一昨日の金沢林道歩きで転がっていたものだ。
山側の斜面が崩壊したために、転がり落ちて雨に洗われたのだ。
なんだか解るかな?
手に取って見た。
横から見た。
これは、このような状態で土の中に埋もれていたのだ。
そう、根茎だ。
以前、高畑山付近で、裏返されて埋められていたのを見つけて何だろうと思ったものだ。
そう、マムシグサの球根だ。
マムシグサは赤い果実、葉、茎、根茎の全てにシュウ酸カルシュームが含まれていて、
舐めただけでも口内が針で刺されたような痛みが走ることになる。
口を水で漱いでもこのシュウ酸カルシュームの小さな針は取れないので、ご注意!
今から11年前の丹沢実習時に、このマムシグサの赤い果実を噛んでみた学生がいた。
もちろん、それだけで、強烈な口内炎状態となり、涎を流しっぱなしで、話すこともできず。
ウガイすることもできないほどであった。
もちろん、すぐ救急病院行ったが、2、3日は物を食べられず、その症状を毎日メールで知らせてもらったことがある。
彼がマムシグサの果実を噛んだのは、ぼくが普段からほぼ何でも齧ってみせているからだ。
それ以来、ぼくは学生に葉、果実などは噛んで舌でも覚えろとは云えなくなった。
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