「特定秘密保護法反対」

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原発不要・核廃絶


2008年5月13日火曜日

パンダは生息地へ

一昔前の動物園は動物たちを汚く狭い檻にいれている見世物小屋といったものだった。中国の西安動物園ではお客を呼び込むために死産して生まれた奇形の双頭のヤギまで展示されていた。

今の動物園は、展示ということよりも野生動物の保護に関わる飼育を目的としており、動物たちが本来の生息地で生活しているような状況を作り出し、動物たちが豊な生活ができるように工夫が凝らされるようになった。

ズーラシアで飼育繁殖されたキンシコウが中国へ戻された。このキンシコウたちは上海動物園で飼育されるのであろう。が、中国はそろそろ動物園のキンシコウたちを保護区に戻すことを始めたどうだろうか?
西安動物園でみたキンシコウのオスは犬歯が切り取られていた。犬歯で飼育人を傷つけないようにとの処置であることを知った。カモシカの仲間も角を切られていた。宦官を生んだ国であり、動物に処置を施すのは当たり前の国である。

西安動物園で見たパンダは薄汚れていて灰色と黒の模様であった。動物園にきたお客のマナーはちょっと信じられないもので、檻の前で動物たちを本気で怒らしてそれを見て喜んでいた。つい、6年前のことである。

パンダにしてもキンシコウにしても中国大陸に生まれたばっかりに、中国外交の道具に使われる。横浜ズーラシアで生まれた子供までも親と一緒に期間がきたので戻された。今度は、またパンダを貸してくれるようだ。

もう、そろそろ動物たちを生息地から切り離して、人の都合で移動させるようなことを辞めたらいかがだろうか?希少動物なればこそ、尚一層パンダを四川省やその隣接する省の森に戻すことが望まれており、日本の動物園は、その現在の趣旨から云っても、もうパンダを借り受けるべきではないだろう。

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