キュウハ沢左岸の尾根から天王寺尾根歩きで見つけた動物糞は
キュウハ沢左岸の尾根出テン糞①、天王寺尾根でテン糞②とアナグマ糞であった。
テンmarten糞①
サルナシ(arguta Actinidia arguta)種子が12個、甲虫外翅脚外骨格
キュウハ沢左岸の尾根出テン糞①、天王寺尾根でテン糞②とアナグマ糞であった。
テンmarten糞①
サルナシ(arguta Actinidia arguta)種子が12個、甲虫外翅脚外骨格
テン糞②
甲虫腹部外骨格脚内翅
甲虫腹部外骨格脚内翅
アナグマbadger糞
サルナシ種子果皮果肉2個分、昆虫外骨格脚触覚、土砂
サルナシの種子果皮果肉2個分というのは、穴に埋まっている下の糞のほんの少し(ペットボトルの蓋に入るくらいの量)からのものだ。
アナグマは樹に登れないので林床に落ちているサルナシの果実を採食したのだ。
サルナシ種子果皮果肉2個分、昆虫外骨格脚触覚、土砂
サルナシの種子果皮果肉2個分というのは、穴に埋まっている下の糞のほんの少し(ペットボトルの蓋に入るくらいの量)からのものだ。
アナグマは樹に登れないので林床に落ちているサルナシの果実を採食したのだ。
イタチ糞やテン糞を糞分析の為に拾う場合は、写真に撮った全ての塊を拾うが、
アナグマ糞やクマ糞、場合によってはサル糞も糞のほんの一部を採ることになる。
タヌキ糞の場合はいくつかある糞塊の中で、一番新しいと思われる1糞粒塊を採る。
アナグマ糞は上の写真のように、古い糞の上に一塊の新しい糞が乗っているので、新しい糞の
ほんの一部分だけを採り、水洗いすることになる。
糞は、動物たちが食べた物を胃腸内で消化吸収し、その残渣を排泄したものだ。
しかし、糞はまだまだ栄養分がたっぷり残っているようで、糞を食べる(利用する)糞虫のような動物たちもいる。さらにはノウサギのように最初の柔らかい糞はまだ栄養が残っているから食べてしまう糞食をする動物たちもいる。
また、テンやクマやサルがヤマグワやサルナシ、あるいはヤマボウシ、クマヤナギなどの実を食べた場合は、食べた果実だけの糞で、ほとんど消化されないで種皮はもちろんのこと、果皮・果肉までそのまま排泄されることが多い。
これは、食物となるヤマグワやサルナシの果実が一度に豊富に実るため、動物たちは腹いっぱい同じ果実を次々に食べるために生じていることによるのだろう。
ぼくらも子供の頃、スイカを食べすぎて、あるいはトウモロコシを食べすぎて、ウンチがスイカの種子と果肉、あるいはトウモロコシの種皮とだらけということがあった。こんな時は腹痛を伴う下痢になったりした。
動物たちは季節に応じた美味しい果実を食べる人間の子供のようなもので、
もしかしたら、いつも腹痛で苦しんでいるのかもしれない。
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