「特定秘密保護法反対」

「特定秘密保護法」、「集団的自衛権」に反対します。憲法第9条をしっかり守りましょう。教育勅語の教材活用は間違いだ!

自由であっても、他人の生まれ、身体、性別、年齢、故郷、風習、宗教、民族、国を差別する、小馬鹿にする、冒涜するのは許されない。

原発不要・核廃絶


2018年9月9日日曜日

秋が来ている It has been autumn season.

台風21号が去ったが、風が強い。部屋に取り込んだラン鉢を庭の木に枝にぶら下げた。が、この風の強さでせっかく伸びていたファレノプシスの花茎も折れ、カトレアの花や蕾も傷ついてしまった。でも、この風の下で晩秋までしっかりした株に育ってもらいたいので、そのままにしている。
庭は、今夏の暑さと草むしりをしなかったので、草木は伸び放題だ。抜いても抜いても出てくるアマチャヅルやヘクソカズラの間からタイワンホトトギスが伸びて咲いていた。

 梅ノ木の下のムラサキシキブの実もたくさん色付いている。これはおそらくヒヨドリが種子を運んできたものだ。ちょっと狭い庭を我が物顔に細い枝を広げ過ぎている。

今朝は6時から我家の近くを走る線路沿いを散歩だ。歩き始めは身体全体が堅くて節々が痛い感じだが、15分くらい歩いていると調子が出てくる。1時間くらい歩いて帰宅し、すぐシャワーを浴びて、7時45分から始まるNHKの自然のアルバム?を見る。今では、この番組がぼくが一番好きな番組である。日本各地の野や山や海岸の草木や動物たちが美しい映像となって流れる。家族の誰にも邪魔されないように、熱いインスタントコーヒーを飲みながら楽しむ。
虫や小鳥の声が聞こえないと解かったのはこの番組を見ていてだ。画面で鳴いている小鳥の声や虫の声、流れているせせらぎの音が聴こえない。でも、今はもう大丈夫。高い周波数が聴こえるように調整してもらった補聴器を耳に入れながら番組を見ている。
どうして、歳をとると心を和ませてくれる小鳥の鳴き声などの周波数の高い音が聴こえづらくなるのだろう。歳をとるということは一つ一つの生理的機能が衰えていくことだとは理解しているつもりだが、、、、。いつまでも頭が今の身体の状態に付いて行ってない。

2018年9月6日木曜日

自然災害列島の日本 Japan of the natural disaster archipelago

台風21号が過ぎ去って、まだ強風が残っているのに苫小牧、室蘭、千歳、札幌、小樽などの道央で震度6の地震だ。釧路の妹からラジオもテレビも停電で使えないので、どのようなことが北海道で起こっているのかわからなくて不安だとメールがきた。それでも、今はスマホがあるのでそこから情報を得ることができる。
停電なのでメールの遣り取りは向こうのスマホの充電容量を減らすので、連絡を止めた。
苫小牧・札幌周辺には高校の同級生たちがたくさんいる。連絡をしたいが、しばらく落ち着いてからにしよう。

我が日本列島は、地震、落雷、津波や高潮、火山噴火、台風の暴風や豪雨、梅雨時の集中豪雨による堤防の決壊や土石流や山崩れ、冬季の豪雪、最近は強風や竜巻被害、そして35度を超す暑さがある。

日本に住んでいる限り、どこでどんな自然災害や自然災害に伴う人為的災害に遭うかわからない。

ぼくは、葛西の学校へ出かける時も軽登山靴を履き、方位コンパスや水がはいった小さなペットボトル、飴数個常時持ち歩く、財布の中には補聴器の電池1個と、降圧剤が入っている。
東京で、災害に遭って電車が止まった場合でも一人でも瓦礫の上を歩いて帰って来るための用意である。

我家は幸い、自然災害に遭うとしたらならば地震、落雷、暴風・竜巻くらいだろうか? いずれにしてもいつどこで災害に遭遇するかも知れない。その備えだけはしておきたいものだ。

2018年9月3日月曜日

急に秋に? It has become autumn abruptly?

高取山往復で、長い距離を歩けることが分かったので、引地川沿いを散歩した。
水田の稲穂は頭を下げ始めていた。根もとは水に浸っており、見つけたら捕まえようと思っていたアマガエルはもうすでに移動したようで、一匹も見つけられなかった。
もうかなり実ってきた稲穂

水田の雑草と呼ばれるオモダカが至る所で白い花を咲かせていた

シオカラトンボが飛び回り

シオカラトンボのメスのムギワラトンボかと思ったが、違う。
アカトンボの仲間だ。

畔近くに綺麗な黄色の花がいっぱい

アカネ科のヒレタゴボウ
まだ、完治と云う訳ではないが、あまり足裏や足首に痛みを感ぜずに歩ける。凄く嬉しい。それにしても、寒いくらいの涼しさだ!30度以上の気温に慣れた身体には、急に秋になったような感じだ!

2018年9月2日日曜日

アナグマとテン糞に共通する内容物は? What is the same contents in the faces of badger and marten?

一昨日はアナグマ糞1個、テン糞3個を拾ってきた。
登山道を歩いていて、ある木の実が落ちていたので、恐らくアナグマもテンも、あるいは見つけられなかったが他の食肉目の動物たちも、この果実を食べているだろうと考えていた。

大棚沢駐車場から高取山往復のルートと糞の位置

アナグマ糞
ヤマボウシKousa Dogwood Benthamidia japonica種子・果皮、土砂
(上の糞塊の一部を採取)

テン糞1
ヤマボウシ種子1個・果皮
(葉の下の大きな糞塊を採取)

テン糞2
ヤマボウシ種子3個・果皮

テン糞3
ヤマボウシ種子8個・果皮、膜翅目翅・肢
アナグマ糞も3個のテン糞もヤマボウシBenthamidia japonicaの種子と果皮で占められ、テン糞3に恐らく1匹のハチの仲間を食べたであろうと思われる翅と足が入っていた。
登山道には、ところどころにヤマボウシの実が転がっていたり、ヤマボウシの中身の無い果皮だけが落ちていた。アナグマは林床に落下している果実を漁り、テンはヤマボウシの木に登って果実を食べたものと考えられる。それは、アナグマ糞には土砂が混入しているが、ヤマボウシ糞は土砂が無いからである。
今春はヤマボウシの花がたくさん咲いていたから、多くの果実が実ったことだろう。動物たちはしばらくはヤマボウシの実食いが行われるだろう。ヤマボウシの次は何を食べ始めるかな?

2018年9月1日土曜日

猛暑の中の山登り! Mountain climbing in the intense heat!

昨日は、猛暑の中の山歩きだった。
左足首の調子が腱を伸ばすストレッチによって改善されてきたので、
意を決して丹沢に行くことにした。
距離が短くても山に登ったことを満喫できる仏果山を選んだ。
大棚沢駐車場に車を置き、車から離れたのが6時半、左足首を気にしながらバス通りを渡り、登山口のコンクリートで作られた階段を登る。
アマゾンで新しく買ったストックの片一方が2段目の締めが利かず。あんなに時間があったのに、調節を確かめもしてこなかった。
7:03 ハイイロチョッキリが落としたコナラのドングリ付き小枝が落ちている。
ゆっくり、ゆっくり歩く。沢から吹き上げてくる風が気持ちが良い。確か土山峠付近の案内では気温22度Cとあった。
ゆっくり、ゆっくり、時々立ち止まりながら歩く。
が、ヒルが見当たらない。
7:21 山の神様の祠だ。10円玉一つが置いてある。

祠を過ぎて、朝日がこぼれる平らな道を歩いていると、山側斜面にアナグマが掘った跡がある。
恐らく1時間前にはこの場所で穴を掘っていたのだろう。
スギの木の下を掘っている。
何か美味しそうな臭いでもしたのだ。
7:25 アナグマが掘ったばかりの穴だ。
穴の中を除くと糞だ!排泄するためだけにこの大きな穴を掘った訳ではないだろう。掘り終わった後、ウンチをしたのだ。
きっと、このような穴だと、アナグマはウンチをしたくなるのだ。

マークとしてのヤブムラサキの葉とコインを置く。もちろん、ゲットだ!
しゃがむだけで汗が噴き出てメガネが曇る。

7:39 テン糞だ!マークにアセビの葉を置く
アナグマ糞とテン糞を拾い、嬉しくなる。

7:43 モミの実が沢山、落ちている。風で落ちたならこんなまとまりはしないだろう。リスだ!リスが種子を食べようとしたのだ。

7:53 おー、またテン糞だ!マークとしてオオバノイノモトソウの葉を!

8:09 不思議なキノコ

8:13 地面から出ているサルノコシカケ状のキノコ(調べていない)

8:18 少し古い、乾いたテン糞だ!マークとしてシキミの葉

8:27 ラッパのようなウスタケだ。食べられるが採らなかった。
この頃はぼくにとって美味しいキノコしか採らなくなった。
もう、この頃は汗が噴き出るので、シャツは汗で濡れている。

9:01 高取山展望台からの宮ケ瀬湖と焼山方面

靄っている大山

宮ケ瀬ダム

9:08 シャツの方から胸が汗で色が変わっている

高取山の山頂付近にあったアキノキリンソウを小さくしたキク科の花

山頂のベンチに座って朝食としてのパン1個を食べる。久しぶりの山歩きというか、この1ヶ月駅までの往復以外は殆ど歩いていないので、もう、バテバテの疲労困憊だ!仏果山に行くのは諦める。
足首や足裏の痛さは気にならないが、戻ることにする。
帰路の宮ケ瀬越まで随分長く感じる。
ゆっくり、足を下ろすが体重増加のため、両膝が悲鳴を上げている。
9:39 ホコリダケの幼菌だ!

今回の高取山は真夏なのでかなりヒルがいるだろうと思って覚悟してきたが、とうとう一匹も見当たらず、足にも付いていなかった。
蚊と同じように30度を超すような猛暑だとヒルも活動できなくなるのだろうか?
ミンミンゼミの声を久しぶりに聴き、暑かったが久しぶりの山歩きを満喫した。往復5キロの登り下りを4時間半もかけたのだ。

2018年8月19日日曜日

涼しくなってきた! It's getting cool!

一昨日から急に涼しくなってきた。
昨朝から長袖、長ズボンに靴下を履いた。
左足首をこじらせてもう半年近くなっている。
しっかり、痛みが治まるまでは丹沢行きはもちろんのこと散歩も控えている。駅まで行くのに通常なら3,4分のところを7,8分をかけて痛くならないようにゆっくり歩いている。
そんな訳で、この暑さの夏も終日家に居るので、ストレスが溜まり、
鬱的になっていた。
が、行方不明になった2歳児を発見救出した尾畠春夫さんのニュースで、気持ちは軽やかになり、早く尾畠さんのように山の中を歩き回れるような足を取り戻したいと思うばかりだ。

夏休みに入ってから、毎日、イタチ、ノウサギ、ネコ、ラットなどの橈骨・尺骨、脛骨・腓骨を眺めて時間を潰したり、塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでいる。
庭のカトレアの花

あの暑い夏はもう来ないのだろうか?
今夏は、今まで我が部屋と寝室のエアコンは一度も入れていない。連れ合いは「我慢していると死ぬよ!」などと云うが、エアコンの効いた居間に行くのは食事やコーヒーを飲む時だけだ!昨日からは、流石に居間の窓という窓は開け放されている。
今朝も高原の朝のようなひんやりした気温だ!

庭のウメの木に吊るしているカトレアの花が咲いている。このカトレアは温かければ新芽が伸びるので、四季を問わず咲く。

今日は、これから専門学校のチャレンジキャンパスだ。「骨格標本から学ぶ!」というテーマを与えられているので、ネコ、ノウサギ、タヌキなどの骨を持って行こう!何人くらい高校生が来るかな?

2018年8月11日土曜日

呑み方  How to drink in the drinking party.

昨日、専門学校のチャレンジキャンパスの後、東京八重洲中央口で卒業生たちと待ち合わせ、居酒屋に行った。
待ち合わせ時間まで1時間くらいあったので八重洲の地下の洋酒酒場でウィスキーとビールを飲んだ。どうも、それが後で効いたようで、帰路の電車は何故か小田原の手前まで気がつかず戻る羽目になった。
専門学校で飼われているカピパラを檻の鉄柵越しに撮る

このクラスは仲が良く、何かと皆で会っている。
山登りやキャンプなども皆で行っているようだ。
居酒屋で

ぼくは、一人で家で飲む時や、旅行などで一人で飲むときは缶ビール1、2本か好きなウィスキーならダブル1杯くらいが良いところだ。
それが、呑み会となると羽目を外して飲んでしまう。
特に、愉しい呑み会はピッチが速くなる。
連れ合いは「学生の頃の飲み方の癖がそのままだ」と云う。
が、余り楽しくない呑み会は早々に切り上げてしまうことになる。

飲んで酔っ払って、階段から転げ落ちて顔面陥没や肩鎖関節脱臼などの怪我をしているにも関わらずまだ同じような飲み方しかできない。
その原因の一つは、場を盛り上げようとする気持ちが出てきてしまうので、それを抑えられるようにしたい。
是非、歳に応じた落ち着いた飲み方を心がけたいものである。

2018年8月6日月曜日

この暑さでも電力は足りているの? We have enough electric power in this hot summer?

7月から酷い暑さである。
各放送局はエアコンを終日つけっ放しにすることを勧めている。熱中症で屋外で亡くなる人よりも、屋内で亡くなる人の方が多いようだ。
電車に乗るまでに駅まで歩くだけで、買い物するのにスーパーに行くまで、暑さに耐えて外出することになる。
それもあって、気象庁はエアコンをつけて、不要不急の外出は避け、涼しい室内での生活を勧めている。

つい昨年まででなかっただろうか?節電することが誰もが持っている常識だった。
大学などの学校でも、市役所などの公共施設やデパートや電車でもできるだけ明りを消し、廊下なども薄暗かった。エレベーターも3階までなら使用しないという暗黙の約束事だった。

それが、今年は、エアコン以外の事は分からないが、終日エアコンをつけることが奨励されている。
電力事情の事なんかマスコミも言い出していない。
原発の稼働がストップしているにも関わらず、この暑さで全国でエアコンを使っていても電力不足にならないのだ!
ソーラーや風力や水力、その他の自然エネルギーの利用による発電が増えたのだろうか?
何故、電力の事については話しが出てこないのだろう?

2018年8月2日木曜日

池袋のサンシャイン水族館  Sunshine Aquarium in Ikebukuro

昨日は、北千住の病院に入院している叔母の見舞いに行ったあと、釧路から出てきた妹の要望で連れ合いと3人で池袋のサンシャイン水族館の魚たちを見てきた。
午後5時過ぎからの見学であったが、大勢の人たちで賑わっていた。
子供よりも熱心に見ている母親、互いにしっかり寄り添う二人連れ、時間をかけてそれぞれのカエルや爬虫類の写真を撮る女性、ベンチに座って水槽全体を見ている疲れた様子の人たち。
 水槽の中で、腰につけた容器からほんの少しの餌を取り出し、魚に餌をやったり、撫でたりしている飼育人の女性がいた。
この水槽の前は大勢の人たちが座って見ており、注目は水槽の中を優雅に静かに魚のように移動する女性だ。その姿を水槽のガラス(or特殊プラスティック)に顔を付けて見ている子供たち。
 「タンガニーカ湖の魚」と表示された水槽があったが、ぼくが、釣ったり、買って食べたりした魚は見つけられなかった。
日本の河川や近海の海に生息する魚からオホーツクの海にいるクリオネから熱帯の海や淡水の魚まで展示されていた。
ぼくは水槽の掃除や魚を含む動物を飼う技術が大変だと云う思いで見ていた。
帰路は、池袋から戸塚まで湘南新宿ライン快速に乗って帰ってきた。

2018年7月31日火曜日

鳥は首だけ動かすことができるー鳥の胸椎  Bird can move only the neck-Bird’s thoratic vertebra

この2、3日、以前知人から貰って骨にしたメジロとホオジロを見ている。鳥類の骨は哺乳類のものと似ているようで違う。
胸椎はほぼ一つに合体し(図3,4)、腰椎や仙椎、寛骨も一つになっている(図1)。
哺乳類でも老齢化した個体の仙椎や寛骨が癒合・合体している場合もあるので、そう不思議でもない。
図1. メジロの複合仙骨 腹側から
図2.メジロの複合仙骨 背側から

一つになった胸骨は竜骨突起となって張り出して、内臓全体を受け止めている(図2、3)。 
 図3.胸骨 左側面から
図4.胸骨 底面から
鳥の前肢は羽根となって飛び回れる。
ここで、興味深いのは、首の骨の頸椎は一つ一つバラバラでハトの12個からガチョウの18個まである。
しかし、「胸椎(ハトの7個からガチョウの9個)は一つに癒合し」、さらに、最後の胸椎と全ての腰椎、全ての仙椎と数個の尾椎が癒合し、さらに寛骨も癒合して複合仙骨(図1,2)となっている(加藤嘉太郎著 家畜比較解剖図説 養賢堂)。

と書かれているが、メジロやホオジロの胸椎は一個一個離れている。これは晒骨する時に壊してしまったのだろうか?
どうも、ハトやニワトリのような大きさの鳥は胸椎は一つに癒合しているようだが、小鳥は癒合していないのではないだろうか?
標本がホオジロとメジロだけの2個体分だけなのでなんとも云い難い。

哺乳類は、首、背、腰を前後左右に動かすことができるが、鳥類は首と尾だけに可動性があり、他の椎骨は固定して動かすことが出来ないのだ!

2018年7月27日金曜日

天昭山サルの会 A group of the Tenshouzan-monkey

昨日、横浜東口地下の崎陽軒「アリババ」で天昭山サルの会の食事会があり、ぼくを含めて7人が集まった。
奥湯河原のバス停から来た道を10分程登っていくと、広河原にでる。道をそのまま進むとパークウエー道路となる。天昭山神社に行くには、橋の手前で右に折れ曲がる。藤木川に沿った道はまもなく舗装が消え、轍がついた山道となる。左にぼくらが大堰堤と呼んでいる砂防ダムが出てくる。そこをそのままやや右にカーブする道を進んでいくと道は急に左に曲がり長さ5,6メートルの橋を渡る。ここから慎重に坂道を登り右に曲がる。まっすぐ行くと藤木川の谷底に落ち込むことになる。
平らな道を行くとすぐ車10台は停められそうな砂利が敷き詰められた駐車場となる。簡易トイレがある。
ここで、車を置いて登ってきた正面を見ると天昭山神社の鳥居がある。
鳥居をくぐって、踏み分けられた道を登る。すぐ開けた場所にでる。そこは、砂防堰堤に土砂が堆積した所であり、かって「天昭山野猿公苑餌場」があった場所だ。
さらに杉林の中の細い山道を登っていく。道は藤木川に沿ってつけられており、木漏れ日の中を歩くのでハイキング気分を味わえる。時季によってはミソサザイの甲高い声が耳にとび込んでくるだろう。
この辺りは斜面の崩壊が激しいので注意も必要だ。再び薄暗い杉林に入るとすぐ丸太の橋だ。ここで藤木川と別れ、杉林の中のつづら折りの道をフウフウ息を吐きながら10分程登ると、正面に天昭山神社が現れる。
半世紀前にこの神社の境内にサルの群れ(天昭山の群れからT群と名付けていた)が餌付けられていた。
この神社には堂守の夫婦がいて、小麦やサツマイモを餌としてサルたちに与えていた。
ぼくらは、境内にテントを張らせてもらって、サルを観察し、サルが移動するとサルを追って山を歩き回った。
「天昭山サルの会」はこの奥湯河原でサルを追ったことがある人たちの旧交を温める会である。

2018年7月23日月曜日

アブラゼミ  Large brown cicada

玄関の前のタタキの上に落ちて翅をバタバタさせていたと連れ合いがぼくの部屋に持ってきた。見るとオスなので、カーテンに捕まえらせて撮り、そのまま庭に放り投げた。が、なんと飛び去ることができず庭の地面に落ちてしまった。
この暑い中で鳴いていたのだろう。が、我家に庭ではまだ今年一度もセミが鳴いていない。
沢山鳴かれるとウルサイものだが、その鳴き声が聴こえないのも寂しい。
昨日から今朝も9月の専門学校用の試験問題を作っていた。
暑くても山に行きたい。が、いくつかの事情があって足が山に向かない。今、お隣さんの方からアブラゼミの鳴く声が聞こえてきた。

2018年7月16日月曜日

コブシの虫こぶのような実 The fruit like gall of Kobushi magnolia

 今日は暑くなる前にと思い、散歩に出た。知人の家の近くを通って境川を越えて相鉄線の下飯田駅の近くまで行って戻ってきた。GPS上の距離は5.6キロだった。
帰路、湘南台公園の中を通ってきたが、出口近くのコブシの木にたくさん「虫こぶ」がぶら下っていた。コブシの枝先についているので、コブシエダサキフシな~んて云う名前かな?なんて思いながら戻ってきた。1個もぎ取ってきたので、それを見て「これは虫こぶなんかではない。実だ!」秋になって赤い種子が出ていると判るが、夏の状態はまるで虫こぶのようだ。割ってみると、中に赤い大きな種子があった。図1、図2の写真の丸く膨れている部分が一つ一つの種子だ!
図1 まるで虫こぶのようなコブシの実

図2 一つとして同じ形がない

図3 持ってきた果実を割ると赤い種子が出てきた

それにしても、どうしてこうも同じ実なのにリンゴやモモ、ビワのように同じ形の実にならないのだろう。それはケンポナシもそうだ。
コブシやケンポナシの子房の構造を調べたわけではないが、リンゴやモモとは違って複数の子房を持つのかな? 

散歩している時、気が付いた。左足首のアキレス腱部分が痛いのだ。帰宅後シャワーを浴びて触ってみると少し膨らんでいるようで、押すと鈍い痛みがある。慢性になってしまっているんだ。困ったもんだ!

2018年7月15日日曜日

三峰山のアナグマやテンの食物 The foods that a badger and a marten ate in the Mitsumine mountain.

今回の丹沢実習では、鳥屋待沢左岸の尾根を登っている時に3個のアナグマ糞を拾い、三峰山から30分くらい下ったところでテン糞を拾った。
下は、今回歩いたルートである。
地図 丹沢実習で歩いたGPS上のルート

拾ってきた糞を洗った。アナグマ糞はいつものように、洗っている時に泥が流れ、0.5ミリメッシュの茶漉しに残ったのは砂泥や腐葉砕片と土壌動物と云われるものたちの外皮や肢であった。
ただ、アナグマ糞2からは強風で落ちたサルナシの未熟な果実を食べたことが分かった。
図1 アナグマ糞1
砂泥、腐葉砕片、節足動物外皮

図2 アナグマ糞2
サルナシ種子・果肉付き果皮(1個分)、ムカデ肢

図3 アナグマ糞3
昆虫肢、砂泥、腐葉砕片

図4 テン糞1
大型甲虫外骨格・外翅・内翅・肢、砂泥

テン糞からは珍しく砂泥が少し出てきた。恐らく、甲虫を食べる時に砂泥もろとも飲み込んだと思われる。