日本に生息イタチ科Mustelidaeの3属のイタチ属Mustelaのイタチ、テン属Martesテン、アナグマ属Melesアナグマの聴胞をアップする(図1)。
図1.左からイタチMustela itatsi, テンMartes melampus, アナグマMeles melesの聴胞ab
図1を見ると、テンとアナグマの聴胞は外耳孔に寄ると押し潰されたようになって似ているが、イタチの聴胞は特に著しく外耳孔に近くなると押し潰されは形にはならない。しかし、手に取って良く見ると確かに外耳孔の近くでは凹んでいる。どうして、外観は異なって見えるのだ。すぐ思いついたのはイタチの頭骨は小さいので、テンやアナグマのように聴胞が半分くらいで押し潰されたようになると聴力に影響するのだ。膨らんだ部分の聴胞に意味があるのだろう。
昨日横浜で箱根・湯河原のサルを追っていた仲間との食事会があった時に、YNから日高市の地下倉庫で死んでいたアナグマの骨を貰った。今は洗って干している。
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