昨日、専門学校の丹沢実習であった。
歩いたのは、下図のルートの舗装道路歩きであった。
予定では湖岸の道路沿いから鳥観察のグループと金沢林道を詰めて
高畑山に登るコースに分かれる予定であった。
午前中は快晴とも思えるような良い天気、日差しが強く暑いくらいであった。
ガマズミ、ウツギ、ヤブデマリ、ガクウツギ、イボタノキの白い花が咲き、
スイカズラの花がいい匂いを漂わせていた。
絶好の自然探索、観察日和だった。
お昼を林道の陽の当たらない場所で食べ、歩き出して、大きな砂防堰堤がある上の
河原に下り立った時は、空が怪しげな灰色の雲が覆い始めた。
まだ、このこの頃は金沢林道を詰めて高畑山に登るつもりであった。
が、急速に西の空から黒雲が動き出してきた。
全員を河原から林道に上げ、「勇気ある撤退だ!」と同じコースを戻ることを宣言する。
ただ、宮ヶ瀬始発のバスが50分なので3時50分のバスを目指すことにする。
学生たちは早い、いつの間にかぼくと学生6人となった。
Kishi君が道路沿いにあったアナグマのタメ糞をみつける。
これぞ教科書通りのアナグマのトイレだ。
もちろん、ゲットし、皆に取って水洗いすることを勧める。
彼らにウリノキを教え、ヤブデマリとガクウツギの違いを見てもらっている内に、
雨粒が落ちてきた。急いでザックカバーをかけ傘を差して、間もなく雨粒が静かに落ちてきた。
傘を外したり、差したりしているうちに本格的な降りだ。
「勇気ある撤退」をして良かった。高畑山に登っていたら、ずぶ濡れ状態になっただろう。
雷や稲光も激しくなる。
しだいに、ぼくは6人いた学生たちからも遅れ、Miyagi君だけとなる。
彼に、ようやく熟してきたモミジイチゴを食べてもらいながら、皆の後を追う。
膝から下はずぶ濡れになったが、余裕をもってバスの時間に間に合う。
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