越後湯沢では、サル、ウサギ、カモシカ、タヌキのフィールドサインを見つけることができた。
今日は、サルが残した食痕をアップする。
林道は雪に埋まっているが、日向の斜面の雪が融けて笹の葉が出ている。
そんなところは動物たちの御馳走がたくさんあるところだ。
これは、サルが葉をつかんでがぶりと採食しながら移動した痕だ。
その下には、ササの花が散らばっている。
これはササの葉を手で引き千切って二度に渡って噛み切ったのだ。
10円玉の上の半円に欠けた部分が口にくわえて噛み切った歯型だよ。
上の歯を持ち帰り、手持ちの標本のニホンザルメス4歳の下顎と噛み切られた痕
を合わせた。ぴったり合う。
4、5歳の個体が食べたのだということが云えるかな?
このササはかなり大きなオトナオスが噛み切ったようだ。群れのボスかな?
10円玉との大きさの比較でわかるネ。
このヤマグワの樹皮を食べた歯型が残っている。
下顎の左右一対の歯型が白っぽく残されている。
これは、子ザルが樹皮を齧ったと判る。
以下、サルの食痕をアップする。
これは、サワグルミの樹皮食いの痕だ。
サルの歯型が残っているのが判るネ。
サワグルミを折ってまでして食べている。
サルが枝に顔を横に向けて、両手で枝を持って食べる姿を思い浮かべることができる。
ヤマグワの冬芽食いの痕。横枝のところどころポチポチと白くなっている。
サルは冬芽を一個一個噛み切っている。
これは、歯型が残されていないが、木に登ってヤマグワの冬芽をこうやって食べるのは
ニホンザルの特徴だ。下北半島や房総半島のサル、箱根のサルでも同じだ。
噛み取られた冬芽があったところだ。
昨年も同じように冬芽が噛み取られた筈だと、探した。
これは、昨年の冬芽が噛み取られた痕だと判断できる。
ニセアカシアの樹皮食いの痕。ニセアカシアやヤマグワはサルの冬のメニューです。
こうやって、樹皮ごと剥して食べてしまいます。
まだ、まだあります。次回にアップします。
0 件のコメント:
コメントを投稿