脹脛が痛くなるので、このところ脹脛の筋肉や神経についてAIに訊いたりしている。また、脛骨や腓骨を眺めている。ここではヒトとは違った形態・構造の他の動物たち(イタチ、アカネズミ、アズマモグラ、ノウサギ、カモシカ)の脛骨と腓骨をアップする。イタチaを含め食肉目の脛骨と腓骨はサルやヒトのようにバラバラである。しかし、アカネズミbなどの齧歯目ではリス科を除いて腓骨と脛骨が遠位端の途中で癒合している。それは真無盲腸目のアズマモグラb(モグラ科)やトガリネズミ科の動物も同じである。この頭骨と腓骨の中程から遠位端までの癒合合体はノウサギd(ウサギ科)も同じである。一方、シカやカモシカeなどの偶蹄目反芻類では脛骨の近位端と遠位端の外側に腓骨の残存した骨が僅かに残る。
イタチやサルやヒトの脛骨と腓骨は別々だから、足首を上下左右に回転させることができる。が、アカネズミやアズマモグラ、ノウサギは足首を回転させることは僅かにしかできない。さらに、シカやカモシカになると足首は上下にしか動かせない。
図1.右(a,d)と左(b,c,e)の脛骨と腓骨
a:イタチMustera itatsi b:アカネズミApodemusu speciosus c:アズマモグラMogera imizumi d:ノウサギLepus brachyurus e:カモシカCapricornis crispus
ヒトを含めて上記の動物たち脛骨や腓骨の周りの筋肉や神経を見たことはないが、哺乳類だからサルやヒトと同じように脛骨・腓骨の裏側にはヒラメ筋や腓腹筋があるのだ。しかし、カモシカの脹脛とヒトの脹脛の下肢の筋肉の割合や機能は少し違うであろう。

0 件のコメント:
コメントを投稿