革籠石山を過ぎて、左は砂利採石場、右は植林地の下り道で、
メスザルのギャーギャーと甘えたような叫ぶ声、オスザルのガッガッガッの声
腰を低めて様子をうかがう。
尾を背につきそうなくらいに上げた、まだ若いオスが植林地を行く。
サルの群れが近くにいそうだ。
ここでお昼にする。
学生たちはこのオスを追っていく。が、10分もしないで戻ってきた。
昼食を終え、下っていくとまたもやサルの声と姿。
ぼくは、彼の注意をひきつけるために”おサルさ~ん”と声を出しながら近づく。
学生たちは静かに隠れるようにして近づく。
いた!
採石場とこの尾根との間の斜面に群れがいるようだ。
上部の方からもガッガッガッ!というメスたちを狙うハナレザルの声がする。
斜面の方のメスを見続けるオス
学生が10メートルも離れていないところまで接近している。
ぼくは絶えず、”おサルさ~ん”とか”ほい、ほい”とか声を出している。
サルは学生の方を見る。
まだ、若いオスだ。恐らく9、10歳くらいだろう。
顔に子供らしさが残っている。
クリックして拡大
オスジカの”ピー”というメスを誘う発情の声が響く。
サルもシカも発情季の真っ盛りに入った。
7月の以来のサルとの出会いであった。
0 件のコメント:
コメントを投稿