ジムグリの幼蛇
先日の実習で、ジムグリの幼蛇を捕まえた。
丹沢では、幼蛇で赤みを帯びているのに、シマヘビやジムグリがいる。
シマヘビは頸(首)にあたるところにお好み焼きのパン返し状の三角形の濃い茶褐色の模様がある。
ジムグリは、頭に三本の黒い線が走る。一本は鼻の穴を結び、一本は目を結び、もう一本は頭の上に写真のようにV字形の線になる。
これは千石正一編「原色 両性・爬虫類」家の光協会による。
(クリックして拡大)
丹沢には、アオダイショウ、ヤマカガシやマムシも含めて5種類以上ものがいる。
これらのヘビはぼくから見ると全く似たような場所に生息し、似たようなものを餌としている。
どうして同じような生態的地位を持っているものたちが、最低5種類も生存していけるのだろうか?
今西錦司が「棲み分け」理論で述べているように、僅かな生息域の違いが見られるのだろう。
それぞれ科が違うから生活そのものが互いに違うので、互いに競合することなく生活していけるのだろうか。なんとも良く解らない世界だ。
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