反芻類は口吻が長い、否、偶蹄類は口吻が長い。これらは、イノシシを除いて草食獣だ。口吻が長いのは、口先を足元の地面近くまで伸ばすために口吻が長くなった方が、草を採食するために有利なことは明らかだ。長くなっているのは切歯と前臼歯との間が幅広い隙間となっているからだ(図1&2)。
図1.左側面から見たカモシカCapricornis crispus頭骨の切歯と前臼歯の赤線で囲んだ隙間
図2.左側面から見たシカCervus nippon♀頭骨
草食獣のウサギも切歯と前臼歯の間に隙間がある(図3)。どの草食獣にも切歯と前臼歯との間に歯隙があるのだろうか?ウマはどうだろう?図4を見ると、シカのように殆ど無用な犬歯があるが、切歯と前臼歯の間に隙間がある。草を食べる動物たちはこの歯隙の間に、先ず咬み取った(咬み千切った)草を一時的に採り込み、そして胃の方へ押し流す、一時的貯蔵場所となっているかも知れないと考える。図3.左側面から見たノウサギLepus brachyurusの頭骨と赤線で囲った歯隙
図4.左側面から見たウマEquus caballusの頭骨
しかし、ウマと同じ奇蹄目のサイの歯にはこの歯隙がないDiceros bicornis | Animal Diversity Web。この歯隙の有無の違いは何なんだろうか?採食する草本のどのような関係にあるのだろうか?草丈?草の種類?草の部位?




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