昨日は、晴れていて絶好の山歩きの日よりだった。陽が当たるところは暑いが、吹く緑風は爽やかで気持ちが良かった。ヒルも非常に少なく、吸われたのは2名だけだった。
学生たちには地図と磁石で前もって記されたポイントを当ててもらうことが出来た。それとスマホのジェオグラフィカでポイントを確認してもらい、皆でジェオグラフィカの正確性に感動だった。
8:43① テン糞 登り始めて10分くらいしてからテン糞を見つける。①は一番下のルート図(GPSロガー、GL-770の軌跡)の地点を示す。以下同様。
石の上のテン糞、マーキングだ!
9:29② スギの樹皮のクマ剥ぎ ②の503ピークである。他の数本の樹皮も剥がされていた。
9:34② クマ剥ぎの少し下の方にシカがモミの樹皮を齧り剥がした痕があった。
9:38② 一つのクマ剥ぎを囲う学生たち。この日は二人が休み、二人が1時間遅れのバスだ。
10:00③ 二人を待つため、木洩れ日の中をゆっくり登る。ここでぼくが「ホッホー、ホッホー」と声を張り上げたら、下の方から応える声が上がる。ぼくは皆がゆっくり歩くから着いていけるが、息が上がるが腿は上がらず。学生たちと53歳もの年齢差がある。山歩きが好きだから続けていける。
10:15④ 尾根を登って平坦になった所で休み、遅れてきた学生2人と土山峠のバス停で彼らを待っていた担任Tさんの合流だ!
10:26⑤ 途中にあったマメガキの木、まだ蕾だ!
10:36⑥ 辺室山の山頂にあったシカが派手に樹皮を食った痕を皆で囲む。
シカが樹皮食いをしていた木。初めはエゴノキかと思った。ぼくは少し西方に下る尾根を降りる。この尾根にはタヌキのタメ糞が多くあったからだ。でも、今回はタヌキ糞を見つけられず。
ごめん!やはりエゴノキだ!
この枝をザックに容れて持ち帰ったのを思い出し調べた。
しかし、シカがエゴノキの樹皮食いをするなんて!果実には有毒なエゴサポニンがあるが、樹皮は無毒?なんだ!
10:56⑦ 辺室山山頂の休み台で、記念の集合写真。
11:11⑧ 山頂を下った鞍部でテン糞を見つける。この鞍部からは唐沢林道が真下に見える。
12:27⑨ 祠の峠でお昼だ!ぼくはガスストーブでお湯を沸かし、インスタント味噌汁の熱湯を作り、オニギリをパクつく。何とKさんはお湯を沸かしてスパゲティをつくる。
昼食を40分で終え、出発しようとしたら、大きなキノコを見つける。ぼくは「これは今名前が出ないが食べられるキノコだ!」っと云って少し契って食べ、N君にもすすめる。何とG君は頬が膨らむほどに口に入れたので、ダメだ!生なので沢山食べたらダメだ!っと大声を出す。
名前が出なかったヒラタケ科のマツオウジ
13:18⑩
沢のあったガクウツギではなくガクアジサイ
13:18⑩ ガクアジサイの手前に咲いていたユキノシタ科チダケサシ属のアカショウマ
14:18⑪ タマゴタケの仲間(テングタケ科)のキノコだが、同定できず。ツルタケに似ているが、茎は白くない。うーん!ベニタケ科の毒ではないドクベニタケもちらほら見つかった。
14:24⑫ 煤ケ谷が近くなって細く小さいのでメスのテン糞だ!
14:30⑬ 登山道から沢を渡ってシカ柵の扉を通って、畑を右にしながら下りて舗装道路に出た側溝の中にアナグマ糞があった。日常的にトイレにしているようでタメ糞だ!
煤ケ谷のバス停に着いたのが、14時40分だったので、清川村道の駅まで歩き、そこでトイレに行き、15時5分発のバスに乗って本厚木に着いたら、駅はたくさんの人でごった返していた。
今回は、11.3キロを歩いた実習であった。
実習のGPS GL-770のルート図。
①~⑬はそれぞれのウェイポイント(位置)
GL-770を左胸のポケットに入れて歩いた。右胸はスマホのGPSだ。今のPGSの位置精度が高いのは、GPS衛星がいくつも地球の周りを回っているからだ。1994年にアフリカに持っていったソニーのGPSはB6版サイズくらいの大きさがあったが、100~200mの誤差は当たり前だった。それは、当時はGPS衛星の数が現在に比べたら圧倒的に少なく、3個の衛星を拾うのが難しいくらいだった。
それが、今では、ドローンを使って宅配が検討されているくらいGPS精度が高くなっているのだ。