様々な動物たちの環椎を見ていて、カモシカの環椎の形状が他とは著しくことなる部分がある。それを今回はアップしたい。これまでアップした3三つの孔は全てある(図1&2)。
図1.腹側からのカモシカの環椎
横突孔:黄糸 外側椎孔:赤糸 翼孔:黒糸
図2.背側からのカモシカの環椎
頭骨の後頭顆が接触する部分の前関節窩の形状は、他の動物のものと大差がない(図3)。が、第二椎骨の軸椎が接する後関節窩は左右の関節窩が腹側でつながり平面状になっている(図4)。次回アップするが、まるで車輪の軸受けのようである。
図3.前方からのカモシカの環椎
図4.後方からのカモシカの環椎
図4のこのカモシカの環椎の後関節窩は、上腕骨遠位端と尺骨上位の滑車切痕との関係や、大腿骨頭と寛骨臼の関係を思い浮かべるが、それらよりも反芻類の脛骨と距骨や距骨と中足骨なども滑車か車軸を思わせるような形状である。つまり、一定方向には滑らかに動くが他の方向には動かない。カモシカの首は採食時に頭を左右に回すことはスムーズにできるが、ぼくらヒトやネコのようには動かない。それにしてもカモシカの環椎は前後に長く、左右の長さよりも少し短いだけだ。




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