昨日、雨が降ってもう暗くなり始めた頃、居間の網戸にセミがとまった。
今年初めてのセミだ。アブラゼミではないことが判るが、何ゼミがわからない。
メスだ。網戸が邪魔してうまく撮れない。っと!飛んでしまった。
50センチも離れていない場所でカメラを操作したからだ。
が、梅の木に停まった。
ここで、このソニーのカメラは、一気に50倍の1200ミリ相当にズームアップできる。
撮ったが、暗いのでピンが今一つ、マニュアルに変えるが、どうも今一つだ。
動いて、ピントが合わせやすい位置にきた。
これは、ミンミンゼミだ。
子供の頃、釧路で取ったクマゼミに似ているが身体が小さい。
ぼくの耳はセミの鳴き声やスズムシの鳴き声も聞こえない。
だから、道路を歩いていてしばしば一緒に歩いている人から自転車が来ている。危ないと袖を引っ張られる。自転車のチリンチリンというベルの音が聞こえないのだ。
つまり、高い波長の音域が聞こえない。
CDで好きなクラシックを聴いていても、突然、無音状態になる。高音になったのだ。
アフリカから戻って、逆カルチャーショックでアフリカに帰りたいと思う日々が1年くらい続いた。
その間に、マラリアが出たり、メニエール症候の眩暈を何度か経験したりして、高い音域が聞こえなくなった。
一番困るのは山歩きで音で動物を見つけることができなくなったことだ。
動物の発見は視覚によるではなく、聴覚によって気配に気が付くことである。
だから、ぼくが動物たちの骨や糞に興味持ち出したのは必然かもしれない。
今日は慶応の試験だ。300名分の採点と評価付けを終えて月末にはぼくの夏休みが始まる。
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