今日は専門学校の体験入学というのがあった。
野生動物保護専攻を希望する高校生は一人もいなかった。
しかし、思わぬ学生がやってきた。
先生という声がするので、振り向いて見たが覚えのある顔ではないと思った。
今年2年生になるMさんだったのだ。
もう一人の女性は妹だという。
ネコとモルモットのペットも一緒だ。
彼女は春休みで実家に帰っていて地震と津波で家や、牛、馬、豚を失ったそうだ。
実家は福島第一原発と第二原発の間にあるという。
下は計画停電中のランタンとロウソクの灯りの比較
彼女を始め見知らぬ人と思ったのは、それだけ彼女の顔が変わっていたことによる。
地震の時、すぐ父親は「高台に避難しろ!」と皆ですぐ逃げたようだ。
津波の第一波がきて、津波が引いて行ったので、彼女は物を取りに家に行こうとしたが、家や家畜たちは流された後だったようだ。
今日は、お金を2千円くらいしか持っていなかったのであげられなかった。
明日も専門学校なので、お見舞金を少し渡そう!
彼女いわく「お嫁にいけないスタイルでしょう!」
彼女と妹は学校の寮で一緒に住み、祖母たちは栃木、お母さんは柏市の親類へ、お父さんは地元に残っているようだ。
何はともあれ、身近に今回の被災者がいて、その話しを聞いて言葉もない。
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