転んで肩をぶつけて5日目。
怪我はたいてい翌日くらいには痛みがひくものだ。
が、今回の怪我は日毎に重苦しく精神的に滅入るような痛みが続く。
整形外科の診立てでは、どうしても痛みがひかなければ手術をしようというが、
痛みが治まったとしても腕を上げようとすると痛くなるのだ。
ん?そうなるといつも右手は上げることができないの?
下は科博で撮ったニシゴリラの骨格標本である。
鎖骨と肩甲骨が赤丸のところで針金で固定されている。
生きている状態の時は赤丸の鎖骨と肩甲骨が接する部分は
腱でつながり、筋肉で固定されている。
ぼくの右肩の怪我は、この赤丸部分の腱がキレてしまったようで、
赤丸部分の鎖骨が皮膚を突き破らんばかりに上に突き出している。
医者の診立てでは5ミリくらい離れてしまっているという。
鏡で上半身を写して見ると、自分としては10ミリも離れてしまったように見える。
このため、右手を上げる時は左手で持ち上げる。
しかし、肩よりも高く上げることは痛くてダメだ。
この鎖骨、ゴリラを含むサルの仲間にはあるが、シカ、タヌキ、ネコになるとほとんどなくなりウサギではちょっとあり、鳥や両性爬虫類にはちゃんとあるんだ。
鎖骨は魚類には不明だが脊椎動物にとっては基本的な骨格の一つでありそうだ。
サルの祖先が樹上に進出することによって前肢の前後・左右の可動が必要となり
再び利用されるようになって存在感を増しているのだ。
イヌやネコやシカなら鎖骨と肩甲骨の分離による痛みなどありえないのに、
ぼくはサル・ヒトであるが故にその怪我に苦しめられている。
2 件のコメント:
2、3日のぞかなかったら大変なことになってますね〜。
手術が必要ならしっかりやってもらい治してくださいよ。
そんな状態では丹沢どころか仕事もできないでしょう。
例の持病が原因だったのですか?
アハハと笑い飛ばしたいが、そんな元気さえ失われてしまった。
今日は、もちろん学校休んだ。
糞洗いもできず。
今は、ただ、タヌキの脚の骨などを見て、ムッツリしています。
そう持病が原因です。
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