「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2015年6月20日土曜日

梅雨の晴れ間だが、、、、 Although it's the break of rainy season,,,

今日は、夕方まで雨が降らないという予報なので、丹沢へ出かけてきた。
しかし、車に乗った時から決めていた。林道歩きにとどめようと、、、。
久しぶりの伊勢沢林道だ。すでにゼロ半バイクが水沢橋のゲート前の駐車場に置かれていた。
車から出ると、ひんやりと湿った空気だ。
樹の枝が伸び、雨粒の乗った葉が僕の顔を撫でる。
ゲートの横を通り過ぎるだけでシャツの肩の部分が木の葉から落ちる露で濡れる。
やはり、山になど入れないことが分かる。

おー、これはホウキタケの仲間だ!しかし、根元の方も細い、ネズミの手に似たネズミタケと云われる雰囲気がコヤツにはない。コガネホウキダケではないのは確実だ。
ぼくはホウキダケをまだ食べたことがないので、持ち帰り調べてみよう。
食菌のフサヒメホウキタケのようだ。
少し異臭がする。好きなニオイではない。何だか鼻につくニオイだ。
食べるのを止めることにしよう。
 焼小屋沢橋を過ぎて焼山方面を見上げると、上部は雨のようだ。
 林道の終点に着く。濡れないように伊勢沢に沿って歩いてみることにする。
なんだ!缶ビールの空き缶などのゴミが散らばっている。
ここまで缶ビールを持ってきたらなら、軽くなった空き缶などをどうして持ち帰らないのか?
このようなヤカラは入山禁止だ!
柔らかそうなモミジガサが出ている。
上部の2、3枚の葉の部分を茎ごと指で折り取る。
指にヒルが登ってくる。足元に目をやる。ワー、ヒルだ!ヒルだ!
モミジガサ摘みを辞めて、その場から離れ道に戻り、ヒル取り、ヒル落としに専念するが、
林道に戻ることにする。ズボンをめくると足はヒルがまだ5、6匹ついている。
靴にもまだ付いている。もちろん、取り除く。
今まではヒルなど大してイヤだとは思っていなかったが、知人のヒル嫌いが感染したようだ。
何だか急にヒルがイヤな生き物の思えてきた。
でも、コヤツ等だって生態系の中で一つの役割を担っていることは間違いない。
車に乗る時にまくり上げていたズボンを下げたら残っていた。 

2015年6月18日木曜日

オタマがカエルに!  To toad from tadpole!

え?何?昨日までオタマだったのに、今日はもう尾が無くなりガラス容器の壁をよじ登っている。
これでは、もう丹沢に放すのが時期が遅れた。
前足が出た時点で、丹沢の水辺に放さなければならなかったのだ。
それにしても小さい、1センチあるかどうかだ。
登っているチビがいるが、このままでは全滅してしまう。
我が家の庭の睡蓮鉢に放した。
スイレンの葉の上に乗ってから、そのまま庭に出ていくだろう。
睡蓮鉢にはグッピーが泳ぎ回っているが、グッピーに突かれるかもしれないがそのくらいの困難は克服していくだろう。
もう少し大きくなるまで育ててみたい気もする。
横浜の友人宅の庭のようにガマが居ついてくれれば面白い。でもここは狭いからこの梅雨の時季に上手に分散していくだろう。

2015年6月17日水曜日

蛭ヶ岳山頂のヒキガエル The toad in the summit of Mt.Hirugatake.

5月21日
蛭ヶ岳山頂でヒキガエルの卵塊が登山道にあったので(下の写真)、
端の5センチくらいを千切って持ち帰ったことをアップした。
5月27日 
数匹が孵化してオタマになったこともアップした(下の写真)
この状態で孵化しなかった卵塊もあるので、これが餌になるだろうと特別に餌もやらないで、
そのままにしていた。
6月16日
鴨川に行く前に見たら足(後足)が出ていた。
昨日、専門学校から帰ってきて見たら手(前足)も出ている。
アズマヒキガエルの筈なのにこんなに小さい。
仙石正一編「原色両性・爬虫類」(家の光協会)で調べた。
―変態時の体長は0.7~1cmしかない―とある。
ウシガエルのオタマが大きくなるので、アズマヒキガエルのオタマも大きくなると思っていた。
横浜の友人宅の庭にはヒキガエルが数匹居ついていて、毎年、庭の池に卵を産むようだ。
そのヒキガエルをこの間お邪魔した時に庭に隠れているところを見せてもらった。
前に土山峠で持ってきたヤマアカガエルの卵塊を睡蓮鉢に容れて置いたら、オタマになって皆分散していった。しかし、一匹だけが睡蓮鉢で成体になり、卵を産んだ。無精卵だった。

このアズマヒキガエルの子供たち、尾がとれたら丹沢に放そう!

2015年6月16日火曜日

ハクビシン、テン、サル、イノシシの糞  The scats of masked palm civet,marten, macaque, and wild boar.

6月10日、県道70号線の吹風トンネルと宮ケ瀬霊園の間に車を置いて、ハタチガ沢林道を往復し、清川トンネルも往復した。総行程13.2キロ、下記はその時のGPSの軌跡である。
地図の中に動物糞を見つけた位置を示す。クリック拡大。
糞の表面から今の時季の動物たちが何を食べているか考えてください。
いくつ当てられることができるかな?
ハクビシン糞
テン糞①
テン糞②
サル糞
 テン糞③
 テン糞④
 テン糞⑤
 テン糞⑥
テン糞⑦
イノシシ糞
これは、見た時、シカ糞かな?って思った。しかし、それならもう少し糞粒が散らばっている筈だ。
イノシシ?気になるので持ち帰った。
テン糞⑧
 テン糞⑨
 テン糞⑩

どうですか、内容物の種子を当てられることができました?
表1は水洗い後のそれぞれの糞の内容物です。

表1.水洗い後の糞内容物、ここでは土砂は含めなかった。


2015年6月15日月曜日

鴨川に集合  Assemble in Kamogawa, Chiba pref.

13,14日と千葉県鴨川市の大山千枚田に居を構えて農業従事者となったIさんのところに
丹沢サル観察し隊の仲間が集まった。
Iさんが作付けたタマネギを収穫する。大勢なので30分くらいで完了する。
収穫したタマネギ。
ソラマメも収穫だ。
本当は、ジャガイモの掘り起しの予定であった。
しかし、前夜にイノシシに派手にヤラレテしまったのだ。
右奥がIさん手作りの館。
オタマが泳ぐ。何ガエルかな?
 これはトノサマガエルかな?
こういうところを散策しながら歩き回るのが好きだ。
ジャガイモの花が咲いている。
ナツグミだ。これは園芸品種のビックリグミかな?
甘くてあの渋味が口に広がる。
仕事を終え、買い出しや温泉に出かけ、ぼくと夜釣りで疲れたE.Uさんは残る。
バーベキュー用に焚き火を作る。
これに、収穫したソラマメやタマネギを丸ごと焼いて食べる。これが旨いんだ。
皆が戻り、いよいよイノシシ肉を焼く。
旨い。こんな旨いイノシシ肉は初めてだ。
Iさんは罠猟の免許を取って畑に出没するイノシシを捕まえるとのこと。
ここは、サルもシカやキョンもやってくるようだ。
ぼくは夜中まで話し込んでしまう。
翌14日は朝からはっきりしない空模様だ。
辺りを散歩することにした。
農道のような一車線の道を歩く。
花がこんなにもついたホトトギスはめったに見られない。
え?ジギタリスが咲いている。
木々には白い星形の花をつけたテイカカズラがだくさん絡みついている。
 ムラサキシキブも綺麗だ!
イタビカズラが電柱に絡みついている。
ドクダミの中からウバユリが伸びてきている。
車に潰されたテン糞だ!もちろんこの種子を拾ってくる。
千枚田の方を通る道に畑を横切って這い上がる。
その棚田の風景、都会からやってきた人々が草刈をしている。
それぞれの棚田を借り受けた人々が、家族連れで、あるいは友人たちと楽しんでいる。
ん?キノコだ!どうもヒラタケのようだ。
上にはキクラゲもある。
もちろん、ゲットしてきた。
最後は皆で記念の集合写真
車で道の駅の富楽里(ふらり)まで送ってもらい。バスで東京と横浜へ。
Iさん、旨かった!楽しかった!ありがとう!
追伸:潰されたテン糞に入っていたのは全てクワの種子でした(0615,08:06)。

2015年6月14日日曜日

この下顎はシカ?それともカモシカ? This mandible is deer or serow?

6月10日、ハタチガ沢林道を歩いていて、林道上にこの下顎を見つけた。
子供の下顎であることは判るが、シカか?カモシカか?が分からない。
ぼくは、家にいるときは、シカやカモシカの頭骨はほぼ毎日見ている。
切歯が残っていればシカかカモシカの区別はすぐできる。
しかし、こうやってイノシシ以外の偶蹄類の切歯がない下顎を見つけてもシカかカモシカが分からないのだ。で、持ち帰って手持ちの標本と見比べることにした。
Fig.1 林道上で見つけた下顎骨
これは左下顎の舌側(内側)が上になっている。

 Fig.2 外側から撮った。
赤い矢印はオトガイ孔を示す。

Fig.3 真上から撮る。
先端の方のオトガイ孔が分かる。

この下顎骨はカモシカのものであることが分かった。
カモシカかシカの決めてはFig.3のようにして真上から下顎骨を見たときに
オトガイ孔がはっきり見えるか否かなんです。
Fig.3ではオトガイ孔が判然としません。
これが、シカではオトガイ孔が大きく一目瞭然なのです(Fig.4)。
Fig.4 左シカと右カモシカの下顎を真上から撮る。
赤い矢印はオトガイ孔を示す。

シカとカモシカのオトガイ孔の大きさ、真上からの見え方や数に違いがあることが分かった。
近いうちにアップしたいと思う。

2015年6月13日土曜日

モリアオガエルだ!卵塊もある。  A forest green frog! The lumps of egg are also there!

10日の続き
イモリのを見ていたら、モリアオガエルがいるではないか!
樹の枝からぶら下がる卵塊は東丹沢の別の場所で見たことはあるが、
成体のモリアオガエルを見たのは
宮城県の森で2007年7月の専門学校の実習以来だ。
大きいのでメスと思われるこのカエル、この体勢で置物のように動かない。

ぼくの目の高さをの水溜りに覆い被さるコアカソを見たら、
卵塊がぶら下がっている。コヤツの卵かもしれない。
辺りを探すと他に2匹のモリアオガエルがいた。
この水溜りにはヤマアカガエルのオタマジャクシと思われるものがいない。
他の水溜りには大きくなったヤマアカガエルのオタマがぼくが近づくとビシャビシャと音を立てて逃げ回り、隠れようとするのに、ここでは一匹もオタマがいない。
きっと、イモリたちに食べられたのかもしれない。
このモリアオガエルのオタマが水に落ちるとイモリに食べられてしまうのかな?
それとも、その頃、イモリは卵を産んでこの水溜りから移動するのかな?
以前、6月に山の斜面を歩き回っているイモリを見つけた。
http://tanzawapithecus.blogspot.jp/2012/06/newt.html
イモリは産卵後はその水辺から移動するのかな?

今日は、これから鴨川だ。
農業をやり始めて数年経ったIさんのところで泊まりがけで呑む。
Iさんとはタンザニアで知り合った。そんなタンザニア繋がりの人たちが集まるのだ。
JICAの専門家だったKさん、マハレでチンパンジーを研究していたTさん、青年協力隊員だった二人に、不動産業のYさんなどだ。
タンザニアではお世話になったTomitaさん、Nishidaさん、Kawanakaさん、Ueharaさんが亡くなって久しい。彼らを偲びながら呑むことになる。