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2026年9月23日水曜日

橈骨と尺骨が遠位部で癒着しているシカやカモシカ                  Deer and serow whose radius and ulna fused with their distal part

  前肢は肩甲骨の関節窩と上腕骨頭が関節し、上腕骨頭滑車と尺骨の滑車切痕が肘関節として接する。手持ちに大半の動物たちの橈骨と尺骨は離れていて、骨にするとどのように橈骨と尺骨が並んでいたのか良く判らない場合がある。しかし、シカやカモシカの橈骨と尺骨は遠位部で癒合している(図1)。

 橈骨と尺骨が遠位部で癒合していると、当然の如く橈骨と尺骨は独立して動くことができないので、シカやカモシカの前肢は回転させることができない。

図1.シカCervus nipponの右上腕骨と橈骨・尺骨

 図2はニホンザルの上腕骨、橈骨、尺骨を示す。明らかに橈骨と尺骨は離れている。前回アップしたタヌキも橈骨を尺骨は離れている。が、サルの方が橈骨も尺骨も同じくらいの太さだ。
 サルの前肢で木の枝を握ったり、葉を毟り取ったり、他個体にグルーミングしたり、自分の背を掻いたりする。が、シカやカモシカは前肢で背を掻いたりすることなど不可能だ。それは彼らの橈骨と尺骨が遠位部で癒合しているからだ。

図2.ニホンザルMacaca fuscataの右上腕骨と橈骨と尺骨

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