「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2012年4月17日火曜日

アナグマだ! A badger is approaching!

昨日や野生生物探検隊の突然の集まりがあった。
ぼくは、奥湯河原から、広河原、天昭山野猿公苑跡、天昭山神社、白雲の滝、
土肥の大杉跡、白銀林道と歩く(下記の地図、GPSの軌跡)。
椿ラインを歩いていてパラボナアンテナを過ぎて間もなく、新しいテン糞をみつける。
土肥の大杉跡を目指し、予想外に立派なハイキングコースを下る。
タヌキのタメ糞やモミの実の食痕、沢で山菜入りのラーメンを食べ白銀林道に着く。
このコースは誰もが迷わずに歩ける立派なものだった。
途中、70歳は有に越えた3人連れのハイカーに出会う。
沢には橋が架かっていないので注意してくださいと言われる。
こちらが一人でザックを担いでいるので、大丈夫かな?と思われたようだ。
ヤブコギを覚悟していたので、あまりにも楽コースで少々気が抜ける。
このコースではチャルメルソウが沢の度にいっぱい咲き誇っているし、3ヶ所に白い花のミヤマカタバミの群落があった。
クサイチゴ、モミジイチゴの白い花も目についた。

林道を歩いていると、沢側斜面のヤブが風もないのにおかしな動き、アナグマだ!
鼻を地面につけながら次第にこちらに近づいてくる。
まったく、こちらに気づかない。
こういうアナグマとの対面は2度目だ。
新芽が膨らんできたり、新葉が展開してきたヤブが邪魔だ。
身を乗り出して再び撮る。
林道に顔を出し、こちらをじっと見る。ぼくとの距離は4メートルも無い。
動画に切り替える。が、バリバリバリという車のタイヤが砂利を押しつぶしながら来る音がする。
アナグマはそれでもぼくを見ている。バリバリ音がすぐ側にきて、大きな黒い乗用車が目の前を通りすぎる。
アナグマはゆっくり沢の上流の斜面に歩いていく。
動画にしたのが良くなかった。何故かアナグマはまったく写っておらず。車が通り過ぎるのが写っているだけの動画だった。大失敗だ。

まもなく、take隊員の車がやってくる。なんと、GPSの記録で確かめるとアナグマがいた沢にぼくらは入ったのだ。
湯河原は、さすがに丹沢とはちがって一足も二足も早く春がきている。
山菜としてイタドリも収穫してきた。やまぼうしさんに教わったやり方で食べるつもりだ。
あー、今日、明日と学校だ。

2012年4月16日月曜日

野生生物探検隊

今日は、野生生物探検隊の集まりが突然あった。
アナグマに会い、山菜を採り、テン糞やタヌキ糞を拾い、最後は、take隊員が釣った魚で宴会になる。

2012年4月15日日曜日

イノブタ  Inobuta:hibird of wildboar and boar

今日はチャレンジキャンパスで専門学校に来たが、ぼくの野生動物保護には一人も来ず。
学校で飼われているイノブタを撮ろうとしたが、小屋から出て来ず。
こちらを見たところをバチリ。
先日アップした毛はこのイノブタの毛である。

2012年4月13日金曜日

ゴリラおもしろい!

子持ちのメスゴリラにシルバーバックのオスがメスをその気にさせたくて、何度も何度もちょっかいをかける。
それが興味深く、観客がたくさん。
かたずのんで見守っていた。

サル山

ひさしぶりの上野動物園。
上野はどこも凄い人、猿山前のベンチに座る。
今日は午前中で葛西の専門学校の授業が終わり、6時から四ッ谷で哺乳類談話会があるので時間を潰している。
疲れた時は美術館館や博物館館よりも動物園だ。
植物園だと疲れをとるには一番だろう。

このスゲを食べたのはウサギ!Animal who cut leaves off is hare.

take隊員の「森の海▲海の森」に刺激されて、
4月6日は、スゲの食痕を気にして歩いた。
猿ヶ島のピーク付近で、あったあった。
しかし、背丈は6、7センチの所でカットされている。
斜めカットだ。ウサギだ。
この辺りの尾根にはいくつもこのスゲがあったが、すべて刈り込まれている。
根こそぎ食べないウサギに応援したくなる。 
花穂を伸ばしてこれから咲こうとしてのも幾株かあった。 
take隊員がアップしたハタネズミのスゲの食痕を見つけたい。
シカやカモシカと思われる食痕は無かった。
でも、これからだ。
昨日は新学期の疲れのため丹沢に行きそびれてしまった。
8時頃の快晴で悔やんだが後の祭りだ。
isa隊員よりプレゼントされた交通事故で苦しんで死んだと思われるタヌキの全身骨格を、上手に標本にしようと肉をできるだけ削いで、そのまま乾燥させようとしたが、脂分が滲み出てきてハエが卵を産むのでよろしくない。仕方がない、水に浸して腐らすことにした。
プランターの底の水抜き穴に栓をして、その中に容れ、水を浸し、ビニールで覆てテープで押さえた。5月の中旬までには晒骨できるだろう。

2012年4月12日木曜日

テン糞とタヌキ糞の大きな違い The difference between scats of racoondog & marten.

20120409堤川沿い―宮ヶ瀬尾根で:
7:49テン糞
キブシ種子多数、羽毛ほんの少し
5ミリくらいの羽毛が二つでてきた。鳥を食べたものか不明だ。
12:12タヌキ糞
キブシの種子15個、節足動物外骨格少し、土砂多数、コインの右側にある黒っぽい糞を採集する。
3分の2以上が土砂であった。キブシが15個とほんの少し節足動物の脚の一部と翅の一部が混じっていた。土の一緒に土壌動物やキブシの果実などを漁ったようだ。
テン糞は堤川林道ゲート前の橋の上で拾ったものだ。今回、水洗いしていて確信に変わったことがある。それは、テン糞がたとえキブシの種子と果皮、果肉が大部分をしめようと土砂は出てこない。
しかし、タヌキ糞の場合は土砂がかなり混じるということだ。

これは、テンは林床に落ちているキブシの果実を探して食べているのではなく、木に干からびた状態でついている果実を食べているということがわかる。

テンとタヌキでは同じキブシの果実を食べたとしても、キブシの実が樹上か地上かで食べ分けているといえる。
これは、すべての果実において当てはまるだろう。
タヌキとアナグマ、テンとイタチ、あるいはハクビシンとテン糞の違いを自分なりに確信をもちたい。

自分なりに違いが判ってから、他の人にその違いを説明するための方策を考えれば良い。
違いを説明できない内は、まだ本当に判ったことにはならないだろう。

2012年4月11日水曜日

タヌキ糞から:鳥の足orトカゲの腹? Racoondog scats:Bird leg or lizard abdomen skin?

4月6日、土山峠・猿ヶ島で採集したタヌキ糞の内容物の水洗いによる分析です。
8:03
キブシの種子多数、1.5~4センチのシカ毛、
8:10
キブシの種子多数、ケンポナシ種子1個、不明果皮2個、不明種子2個、動物質、節足動物外骨格
9:10
キブシ種子多数、節足動物外骨格、鳥の足orトカゲの腹部の鱗のついた外皮?環形動物か腸のようなもの、鳥の翅の軸(標本にする)
9:59
キブシ種子多数、ケンポナシ一個、不明種子2個、鳥の足orトカゲの腹部の鱗のついた外皮?鳥の翅の軸の一部の一部3~5ミリ
この9時10分と59分のタヌキ糞の中には、トリの足のウロコ付き皮?orトカゲの腹のウロコ?付き外皮と思われるものと、トリの羽の軸?と思われる不明なものがでてきた。
それが下の写真である。 これらは何だろうか?
また、8時10分のと9時59分の糞には、不明な2種類の不明な種子が出てきた。
左の種子は一度アップしたものと思う。 
この日はテン糞も何故かテン糞は見つけられなかった。
タヌキたちは冬から春にとって彼らのお腹を満たすキブシの果実を相変わらず食べている。
さらに、蠢きだした土壌動物も林床に落ちているキブシの果実とともに漁っていることが分る。
上の写真はトカゲの腹部の皮それとも鳥の足の皮?
鳥の羽の軸のような物が出てきたが、これも分らない。
いずれにしても標本とした。
一昨日拾ってきた、テン糞とタヌキ糞の水洗いが楽しみだ。

昨日は、TCA専門学校の最初のクラスの授業だった。緊張して喉がからからになった。
今日は、慶應大の最初の授業だ。今日は学生たちが履修する授業を決めるので、35分ずつ2回に分けて行う。「動物行動学」の授業で、薬、商、経済、人文、他などの学生たちが集まってくる。

2012年4月10日火曜日

イノシシ毛はシカ毛にくらべると黒く堅い Wildboar fur is more black & hard than sikadeers.

4月7日にアップした
「これは誰が掘った?Who dung here?」
で採集してきた毛を覚えているだろうか?
これが泥浴び場からもってきた毛
これが手持ちのシカの毛 
今日、専門学校でイノシシを飼っているので、運動場の砂場に散らばっている
毛を拾ってきた。
もう、イノシシの毛は剛毛というよりも、感触は針金のようだ。
 色が黒っぽい、砂に埋もれていたせいか表面のツヤがない。
シカ毛とイノシシ毛を同じ場所に置いて比較した。
上:白っぽいのがシカ毛  下:黒いのがイノシシ毛

細いイノシシ毛(下の黒っぽい毛)との比較 
明らかに、シカ毛とイノシシ毛が違う。
これまで一番堅い毛だと思っていたシカ毛以上にイノシシ毛の方が断然堅いのだ。
しかも、これほど黒いとは、嬉しいくらい良く区別することができる。
これから、ヌタ場があっても毛さえ見つければ、イノシシ、シカ、カモシカの区別をつけることができる。


折られた枝 Two broken branches by black bear

昨日の丹沢は両足よりも両手で自分の身体を支えることが多かった。
で、昨夜は身体全体が疲れて8時半にはベットに入った。
案の定1時には目が覚めた。肩や腕がだるい。
今朝は、腕、肩、背の筋肉痛だ。
あんなに喉がカラカラになるほど緊張したこともなかった。
で、途中で水を飲んだ時にフト前を見ると途中で枝が折れている木がある。
しかも隣り合うようにして2本ある。
モミの木の後ろの左側に折れた枝の木がある。
クリック拡大
同じモミの木の右側に折れた枝の木がある。 
これらの枝だけ風で折れたとは思えない。
折れた枝は葉がしっかりついているので、落葉前だ。
クマが折ったものと考えた。
四足のクマでもこの木から落ちれば、そのまま谷底に落ちて死ぬだろう。
もちろん、これらの木のところまで下りて何の木か確かめてはいない。



2012年4月9日月曜日

堤川を詰める  Climb in the Tutumigawa valley.

明日から学校が始まる。
今日が春休み最後の丹沢だ。
昨夜から、今日は堤川を詰めてみることに決めていた。
林道終点から沢に下り、沢の流れに沿って歩き始める。
ハナネコノメが沢山ある。
とうとうまだ赤いポチポチがついているハナネコを見つける。
ハナネコが見えなくなるとヨゴレが出始め、ヨゴレがなくなるとムカゴになった。
このネコノメソウの仲間の僅かな高度による変遷は意味があるのかな?
堰堤があり、また、堰堤だ、堰堤があると回り込まなければならない。
これを回り込んで歩いていくと、
滝だ、滝の上に堰堤がある。
左側のザレているところから登ることにする。
結構な落差がある滝だ。5、6m位?
右岸のザレ場に取り付いたが、ここでニッチもサッチも行かなくなる。
仕方が無い。登ってきたから下りれるだろう。
ひゃー、見上げるのと見下ろすとでは感じがずいぶん違う。
まず、ストックが邪魔なので落とす。ストックは落ちていく。
無事下りることができ、滝の右側から周り込むことにする。 
滝の右側から木の根をつかんで回り込んだが、
再び沢に下りることが難しいので、このまま斜面を登ることにする。
急斜面で、ザレているので、剥き出しになっている木の根をつかみ、三点ん確保しながら登る。
緊張感で喉がカラカラになり、4,5度途中で休んで水を飲む。
ようやくクマの爪と宮ヶ瀬尾根を結ぶ稜線に辿り着いた。
なんと林道終点からこの稜線まで3時間もかかった。
四つんばいで登っている時に、左手の手袋の中で違和感があった。
なんと、ヒルを潰していた。
今年初めてヒルにやられたことになる。
帰宅後もこの出血は止まらなかったが、今ようやく止まったようだ。
今日の歩いたコースだ。

今日のGPSの軌跡である。
歩いた距離は7.7キロだ。
しかし、アドレナリンがたくさん出た。
帰宅後、すぐ缶ビールを飲む。
テン糞、タヌキ糞も採集できた。

クマ糞はブナの実 Black bear scats consit of beechnuts.

昨日、水に浸けておいたクマ糞をもみほぐした。
もみほぐしたというのは固くこちこちになっていたからだ。
全て同じような木質部のもので、まるで木を粗くミキサーにかけたような感じ。
その一部
選り分けて良く見ると、尖った三角柱状のモノがある。
見たことがある。
下の部分だ。上の写真の左上にある。 
そう、ブナの実だ!
しかし、あの辺りにブナの木があったかな?
宮ヶ瀬尾根から少し湖岸林道側に下ったところにあったのだ。
昨日アップしたように落ち葉の上にあったのだ。
ブナの実は落葉後もまだ木についているのだろうか?
もし、イノシシがブナの実や他のドングリを食べると、さらに砕かれ、
土砂や土壌動物の外骨格もたくさん混じる。
クマ糞には土砂が混じらないので、落下した実は食べていないと考えられる。

2012年4月8日日曜日

クマ糞だ! Black bear's scats

冬ごもり前の物と思われるクマ糞がたくさんあった。
先ず、宮ヶ瀬尾根から小尾根に入ったとたん、クマ糞だ。
落ち葉の上にあるが、かなり古くカチカチで堅い。臭いも無い。
種子状に見えるものがあるが不明なので一部ゲットしてくる。
上の糞の場所から12、3分下ったところで再び、
同じ内容物のクマ糞が三か所に散らばっている。
ストックの上の部分にあるもの。
 先ほどの内容物が同じだ。堅い!
これも同じ内容物だ。
これらの糞は、同じ日に時間をそう違わずに排泄したのだ。
気のせいか、最初にみた一番上の糞に比べて他のものは小ぶりだ。
親子連れのクマだったのか。今年は再びクマに会いたいものだ。
この糞内容物を水に浸けたが、堅くカラカラなので浮かんでしまう。
崩そうと思っても崩れないのでペットボトルを半分に切った中に水を容れそれに浸した。
枯葉が落ちてからクマが食べたものは何なのだろうか?

ハタネズミの食痕? Stick gnawing by vole

これは、一昨日の猿ヶ島からの宮ヶ瀬尾根で:
モミの枝が折れ落ちているところから2mくらい離れたところに
このように葉だけがまとまってある。掻き集められているようだ。
上の場所と3、4m離れたところにもモミの葉がまとまってある。
だれが、掻き集めたのか?
食痕だと思い、この針葉が採られた小枝を探したが見つからず。 
実は、4月2日にも同じようにモミの針葉がまるで、誰かがそこに葉を集めたようになっている。
この時は、リスがマツボックリの種子を食べた後には、エビフライと剥された鱗片がまとまってあることから、リスがモミの針葉の付け根を食べた痕だと考えた。
しかし、周りには食べかすの小枝が見つからない。
上を見上げたらモミの木が枝を広げていて、どの小枝が落とされたのかわからない。 
これはリスのしわざだという目論見をもって、この2,3日間、
Mark Elbroch著のMammal tracks & sign という北米の動物たちの本と、
Preben Bang and Preben Dahlstrom著のAnimal tracks and signという欧州の動物たちの本で、
針葉樹の葉の食痕の写真が載ってないか探しておりました。

ありました。下の本のp117にconifer(マツやモミなどの針葉樹)の小枝の樹皮を食べるヤツがいるんです。その時に葉が食べたところでまとまって落ちているんです。
ぼくがバカなのは、葉の根元を食べたのだろうと想像していたために葉がむしり取られた状態の小枝を探したので見つからなかったのです。
その小枝の樹皮を食べた後は、小枝が楊枝のようになっていることに気が付かなかった。
上の写真を拡大してみたがそのような物はみつからない。
あ!この食痕を残したのは本によるとハタネズミ君です。

いよいよ今週から新学期が始まる。
新年度の新学期の最初のクラスの授業はいつも緊張する。
どんな学生たちだろうと教える方も不安がいっぱいだ。

カモシカとシカの樹皮食いの違い The differences of bark gnawing between deer and serow.

先日の猿ヶ島往復で、カモシカとシカの樹皮食いの歯型の違いが
明らか過ぎるほど明らかだった。
下の食痕を見つけた。これは誰が齧った?
左側に下顎の切歯をあててぐいぃーっと噛み取ったのだ。
4本の切歯の跡が明瞭だ。
立木対して首を曲げて噛み取ったことになる。

下のは強風で折れて、落ちているモミの枝の樹皮を齧り取っている。


下顎の切歯を上にあてて、こちらの方に齧ったようだ。
歯が入った方が深く切れ込んでいる。
歯が滑ったような齧り方になっている。
コヤツが樹皮食いするとこうやって歯が滑ったような食痕になる。
切歯が幅広いので、どうしても滑ってしまうのだろう。
どちらの食痕がカモシカかシカかは明らかだ。
そう、上がカモシカで下のがシカだ。
立木をシカが樹皮食いをした以前撮った写真が見つからず。

無駄なカエルの卵塊 Useless frog's eggs

一昨日の土山峠の湖岸林道で:
動物たちはの生活は謎だらけだ。
卵を何千と産んでそのうちの1パーセント以下でも親になってくれれば万々歳という生き方をするものたちもいれば、ほの少数の子供を産んで大事に育て上げるものたちもいる。
アジア・アフリカ産のサルたちは一度に産むのは1頭だけだ。ヒトのように年子を産むことができてたくさん子孫を残せるものもいれば、チンパンジーのようにアカンボウが離乳するまではオスを受け入れないので、4、5年に一回しか出産しないものもいる。

背にほんの少数の卵を乗せて大事に育て上げるカエルもいれば、
このカエルのように大量の卵を産んで一匹でも育てば良いというようなものもいる。
しかし、そうであってもすぐ乾くような道路に産むことはない筈だ。
水場はあるし、何と言っても宮ヶ瀬湖はすぐそこだ。

ヤマアカガエルはこの卵塊を産むために使った栄養分は如何ほどのものだろうか?
卵黄は栄養分のかたまりだ。
しかも、他のタンパク質を含めてどれほどのエネルギーを必要としたのだろう。
カエルの体重や寿命はわからないが、これだけの卵塊を産むメスは
どれほどエサを食べたのだろうか?
産んだ卵塊の大半は無駄である。
が、生き残って世代を重ねるヤツが出てくるかもしれない。
かれらにとっては効率の良くないこと、無駄が大事!

ぼくらヒトも無駄に満ち溢れている生き方をしてきて進化してきたんだ。

(ここはわずかだが生き残っている。しかし、明日も晴れなら、干上がる)
土山峠の林道に入る橋の側に咲いているウグイスカグラ 
ニシメガネザルさんにヤマアカガエルだとコメントをもらえなければ、
話しは違ったかもしれない。
ニシメガネザルさんにあらためて感謝!

ネコノメソウの仲間とユリワサビ

一昨日は、沢に下りて楽しんだ。
ヨゴレネコノメ
これは、ムカゴネコノメと思い一株引き抜いてムカゴの有無を確かめようと思ったが、抜けずにあきらめた。
 

図鑑で見てもどうも絵合わせではダメ。
で、先日、湯河原で野生生物探検隊の皆さんと撮ったムカゴネコノメを思い出し、見比べる。
ムカゴネコノメだ。まだまだ修業が足りない。
実は、沢に下りたのは、お昼のインスタントラーメンに容れる山菜を探すタメだ。
ユリワサビが清楚な花を咲かせていたが、摘み取ることは辞め、
とうとうインスタントラーメンを食べることも諦めたのだった。 
ユリワサビはあのワサビと同じワサビ属だから、たくさんあったら、
摘み取って、一夜漬けにすると美味しいだろう。
あるいは、サラダ菜の変わりにもなるだろう。
東丹沢は沢も斜面の土砂の崩壊で、沢沿いの植物たちが困っている感じだ。
苔むした沢で思う存分ウワバミソウやユリワサビを摘めるような沢は、少ない。
丹沢の山を斜面も尾根もブッシュでおおわれる山に戻したい。