2012年6月2日土曜日

晴れのち雨の丹沢実習 Sunny, then downpour!

昨日、専門学校の丹沢実習であった。
歩いたのは、下図のルートの舗装道路歩きであった。
予定では湖岸の道路沿いから鳥観察のグループと金沢林道を詰めて
高畑山に登るコースに分かれる予定であった。
午前中は快晴とも思えるような良い天気、日差しが強く暑いくらいであった。
ガマズミ、ウツギ、ヤブデマリ、ガクウツギ、イボタノキの白い花が咲き、
スイカズラの花がいい匂いを漂わせていた。
絶好の自然探索、観察日和だった。
お昼を林道の陽の当たらない場所で食べ、歩き出して、大きな砂防堰堤がある上の
河原に下り立った時は、空が怪しげな灰色の雲が覆い始めた。
まだ、このこの頃は金沢林道を詰めて高畑山に登るつもりであった。
が、急速に西の空から黒雲が動き出してきた。
全員を河原から林道に上げ、「勇気ある撤退だ!」と同じコースを戻ることを宣言する。
ただ、宮ヶ瀬始発のバスが50分なので3時50分のバスを目指すことにする。
学生たちは早い、いつの間にかぼくと学生6人となった。
Kishi君が道路沿いにあったアナグマのタメ糞をみつける。
これぞ教科書通りのアナグマのトイレだ。
もちろん、ゲットし、皆に取って水洗いすることを勧める。
彼らにウリノキを教え、ヤブデマリとガクウツギの違いを見てもらっている内に、
雨粒が落ちてきた。急いでザックカバーをかけ傘を差して、間もなく雨粒が静かに落ちてきた。
傘を外したり、差したりしているうちに本格的な降りだ。
「勇気ある撤退」をして良かった。高畑山に登っていたら、ずぶ濡れ状態になっただろう。
雷や稲光も激しくなる。
しだいに、ぼくは6人いた学生たちからも遅れ、Miyagi君だけとなる。
彼に、ようやく熟してきたモミジイチゴを食べてもらいながら、皆の後を追う。
膝から下はずぶ濡れになったが、余裕をもってバスの時間に間に合う。

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