今回、1時間あまり、このシカの母子を見ていて、今まで自分が気が付いていなかったことがありました。一つは、シカの身体の黄色の斑点模様です。このような斑点模様は小鹿のバンビの方がはっきりしていると思ってましが、この母子では母親の斑点模様の方がはっきりしており、バンビの方は淡いです。これは毛変わりの時季によるのかもしれませんね。
バンビはすでに毛変わりが始まっているためなのか?母親はこれから毛変わりが始まるためなのか?どうなのでしょう。
痩せていると感じるのも毛変わりのせいなのかな?ニホンザルでは4月頃から始まり、子供やオス、あるいは出産しなかったメスほど早く毛変わりが始まります。
しかもサルの場合は、頭頂部、手足の毛から抜け始めます。
ですから、オトナメスが出産したか否かという判断基準にも使えます。
シカなどでもそのような事はわかっているのかな?
もう一つ、白い大きく扇状に広がった尾は、シカの母系血縁集団がブッシュの中を移動する時にその白い尾が目印となって他個体が付いていくと本か何かで読んだことがあります。
が、ぼくが「あれー目立つなぁーこれ!」と思ったのは、後足のカガトの部分にあたるところよりもちょっと下の中足骨(末脚骨)の〇部分が、白い部分の中に黒い瞳があるように見えますね。
これも目印になるのかな?
しかし、シカはやはり目が悪いようなので、尾の白さも本当に目印になっているのかな?
ぼくは、林道上でシカたちが見えて写しやすい場所を行ったり来たり歩きましたが、
シカたちは気が付かない。
もう一つ、気が付いたことは、急斜面では、
シカの主蹄の第三指と第四指はチョキ状に広がるんだ。
サルだとオスかメスの区別ができるが、シカの子供はどこで性別を区別するのかな?
まるで、カモシカのようにザレ場の急斜面で採食するシカの母子。
可哀想だ!
もっと、たくさん草が生えているところの世界を見せてあげたいが、あと何年かかるか?
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