昨日、埼玉の従弟の葬儀があった。肺癌で逝ったようだ。火葬の前の棺に納められた従弟の周りはたくさんの花で覆われた。雄蕊を取ったカサブランカの白い花が顔の周りを埋め、ピンクぽいデンファレの花茎が何本も足元まで覆った。さらにいくつかの種類の切り花が置かれた。これを見ていて、ぼくが死んだらスイカズラの花で埋めてもらいたいっと思った。そうしたら死ぬ時季を選ばなくてはならない。季節を選んで死ぬことができれば良いが、、、、、。
庭にスイカズラの花が咲いているので二本花枝を切り取って我がPCの前に置いた。途端に甘い良い香りが部屋中にたちこめる。目の前の小瓶に挿した2本の花枝を見ていて、この香りは雌蕊や雄蕊の匂いかな?と雄蕊や雌蕊を花から取って鼻を近づけたが匂いはしない、雄蕊や雌蕊を抜いた花の匂いを嗅いだ。花弁の筒の根元に方に香りの源があるようだ。この白い花は翌日には黄色く褪せていくが、それでも匂いは変わらない。
スイカズラの花
ぼくは花の香りが好きだ。2月下旬からジンチョウゲが咲いて良い匂いを漂わせ、スズラン、バイカウツギ、スイカズラと次々に良い香りを放つ花が咲き、6月に入ってクチナシが咲いて香りを漂わせ、初夏のヤマユリが山道に香り、暑い夏が過ぎて秋になってからキンモクセイが咲いて街中が強烈な香りで埋まる。ぼくの故郷釧路では6月頃のハシドイ(ライラック)の花の匂いも素敵だ! 園芸品種のスイセンやフリージャも好きな匂いだ。
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