10月22日は、奥野・伊勢沢林道のゲート前に車を置いたのが6時40分であった。
倉沢沿いの桃ノ木林道終点から平戸・焼山を結ぶ旧登山道に這い登る。
Aまでは何度か大きな倒木の下をくぐったり、跨いだりして歩く。
このルートは2月24日にも歩いているが、さらに荒れてきた。
B、C付近では道は失われガレ場となっていたり、岩場となっている所があるが、岩場は上を巻いたり、ガレ場は慎重にスッテプを踏みながら歩くことができる。
尚、今回、Aのところで本来はAピークを北側に巻く道があるのだが、Aピークに登ってみる。
ガレ場を過ぎてやってきた尾根上のC地点の休み台も朽ちてきている。
このC地点には、伊勢沢林道の音見橋のところから、この北北東に走る尾根を登ってくる方が楽かもしれない。C地点から焼山・姫次間の旧登山道ははっきりしなくなる。
下は、この日のGPSの軌跡である。行程17.8キロを8時間半かかって歩いた。
10:02、下はC地点の道標だ。道標の裏から登ってくるが、その先はガレ場だ。
ここから登山道に出るのに30分も掛かった。
2月の時は焼山山頂に行かなかったので、焼山に行ってみる。下の道標は登山道に出てから10分くらい焼山方向に平坦な道を歩くと出てくる。
10:31、焼山山頂を記すこんな道標ができたんだ。
焼山が1059mあることを知った。
焼山の展望台に登って遠方の景色を見ていると、人声がして行き過ぎていく。
10:50、展望台の上に赤い種子の塊の鳥糞があり、ゲットだ。
展望台を降りて、今度は黍殻山に向かう。10:50、先ほどC地点から登ってきたところを通り過ぎる。
道が崩壊しているから通行できないとあるが、崩壊地を巻くと良いのだ。
この登山ルートが廃道になるのは淋しい。
倉沢を詰めて旧登山道に出てからA地点までは、道志側が見えるし、B、C付近からは宮ケ瀬が見える。
枯れ葉の道を気持良く歩く。
リンドウが咲いていたので、新しく買ったNikonで、さまざまダイヤルを回したり、マニュアルでピントを合わせたりして遊ぶ。
11:24、黍殻山への道標だ。ぼくはこれまでここを何度通ったか分からないが、黍殻山の山頂を踏んだことがないことに気が付いた。行ってみることにした。
11:41、黍殻山の山頂だ!網目の塀に囲まれているのは雨量を測り、無線で城山ダムへ知らせる小屋があった。黍殻山は焼山より高く1272mもある。
ここで、お昼を食べようと思ったが、まだ我慢できるので山頂を後にする。
11:51、ほぼ、登山道にまっすぐ降りる急な道があり、登山道に出る。
人声がする。焼山の展望台にいた時に焼山に寄らずに行った登山者だろう。
11:52、水場への道標だ。この水場はちょろちろだったので、行ってみたいが、止める。
話し声が聞こえ、登山者が前を行く。男女二人のパーティだ。
11:53、大平への分岐の道標だ。黍殻山避難小屋に寄らずに大平への道をとる。
ここからはお昼を食べる場所を探しながら歩く。
朝は食パンにジャムをつけてサンドイッチにしてきたのをC地点で食べただけだ。
モノレールに沿った道を下る。12:10、休み台でザックを下ろし、ガスストーブを組み立て始めて、ガスボンベを忘れたことに気が付く。インスタントラーメンに餅を1個持ってきたのだ。焚火をした跡があるが、焚火をする訳にはいかない。先ず、味の素のaminoVITALを一袋飲み?食べ?、持ってきた餅を割って食べる。
何だか、疲れがどっと出てきたみたい。
12:38、ん?クマ糞だ!まだ、柔らかい昨夜か今朝のようだ。もちろんゲット。
13:03、スギ林の林床はこのシカが食べない下草だけだ。この下草の名が出てこない。忘れた。
っと、ザックを持たないで、ウエストバックの男性が登ってきた。声を掛けたが向こうは目で挨拶してくれただけ。足は運動靴だ。下草の名前はシソ科のテンニンソウだった!
13:30、大平に到着。この頃にはお腹は何だか満腹状態だ。餅と一緒に水を飲んだので、お腹の中で膨れたようだ。もしかして、餅は素晴らしい非常食かな?なんて思いながら奥野林道を下る。
2ヶ所でテン糞を拾い、オスジカの糸を引くようなピーーーーーと言う発情の声を耳にしながらただ下る。
リュウノウギクが咲いていた。
何と、ウサギ糞を見つけた。東丹沢でウサギ糞を見つけたのは久しぶりだ。
春の丹沢実習時の子ウサギといい、ウサギの個体数が回復してきたかな?
15:13、車に到着す。