3月20日のブログで、
野生生物探検隊の皆さんで、華厳橋から華厳山まで歩いたことをアップした。
そこで、尾根に下草がなく禿山なのはシカの食害というよりも
大気汚染などによることが原因ではないだろうか?
述べた。
そのために、この尾根の土を採取してきて、鉢に容れ(左)、園芸用土をいれた(右)
ものと比べて見ることにした。3月20日ブログアップ。
ぼくの予想では、丹沢の禿山の原因は酸性雨などによって土そのものが
植物の生育に適しなくなっているのではないかと考えたからだった。
しかし、しっかりした新しいシカ柵が設置されている尾根では、
一目瞭然にその柵の効果があることを5月27日のブログでアップした。
先ほど、丹沢の土や園芸土を容れた鉢を見た。
何と、園芸土の方よりも丹沢の土の方から芽生えが観察された。
ただ、見ても分かるように出てきた苗は三つともタケニグサのものだった。
園芸土の方からはキブシの芽生えである。
丹沢の方からタケニグサが芽生えてきたことにより、
丹沢の尾根に下草が無く剥げているのは、酸性雨ではなくてシカやカモシカの食害の方が大きな原因である可能性が高いと言えそうだ。
2 件のコメント:
シカ柵の中はすごい植物の成長度合いですね。
やはりシカのせいですか。
湯河原はシカがほとんどいないから、丹沢と比較すると使用前使用後みたいですね、きっと。
こちらではウサギが開放地を作ります。
1平方キロあたりどの程度の個体数だったら、下草や笹が残ることになるのか?
これからの課題ですね。
しかし、釧路ではエゾジカの牧草や農作物への食害が言われているが、山に下草や笹がなく禿げているなんていうことは無い。
全く大気汚染の影響が無いとはやはり思っておりません。
丹沢ではウサギはめっきり見かけなくなった。下草が無いから当たり前か!
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