ去り、靴下をとって水に浸る。
ズボンを脱いで川の中に座ろうと思ったが、札掛に行く近道の吊り橋のところに二人連れがいるので止める。
顔を洗い、水に浸したタオルで身体を何度も拭く。
こんな楽しみは男に生まれた者の特権ダ!。
何故か、GPSは作動していなかった。スイッチを入れて、車に到着した時にはスイッチをoffにしたのにも関わらずだ。暑さでぼくが惚けていたということなのか?それともGPSが壊れたか?
上の歩いたルートは地図に書き入れた。