10月24日の秋の丹沢観察会でハナレザルがオニグルミの木に座って
クルミをカリコリ食べていた。
この時にKatoさんがサルが落としたクルミの食べかすを拾ってきてくれた。
これらのサルによるクルミの実の食痕は、
堅い殻を歯で押しつぶして割ってできたものなので、歯型は残っていない。
まるで、クルミの実を堅い台の上に置いて石で叩いて砕き割ったようだ。
リスやネズミのように切歯でカリコリと齧って穴を開けたりして食べる方法と違っている。
サルが青い実が木になっているい夏季に、その果肉を果皮もろとも齧りとって、堅い種子の部分は捨てる食べ方は湯河原でも臥牛山でも観察している。
だから、サルはクルミの果肉は食べるが堅い種子は食べることができないと考えていた。
しかし、このハナレザルの観察例によって今まで考えてきたことがあっさりと否定された。
考えることも大切だ、それ以上にまだまだ観察が不足していることを痛感する。
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