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2024年3月11日月曜日

ネズミ科の口蓋骨水平板後端と最後位臼歯の位置関係   The positional relationship between the posterior end of the holizontal plate of palatine bone and the last molor in Muridae

日本に生息するネズミ科Muridaeは雑食のネズミ亜科Murinaeと植物食のハタネズミ亜科Arvicolinaeに分かれる。ネズミ亜科には、クマ、ハツカ、アカ、カヤなどがおり、ハタネズミ亜科にはヤチ、ハタ、スミスなどがいる。

図1.ハタネズミ亜科のハタネズミMicrotus montebelli(左)とネズミ亜科のアカネズミApodemus speciosus(右)の口蓋骨水平板

ネズミ亜科のネズミは口蓋骨水平板の後端が最後位臼歯よりさらに後ろに位置するが、ハタネズミ亜科のネズミは最後位臼歯の中頃に位置する(図1参照)。両者間には臼歯の咬面がつぶした段ボール状なのがハタネズミ亜科で、臼状なのがネズミ亜科という違いもある(図1)。

ウサギやウマでは口蓋骨水平板の後端は最後位臼歯の前にあった。植物食のハタネズミ亜科のネズミたちも同じだ。ウサギやウマのように草食が主であったら、もっと口蓋骨水平板の後端は前にあることになるのかな?

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