ダイコンソウの花が咲き始めた。
毎年、真夏に枯れたダイコンソウを引き抜き、束ねて乾燥させて、タネを採り、秋に蒔く。
しかし、昨年は暮れになって採種したタネを蒔き忘れていたことに気がついた。
しかし、こぼれたタネが11個あったのだろう。
と言うよりも余りにも背丈が低いので採り損ねたのだろう。
11本の子苗から花が咲き始めた。
10本は硬い土の上から出ている。
他1本は鉢にこぼれたタネがあったのだ。
この鉢(下の写真)は日向に置いたので、たくさん花をつけている。
キンシコウの冬の調査が終わり、ちょうど今頃の季節、
秦嶺山脈の山麓は「桃源郷とはこんな景色」とも思えるような山々の景色になる。
桃、桜、白やピンクのヒメリンゴのような花々が山の斜面を多い。
うっとりした気持ちにさせられる。
林床には、特に山道や畑の中の道沿いには、タチツボスミレを含むスミレの仲間が絨毯のように咲き乱れる。特に、このダイコンソウは三国時代の蜀の国の軍師、諸葛孔明の名、ショカツサイという名があるように、この秦嶺山脈に似合っている。
ちょうど10センチくらいの草丈で可愛く散らばっている。
我が家にあるダイコンソウは連れ合いのお袋さんの福島の実家から貰ったものだ。
幸い、福島の方は山の方なので、今災害には被害が無かったようだ。
このダイコンソウもそうだが、海外の野山で日本にあるものと同じ植物に出逢った時は、初恋の人に出逢ったかのような気持ちなり、いとおしく思う。
花や植物には郷愁をそそるものがあるようだ!
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