釧路沖に5年ぶりに現れたという流氷を見にいった。車で20分くらいで千代の浦海岸にそびえる紫雲台墓地に着いた。ここの南端は断崖になっており下は海である。それぞれのお墓の前まで車で乗り付けることができる。南端まで行き、遠くの海を見ると、流氷が遠くに帯状にひしめいている。
子供の頃、朝礼で、「流氷の上に乗って遊ばないように!」と挨拶があった。あるいは「川を流れ下ってくる氷で遊ぶことは危険である」と云う注意があった。
それでも流氷に乗って遊ぶ子供が多かった。流氷に跳び乗るには勇気と瞬発力が必要とされた。滑って落ちれば氷の下の海や川の中である。
そのような子供たちの遊びに大人もいちいち干渉しなかったし、怪我をしたり、死んだりしても親は嘆き悲しむだけで誰も責めなかった。
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