昨日、免許証更新のために高齢者講習を自動車学校で受けてきた。高齢者講習とは、認知機能検査、暗闇の視力回復検査、左右の視覚範囲検査と技能実施である。認知機能検査で、ウサギ、戦車、ユリ、目など4つの絵が前もって出てきて、後で何が出て来たかを筆記させる記憶力検査。もう一つは横に1~9の数字がランダムに10行くらい並んでいて、その中で、2と5をチェックするという判断力検査?もう一つは今日は〇年、〇月、〇日、〇曜日、〇時〇分(大まかで良い)と云う。
記憶力検査で、もう検査が始まっているとは思わずボーッと見ていた。だから、思い出せず焦った。暗闇から次第に明るくなってきて〇ものが近づいてくるがその〇の何処が欠けているかをどの位早く欠けている部分を認識できるかだが、これもなかなか判断できなかった。視力回復は64秒であり年齢相当だが、その自動車学校の若者だと4秒で判断できるようだ。それだも夕方や夜の運転は非常に見づらい訳だ!
図1.ニホンザルのオトナ(左)と8ヶ月(右)の上から見た頭骨
で、帰宅してから動物たちの頭骨を改めて眺めている。オトナと乳児の頭骨の脳頭蓋部分(眼窩より後ろの部分、前頭骨、頭頂骨、後頭骨、側頭骨)の大きさを上から見て比べると、大差が無い事が判る(図1)。オトナの頭骨は乳児に比べると、頬骨弓が張り出、眼窩輪の部分が厚くなり、眼窩から先の部分の鼻骨や上顎骨、前顎骨が大きくなる。つまり、ぼくらオトナは乳児と脳頭蓋に納まっている脳の容量は大差が無いのに、劣化していくことが認知機能の衰えに繋がるのだ。この脳の劣化は脳の毛細血管が硬くなり血液はドロドロしているために、毛細血管が詰まって切れやすくなるのだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿