1月19日の土山峠・猿ヶ島で:
採集してきたタヌキ糞:5個、テン糞:8個
糞内容物として見つかった種子:ケンポナシ65個、マメガキ17/37個、ミズキ2個、サルナシ多数個、オオウラジロノキ?10個、キブシ5/3個、エゾエノキ1個、不明同一種子5個(種子かどうかもちょっと不明)?
赤はタヌキ糞からでた種子の数、黒はテン糞から出た種子の数。
ケンポナシ、マメガキ、サルナシ、ウラジロノキ、キブシ、エゾエノキの果実は落下しているものもあるが、枝に残っているのもある。ミズキの果実はすでに落下したものだだけである。タヌキ糞から出てきたミズキの種子は2個であるが、別々の糞から1個づつ出てきた。タヌキは偶然にミズキの古い果実を見つけて食べたものだろう。オオウラジロノキの実は尾根上にも目につくくらい落ちているのだが、タヌキ糞に見つからないのはどうしてなのか?あるいは、ウラジロノキの果実は木にもついているが、尾根上の多くの場所で落ちている。これらが食べられないのはどうしてか?
サルを観察していたことから、一つ分かることは、動物たちはその時季に応じた、彼らにとってもっとも身体が要求するものを食べているということだ。
ウラジロノキの赤い実は彼らにとってまだ魅力がないのだろう。あるいは、ぼくにとっては美味しいガマズミも彼らの糞からはまったく出てこない。キブシもまだまだ魅力がないのだ。
マメガキ、ケンポナシ、サルナシが東丹沢に棲むタヌキやテンにとってもっとも魅力的な食物なのだろう。
タヌキ糞:ケンポナシの種子4個、サルナシの種子16個が入っていた。
テン糞:サルナシの種子多数、オオウラジロノキ?の種子10が入っていた。
やはり、こうやってまとめてみるといろいろ今のぼくらの食物で考えさせられるものがある。
原発依存を含め、今のぼくらは自然からかけ離れた状況下で暮らし、食べている。
子供の頃は、1月にイチゴやホウレンソウなど食べられなかった。
野菜であるのは雪ノ下やムロから出して食べる、白菜や大根、カボチャ、ジャガイモくらいなものだった。
今日は日曜だが、専門学校の高校生向けのチャレンジキャンパス・体験授業だ。
サルに特化した授業をやることになったので、サルの頭骨も持って行こう。
生徒が一人でも来てくれると良いのだが、、、。
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