「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2013年3月12日火曜日

サルの食痕    The feeding signs of Japanese macaques.

越後湯沢では、サル、ウサギ、カモシカ、タヌキのフィールドサインを見つけることができた。
今日は、サルが残した食痕をアップする。
林道は雪に埋まっているが、日向の斜面の雪が融けて笹の葉が出ている。
そんなところは動物たちの御馳走がたくさんあるところだ。
これは、サルが葉をつかんでがぶりと採食しながら移動した痕だ。
その下には、ササの花が散らばっている。 
これはササの葉を手で引き千切って二度に渡って噛み切ったのだ。
10円玉の上の半円に欠けた部分が口にくわえて噛み切った歯型だよ。
上の歯を持ち帰り、手持ちの標本のニホンザルメス4歳の下顎と噛み切られた痕
を合わせた。ぴったり合う。
4、5歳の個体が食べたのだということが云えるかな?
このササはかなり大きなオトナオスが噛み切ったようだ。群れのボスかな?
10円玉との大きさの比較でわかるネ。
このヤマグワの樹皮を食べた歯型が残っている。
下顎の左右一対の歯型が白っぽく残されている。
これは、子ザルが樹皮を齧ったと判る。 
以下、サルの食痕をアップする。
これは、サワグルミの樹皮食いの痕だ。
サルの歯型が残っているのが判るネ。
サワグルミを折ってまでして食べている。
サルが枝に顔を横に向けて、両手で枝を持って食べる姿を思い浮かべることができる。 
ヤマグワの冬芽食いの痕。横枝のところどころポチポチと白くなっている。
サルは冬芽を一個一個噛み切っている。
これは、歯型が残されていないが、木に登ってヤマグワの冬芽をこうやって食べるのは
ニホンザルの特徴だ。下北半島や房総半島のサル、箱根のサルでも同じだ。
噛み取られた冬芽があったところだ。 
昨年も同じように冬芽が噛み取られた筈だと、探した。
これは、昨年の冬芽が噛み取られた痕だと判断できる。
ニセアカシアの樹皮食いの痕。ニセアカシアやヤマグワはサルの冬のメニューです。
こうやって、樹皮ごと剥して食べてしまいます。
まだ、まだあります。次回にアップします。

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