ようやく、take隊員からもらった2匹目のハタネズミを晒骨し、組み立てた。
左側の頭骨が今回晒骨したものだ。全体が光っているのは、木工ボンドで抑える箇所が多かったためである。
左の個体の方が、若い個体だったようで、前頭骨や頭頂骨、聴胞が癒着不完全で、バラケテしまった。
ハタネズミ特有の短い口吻、横に張り出した頬骨と頬骨弓。
歯式は上も下も1・0・0・3でアカネズミたちと変わらないが、ハタネズミの仲間特有の歯冠の形を見て欲しい。プリズムを並べたような、扇子を折りたたんだような、ダンボールを潰したようなと表現される。
アカネズミやドブネズミは臼状の形である。
だから、歯さえイタチやテンの糞から見つかればアカネズミの仲間が食べられたかハタネズミの仲間が食べられたのかが判る。
2 件のコメント:
ハタネズミの歯冠、「ダンボールを潰したような」の表現がいいですね。
それにしても面白い形をしてますね。一発で覚えられそうです。
草をくわえて死んでいたハタネズだと思うと、なんだか不思議です。
この左のハタネズミにしても、前のハタネズミにしても、一応、皮を剥いただけでは、内出血の痕とがどこにもありません。
また、骨折もありません。
内臓を見ないで除去してしまったので(多分、みても病理解析はぼくは出来ない)、死因はわかりませんが、病死とはとても思われないので、何かに驚いてのショック死だろうと思われます。
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