20日の丹沢実習の続き:
20日に拾ったテン糞から出てきた集合果は下のFig.1やFig.2のようなものであった。
始めは「ん?ヤマグワの実?」と思った。
でも、違うとすぐ思う。ヤマグワの集合果の場合は果柄が必ず付いている。
種子を乾かしてみるとこれはモミジイチゴの種子(Fig.3)だと判った。
Fig.1 テン糞②から出てきた集合果と種子
Fig.2 テン糞⑨から出てきた集合果と種子
この種子は乾かす前はまだ柔らかく、ピンセットで摘まむと潰れてしまいそうだった。
しかも、濡れているときはプックリして下のようは種皮の文様など見えなかった。
乾くとモミジイチゴ特有の文様が種皮に現われた。
Fig.3 集合果の中のモミジイチゴRubus palmatus種子
Fig1のテン糞②から出てきた集合果とFig.2のテン糞⑨から出てきたものと色が異なるのは、
種子の形状は変わらないので、糞が排泄された経過時間によるものだと考える。
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