昨日、カモシカとシカの上下の頬歯の咬合面について話し、上の頬歯がはみ出ていることについてアップした。今日は、カモシカの頬歯がシカの頬歯より、さらにはみ出ていることをアップする。
実は今まで見過ごしていたのだ。カモシカとシカの頬歯はの構造は良くにているし、咬み合わせの具合もほぼ同じだと思っていた。が、図1と図2のカモシカとシカの上下の頬歯の状態を見ると、図1のカモシカの上の頬歯の方が図2のシカの頬歯よりもさらにはみ出てしかも下の頬歯を覆い被さっている。手持ちの他のカモシカやシカの頭骨を見ても同じだ。で、手持ちの同じウシ科の中国のゴーラル属や、アフリカの
図1.左側面から見たカモシカの左の上の頬歯が下の頬歯より横にはみ出ている
図2.左側面から見たシカの左の上の頬歯が下の頬歯より横にはみ出ている
中国のキンシコウ調査で滑落死した他のカモシカの仲間の頭骨を見た(図3)。
図3.左側面からの若いチュウゴクゴーラル Naemorhedus griseus の頭骨
図4.左側面から見たChinese goralの上下の頬歯
次にマハレ山塊NPの近くで射殺された若いポンゴ♂(スワヒリ名)の頭骨と頬歯を見る(図5&6)と、やはり同じように上の頬歯が下の頬歯に覆いかぶさっている。
図5.左側面からの若いブッシュバックTragelaphus sciptus♂の頭骨
図6.ブッシュバックの上下の頬歯
カモシカの仲間は草よりも硬い葉や小枝を食べる。そのため反芻するためには草食のシカよりもさらに深く左右に下顎を動かして、反芻しているものと思われる。その為にシカよりもカモシカの歯の方が磨り減ると云うことだろうか?






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