昨日は、水沢橋のゲート前の駐車場に車を置いて、水沢を詰め、鳥屋の平戸・焼山間の登山道を目指した。
7:15 GPSをセットして出発だ!伊勢沢林道のゲート脇から入る。
7:39 二つ目のコンクリート製の橋を渡り、しばらく歩いて道が途絶えたところで沢を渡る。
沢沿いの道で涼しかったため、ヒルが鎌首をもたげてこの臭いは何処だ?とばかりにフラフラ寄ってくる。まだ、夏が終わってないので、ササダケが覆って以前あった道のとっかかりが見つからず。
仕方なく、沢沿いを登る踏み分けられた道があったので、それを登ることにする。足を下ろす前からヒルがこちらに向かっている。休めない。足は靴下に飽和食塩水を噴霧してきたし、しかも靴下の中にズボンの裾を入れているので完全だ!が、しぶといヒルはズボンを登ってくる。
上部の視界が開け、稜線に近づいた。登山道だ!
8:14 登山道に出る。ほっと一息だ。足元に絡みついているヒルを落とし、スポーツドリンクを飲む。
図1 登ってきたところにあった道標
図2 ヒルがごっそりいた沢沿い斜面の道
図3 平戸からの登山道、はっきりしている。
8:19 歩き始めてすぐにイノシシの掘り起しが登山道沿いに続いている。
図4 イノシシの掘り起し
8:26 古い道標だ!この裏には青野原や西野乃などの道志川沿いからの道がかってはあったのだ。どうして、このような登山道が消えていくのだろうか?皆、整備された道しか使わなくなり、この鳥屋・平戸から焼山へ登る登山道もこのまま消えてゆくかもしれない。
ぼくは50年前なら山歩きの時は、腰にナタを下げていた。当時の多くの山歩きの人たちはさらに小さなノコなども持っていた。邪魔な枝が出ていると叩き切り、道に大きな木が倒れているとできるだけナタやノコで歩きやすいようにした。今はナタを腰に下げてバスなど乗れないし、街中も歩けない。さらに、今は小さなナイフでさえ飛行機はもちろんのこと新幹線でも難しくなっている。今は、「危険(これは使い方による)」と判断される物はザックの奥深くに隠して持つことになる。そうなると必要な時にすぐ出すのが面倒だ!
図5 古い道標
8:34 あれ!タマゴタケがまだある。もう、盛夏を過ぎたので終わったと思っていた。もちろん、大事にゲットだ!
図6 タマゴタケを2個見つけた。
8:40 ハツタケ? ベニタケ科の仲間だ!もちろん、ゲット!
図7 ハツタケ?
図7’ ハツタケ?を裏から
8:44 鮮やかな黄色のキシメジ科?のキノコだ、他に数本あるがゲットせず。
図7'' キシメジ科?のキノコ
8:46 いつも水沢を詰めて最後は急な斜面を登ってくる道がこれだ!以前はこの白い板に水沢へと書かれていたが今は消えてしまっている。
図8 水沢を詰めて登山道にでる手前にあった看板が見える
この看板をからは登山道も踏み分けられてしっかりしてくる。今夏も多くの登山者が平戸から焼山や姫次、あるいは蛭ヶ岳を目指して歩いたことが分かる。嬉しい、まだまだこの道が使われている。
9:02 イグチ科のキノコだ!これは取らず。
図9 イグチ科の仲間
9:13 ん?おいしそう!ヌメリイグチだ!もちろんゲットし、土やゴミを払い落し、別の袋に容れる。味噌汁はうまいよう!今朝、連れ合いと食べる約束している。
図10 ヌメリイグチ
9:16 ヤママユが寒さで動けない! そう、肌寒いのだ!汗をかいてシャツが濡れたせいもあるが、歩いていても肌寒い。今日に限って出発前にザックから雨具を出して車の助手席に置いてきた。雨具を上だけでも羽織りたいほどだ。多分10度C以下ではないだろうか?
図11 ヤママユだ!
9:17 ん?アナグマが掘った穴だ!15センチくらいの深さなのでウンチでもしたかもしれない。
図12 アナグマが掘り穴
9:21 これもイグチ科のチチアワタケだろう。ゲット!
図13 チチアワタケだ!
9:23 倒木があり、道を塞いでいる。その倒木の上をリスが可愛らしく動き回っている。写真を撮るのは難しいので見るだけにする。が、1分もしない内に見えなくなった。
図14 リスがいた!
9:36 倒木をまたぐと、サルノコシカケ科のカワラタケかな?
図15 カワラタケだろう!
9:36 登山道の真上に、ん?これはアナグマ糞ではなくて、クマ糞だ!
3ヶ所に大きなお茶碗一杯分くらいの糞塊がある。新しい。今朝か昨夜のものだ。落ちている枝を箸代わりにして拾って、チャック式のビニール袋に入れる。今日はおいしいイグチ科のキノコは見つけられたし、クマ糞を見つけたので満足だ!
図16 クマ糞だ!
9:43 もう、座ると壊れそうな休み台に座って、家から持ってきた棒状のお菓子のような食品を食べ、レモンを輪切りにして半分食べる。
図17 休み台で、無理に笑顔を作る。もう、バテバテだ!体重74キロ、自己最重量だ!せめて70キロ以下にしたい。腹周り、胸周りにたくさん肉がついている。足がほぼ8割は元に戻ってきているので、もう少し歩いて体重を減らさなければ、学生との実習はできない。
この後、巾30メートルくらいガレ場をトラバースすることになる。しかし、今夏は登山者が多かったのだろう。踏み跡のトレースがあり、それを歩くだけで良かった。最大の難関だと思っていたところが問題なく、アドレナリンも出ずに渡ることができた。
1 件のコメント:
今朝、ヌメリイグチとチチアワタケとハツタケを味噌汁で食べた。
イグチの仲間は、面倒でも裏にある菅口をとった。
ハツタケと思ったのがハツタケではなく、苦いのだ。このベニタケ科の仲間は白い汁が出てこれが苦い。暫く水に浸けてから味噌汁にするのだった。
連れ合いは、イグチの仲間も苦みが移ってしまって、舌触りはナメコみたいだが、美味しく無いと一杯だけで辞めた。ぼくはお昼に残りを食べる。タマゴタケは採ってきた時よりも一回りも大きくなっている。これはバター炒めでウィスキーの肴かな?
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