「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2020年2月9日日曜日

桃ノ木林道から姫次・焼山登山道、大平分岐、奥野林道2) from the Momonoki forest road

旧登山道に着いたところに在った朽ちた休み台(図1)には座りもしなかった。それは、ここは丁度鞍部となっていて風の通り場になっていて、寒風が耳に痛い。
図1.10:41朽ちた休み台
歩き始めて間もなくカモシカ糞が大量にある(図2)。おそらく2、3回この場で糞をしているんだ。カモシカはシカと違って行動域が狭いので、馬やシカあるいはサルのように歩きながら排泄はしないので、このようなタメ糞になることが多い。また、キツネ糞がある(図3)。もちろんゲットだ!柔らかいかな?っと思ったが寒く乾燥しているので、カラカラに乾いている。でも、昨夜のものと睨んだ!
 図2.10:52 おー、大量のカモシカ糞だ!
図3. 11:00おー、またキツネ糞だ!
最初の大きな沢だ!崩壊していて、道が不明だが、そのまま平行に岩場を伝って道にでる。このような崩壊地なら許せる。
図4. 11:24崩壊地
下ると852ピークがある尾根に着く。上を見ても杉の植林だ(図6)。地図を見ると焼山の前で岩場がある。ぼくのような歩みでは登りも下りも水平な箇所もスピードは変わらない。この尾根を登りたくなるが、、、それなら戻ってキツネ糞(図3)があった尾根を登ろうかなとも思う。そうすれば苦労することが無かった。
図5. 11:33 この尾根を下るとピーク852がある
図5. ピーク852がある尾根の旧道の上方の景観
ピーク852を過ぎてから崩壊している急峻な広い沢の脆い岩場を通過しなければならなかった。ピーク852の尾根を登って巻けば良いのだが、このガレ場を選らんだ。登山靴でガレ場を蹴ってステップを作りなが、慎重に慎重に進む。この300メートルの距離を約1時間掛る。それだけ慎重に歩いたのだ。あるところでは四つ足で、あるところでは膝をついて、あるところでは僅かにでている細い木の根を持って。
日陰だけにあった残雪が日当たりの斜面でも融けずに残っている。おー、登山靴の跡だ!積雪後、単独行の人がこのルートを歩いている。この足跡はガレ場でもあったので、この足跡に勇気付けられたのだ。この足跡は旧道をしっかりトレースしている。階段があるとこは階段を行く(図7)。この朽ちた階段を登ると休み台がある安全な場所だ(図8)。
図6.12:27先行者の足跡
図7.階段を登る足跡
図8.12:30焼山0.9Km 平戸5.8Kmの道標
図8の場に来て、ここでカレーパン1個とお湯を沸かしてネギ入りのインスタント味噌汁を食べる。ここで30分もゆっくりする。熱い味噌汁は旨かった。これからはインスタントラーメンではなく、味噌汁かスープも持つことにしよう。インスタントの甘いコーヒーはいつも持っている。ただ、ガス量が少ないせい小さな炎しか出ず、お湯が沸騰するのに時間が掛かった。
日当たりは雪が消えているが、姫次・焼山の登山道に近づくにつれて雪が残っており、しかも10センチくらいズボっと埋まるところもある。沢のピークとなる鞍部に上がるのではなく、少し焼山側を目差して歩いた。
登山道に出たのが13時20分で、もう焼山に行く気持ちがなくなった。平戸から登ってきたときに見る道標がある(図9)。味噌汁を食べたところから30分くらい掛かっている。ここで、紙地図とスマホのGeographicaを見る。大平分岐まで2キロ以上はある。もう、大平分岐まで歩かないと奥野林道には4時前には下りられない。気持ちは焦るが、林道だと星明りでも歩けるので、暗くなる前大平キャンプ場跡まで着ければ良いだろうっと思うと少し余裕が出たが、陽の当たるとこは雪上に乗ると体重で埋まる。歩きづらいが、子供の頃を思い出す。このような腐れ雪の上を歩くのを楽しんだものだ!でも、今はとても楽しめない。雪が固そうな処を選んで歩く。それでも埋まる。
図9. 13:24姫次4.3Km 焼山0.5Kmの標識
道志側の平丸まで下りる道標がでてきた。が、通れないようにロープが張っており、何かプラスチックに覆われた紙がぶら下がっているので、ロープを潜り案内を見る。この先通行止め/台風19号等により大規模な土砂崩れ等が発生し通行不能です。当分の間通行止めとします。/
図10.13:58平丸焼山方面通行禁止
平丸への標識の通行止めを見てからノロノロと歩いていると、話し声が聞こえて、中年女子3名のパーティがやってくる。平丸からですか?っと問われたから、「違います宮ヶ瀬方面からです。尾根を歩いてきました」。どちらへ?問われたから「奥野林道に下ります。車を向こうにおいているので、、。」
50歳前後の女性たちだろう。全員、山歩きは強そうだ!とても一緒に歩ける人たちではないと思う。
きっと、蛭ヶ岳山荘かどこかで焼山方面には下れないということを聞いてきたのだろう。だから、平丸からですか?っと訊いてきたのだ!などと彼女らの事を考えながら歩く。風が冷たいので、再び厚手の手袋に取り換え、帽子を被る。もう、歩くのが嫌になる。寝袋があれば黍殻山避難小屋に泊まって行きたいと思う。しかし、スマホもau携帯もアンテナが立っていない。スマホは昨年暮れの中欧旅行以来すっかり日本でも2880円で6ヶ月使えるフリーsimを使っている。Line電話は掛けられるが、、、。
大平分岐から大平までの急こう配の下りが嫌なので、焼小屋沢左岸の尾根を下るかな?尾根を下っている内に暗くなったら困るなと考えながら歩いていたら、通り過ぎてしまい水場への道標の処だ。平丸への道標から30分掛かっている。昨年5月に、この休み台でお湯を沸かして食事していたら、アナグマがぼくの足元を頭を下げながらぼくを無視して素通りしていったんだ。もう、大平分岐に着いたも同然だ!足腰に力が蘇る。
図11. 14:31水場への道標
何と、大平分岐の道標にも何かぶら下っている(図12)。見ると、この先通行止め/台風19号等により大規模な土砂崩れ等が発生下山した先の林道が通行不能です。当分の間通行止めとします。/
昨年の千葉や長野に災害をもたらした台風19号は丹沢にも爪痕を残したのだ。もう、2時半を過ぎているので、大平に向かうよりない。暗くなる前に土砂崩れの場所に辿り着けば、後は星明りでも林道は歩ける。
図12. 14:33大平分岐
今回歩いたルートを図13に示した。GPS上の距離は18.5キロであった。
図13. 桃ノ木林道から奥野林道と歩いたルート
黒色①から⑪は1)でアップした図の番号、赤色①~⑫は2)でアップした図の番号

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