今年はネズミ年なので、しばらく齧歯目の骨についてアップしたい。日本に生息する齧歯目はヌートリア科Myocastoridae、リス科Sciuridae、ヤマネ科Gliridae、ネズミ科Muridaeの4科である。齧歯目は上下の切歯が無根であり、上下の犬歯がなく、前臼歯が1か0であり、臼歯は3対だ。
移入種のヌートリアは大阪以西の中国地方に生息するだけだが、これらの頭骨(死体)を見つけた場合、これら4科の頭骨での同定は簡単だ!ヌートリア科は、頭骨基底長(全顎骨の先から後頭骨)まで10センチ以上あり、しかもガッチリした骨をしている。さらに、下眼窩孔(図1の←の部分)が眼窩と同じくらいの大きさをしている。
移入種のヌートリアは大阪以西の中国地方に生息するだけだが、これらの頭骨(死体)を見つけた場合、これら4科の頭骨での同定は簡単だ!ヌートリア科は、頭骨基底長(全顎骨の先から後頭骨)まで10センチ以上あり、しかもガッチリした骨をしている。さらに、下眼窩孔(図1の←の部分)が眼窩と同じくらいの大きさをしている。
図1.ヌートリアMyocastor coypus(岡山県高梁市産)右側面
図2.ヌートリア上面から
ヌートリア科はリス科と違ってネズミ科やヤマネ科のように明らかな後眼窩突起がない。
図3.ヌートリア底面から
歯の太さも直径5ミリ以上もある。そのような齧歯目は日本にヌートリアを除いて生息しない。
歯式は1・0・1・3だ!
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