ヒミズやモグラの環椎や軸椎を写真の撮ろうと三日前から取り掛かっていた。それは環椎・軸椎とも他の頸椎と晒骨にした時から関節部でくっ付いているため、それらを引き剝がすのにしばらく水に浸けて柔らかくしなければならなかった。さらにこれの環椎や軸椎は余りにも小さいため、不器用になった指先で扱うのは息を殺して扱わなければならなかったことだ。さらに云えば、全体で10ミリ四方に悠々入るような小ささなのでクローズアップレンズをつけなければ撮ることができなかったからだ。
図1.後ろからのアズマモグラMogera wogura環椎(腹側は下)と前からの軸椎(腹側は上)
図2.前からの環椎(腹側は下)と前からの軸椎
環椎に外側椎孔や翼孔や横突孔があるかどうかみたが、外側椎孔があるのは図1や図2からも判る。が、他は判然としない。軸椎には横突孔があるのがわかる。これは余りにも小さな孔なので図では不明だ。図3.アズマモグラの軸椎(斜め左前方背側から)
しかし、このアズマモグラの軸椎、袈裟を着た者が大きく手を広げて拝んでいるような姿がここから早くも目にすることができる。一方、前後から見た環椎は円盤状であり、翼突起は殆ど発達していない。


